アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

10本目。

2015-04-20 23:07:41 | くれい(映画)
9本だとキリ悪いので、
先月にIMAXなど、大陸で絶賛上映中だった『狼圖騰』。

狼と人間の友好を描いた話だけに、
「『トゥー・ブラザーズ』でトラと人間を撮った、
ジャン=ジャック・アノーにやらせたら面白くない?」
という冗談みたいな企画をホントに実現させてしまう、
今の中国映画界の勢いを感じさせる1本。
しかも、音楽ジェームズ・ホーナーって、やっぱ『タイタニック』好きだからだろ。

まったく予告のイメージ通りの裏切らない展開。
まぁ、主演がウィリアム・フォンじゃなければ観ないわな。


9本目。

2015-04-19 00:06:21 | くれい(映画)
ラウ・チンワンVSホアン・シャオミンの『暴瘋語』。

精神病系のテーマを扱うと、ある程度パターン化してしまうわけで、
『マッド探偵』な冒頭から中盤までは良かったものの、
今回もそれでしたか、のオチ。

出番は少ないながら、
しっかり金像奨の助演女優候補になってるパウ・ヘイチンはスゴかった。


8本目。

2015-04-18 23:50:16 | くれい(映画)
今年最大のヒット作であり、記録更新中の『五個小孩的校長』。

『6AM』以来、完全にあっち(影音使團)の人になっていて、
ホームレスサッカーな『流浪漢世界盃』や
『ナイトミュージアム』パクリの『翻生奇兵』などを密かに撮ってた
エイドリアン・クアン監督が、まさかの大復活。

恐ろしいぐらい直球の「週給4500元校長」の感動ドラマで、
ラストの「蛍の光」では涙の強要。
でも、『五福星』のチンケとマジメが共演。


7本目。

2015-04-18 23:38:22 | くれい(映画)
ようやく来ました『衝鋒車』。

ダニエル・リー監督作など、
これまで微妙な作品の脚本を書いてきた
ラウ・ホーリョンの初監督作。

オープニングがあまりにブッ飛ばしすぎて、
この先どうなるか心配だったが、とりあえず2015年を代表する1本にして、
『忘れえぬ想い』『ミッドナイト・アフター』に匹敵するミニバス映画。
あと、ジョニー・トーとコーエン兄弟が好きなのは十分分かった。


6本目。

2015-04-18 23:06:09 | くれい(映画)
キャリー・ン初監督&脚本&出演のⅢ級ホラー『花街柳巷』。

分かる人には分かる141(一樓一)マンションが舞台で、
キャリーがそこの元締め役という、なかなかの設定。
ヒロインは『微交少女』でデビューしたカヴィー・ホイ。

猟奇殺人犯は誰だ、という展開で、
それはすぐに予想つくのだが、
そこからさらに、さらにと、どうでもいい新事実が判明する
「脚本頑張りましたよ感」が嫌いになれない。


5本目。

2015-04-18 01:54:39 | くれい(映画)
本当は『念念』初日だったのだが
なぜか公開延期になったようで、伊能靜初監督作『我是女王』。

ウェブ小説原作だし、『小時代』ぐらいやりたい放題やってくれるのを
期待していたのだが、いろいろと問題がある作品に。

ソン・ヘギョ、ヴィヴィアン・ウー、ジョー・チェン(『いつか、また』のエキストラ女優)
の女子3人組は悪くはないが、
ヘギョ演じるヒロインが女優という設定が恐ろしいほど生かされず。
つか、トニー・ヤンの役柄が明らかにおかしい。


4本目。

2015-04-18 01:40:59 | くれい(映画)
深圳に移動し、小林武史が『いつか、また』に続いて
中国映画の音楽を担当している『万物生长』。

中国版「ライ麦畑」と呼ばれている原作だが、
やはり『So Young』の劣化版のようにしか見えない。
つかハンギョンが役作りにしろ、やっぱりカッコよく見えないのは問題だ。
ただリー・ユー監督作なので、ファン・ビンビンはエロく撮られている。


3本目。

2015-04-18 01:26:01 | くれい(映画)
アンディ・ラウが行方不明になった息子を長年探し続ける
父親を演じる『失孤』。

バイクといえばアンディなのは、ジョニー・トーイベントでも語ったが、
今回はあくまでも息子捜索の移動手段でしかない。

女流作家の初監督作で、
ジン・ボーランとの疑似親子モノとなるのだが、ロードムービーとしてもモノ足りない。


2本目。

2015-04-18 01:08:34 | くれい(映画)
今月2日公開の中国大陸では1位になった
『狼牙~ライジング・フィスト~』に続く、
ウー・ジン監督&主演作『戰狼』が、
16日より香港公開。

公開規模が小さく、新寶チェーンなどは1日1回のみの上映だが、
なるほど、ストーリーがまったくつまらん。
「スゴいぞ、人民解放軍」なプロパガンダ映画の印象強いし、
スコット・アドキンスとのバトルも消化不良。


1本目。

2015-04-18 00:54:06 | くれい(映画)
今月も香港来たので、観まくります。

まだ日本公開の話が聞こえてこない
『UNBROKEN(非凡生命歷)』。

想像以上に、いい映画で驚き。
もちろん問題になってる描写はないが、
『生きてこそ』のような着地点だし、
学校で見せてもいいタイプの作品。

ただMIYAVI演じるワタナベ(『戦メリ』ヨノイ意識しまくり)が
ただのどSキャラにしか見えなかったのはどうかと思うが。。