アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

マイケル。

2005-07-31 01:51:10 | くれい(その他)
あまりお客が入ってない、『アイランド』。

マイケル・ベイといえば、
『アルマケドン』『パールパーバー』の監督というより、
『バッドボーイズ2バッド』で
『ポリスストーリー』の九龍城カーアクションを再現した男。

ジャッキー好きに違いないと思っていたら、
中盤、主人公2人がロスの高層ビルから落下。
それも看板にひっかかりながらの『香港国際警察』ダイブ!
その後、クローンとホンモノが再会し、
ドタバタの末、鳩が飛ぶ倉庫で対決。
ジョン・ウーなシチュエーションでの『ツインドラゴン』!

いいヤツだとは思うが、これってドリームワークス作品で、
マイケルはスピルバーグから脚本を読むよう薦められたのである。
じゃ、ジャッキー主演で撮れよ! 
ドリームワークスも『タキシード』なんて安易な企画じゃなく、
こういう大作やれば、よかったのに。

評論家。

2005-07-31 01:11:34 | くれい(その他)
昨晩、筒井康隆原作の『俗物図鑑』を観に行った。

ガイキチ評論家ばかりの事務所「梁山泊プロ」が舞台の
この映画の初公開は1982年。

STUDIO200といえば、
香港映画講座のメッカだが、
オレにとっちゃ、『俗物図鑑』のプレミア会場。

さらに、主演の平岡正明といえば、
香港映画評論の第一人者だが、
オレにとっちゃ、『俗物図鑑』の接待評論家(すげーヘタ)。

サブカルなんて言葉がなかった時代のサブカル映画。

「どうせ三十年経ったら、またどこかでこの続きをやるんだからな」
という主人公の息子のセリフで幕を閉じるのだが、
初公開から23年後(原作から33年)の現在に観ると、
とてつもなく意味深に聞こえる。

ネットじゃ誰もが評論家と化し、
気づけば、自分も映画評論家を名乗っていた。
写真は、文芸評論家(四方田犬彦)VS反吐評論家(山城新伍)

ちなみに、次号の「この映画がすごい!」は80年代特集。



コミックの映画化。

2005-07-29 19:29:01 | くれい(その他)
死のお盆進行中。。。

そんなときに、イレギュラー仕事。
『タッチ』パンフ用の対談の仕切り。

あだち充先生と犬童一心監督。

担当者さんによると、
『猟奇的な彼女』パンフでの
チャ・テヒョンのインタビューを気に入ってくれて、
声をかけてくれたよう。
ま、どちらの映画も作家のベクトルは同じだ。

でも、とにかく実写版『タッチ』である。
『イニD』のしげの先生取材には立ち会ってないが(あれも大変だっただろう)、それ以上の“何か”を感じる。

それも、あだち先生が試写室から直行での取材。
おまけに、取材中の取り巻きの数はアンディ・ラウ以上。
これまでにない、緊迫した空気に包まれていたことはお分かりだろう。


やるみたい。

2005-07-21 12:40:07 | お知らせ
今週末1時間ほど、石井氏と語ります。

7/24(日)
■日時 
PM1:30~4:30(1:00開場)
■場所
青山アイビーホールB1

香港文化交流会
NEXT CLUB HONG KONG
Vol.41
見て、聞いて、感じて、楽しむ 
Hong Kong Cinema Culture Time

≪今月のナビゲーター≫
◆石井恒&くれい響の
ジョイント・トーク◆
『この10年、香港映画、香港POPSを振りかえるトークショー』

北京土産。

2005-07-17 05:59:55 | くれい(その他)
いまさらながら、先週の北京土産を開封。
もちろん、『イニD』DVD(もちろん、ホンモノ)。

嘘みたいな話だが、大陸じゃ海賊版防止のために、
公開後1週間程度でDVDをリリースする。

これに伴い、香港の信和中心などで売られる、
現在の海賊版は劇場隠し撮りのヒドいものなんかじゃなく、
鮮明な画像のモノになる。
セリフは北京語吹替で、英語字幕などもないのも当然だ。
この現状に、黒い涙を流す『カナリア』のヒロインも困惑してしまうだろう。

まぁ、日本公開頃にはリリースされるであろう、
香港版DVDを買えば、ジェイの広東語&北京語を楽しめるのだが、
1枚15元(約195円)という、値段を考えれば購入はマスト!
おまけに、ヒット中の『龍[口甘]威2』も購入。

念のため、PCなら観れるPAL方式なので、
衝動買いにはご注意を!

ちなみに前も書いたが、映画館での入場料金は60元。
当日の新聞を見たら、なんと
北原佐和子が12年前に主演したVシネ『レディウエポン女豹』
(もちろん『赤裸特工』じゃないよ!)が上映中だった。
ex.パンジー・ファンとしてはダマっちゃいられなかったが、
そんな時間はない!!



最近の仕事。

2005-07-16 05:20:20 | くれい(その他)
最近手掛けた、イレギュラーの仕事をまとめました。

<発売中のもの>

「アクターズ・スタイル台湾 2005 SUMMER」(Bamboo Mook)
→ジェイ・チョウ&『イニD』上海イベント・レポート

「アジアン台風」(にちぶんMOOK)
→『スター・ランナー』解説

「F4フィルム・コレクション2005(劇場用プログラム)」
→イントロ、ストーリー、プロフィールなど、編集協力

<これから発売するもの>

「ASIAN シネマ&テレビライフ」(学研ムック)
→F4会見&フィルムコレクション解説、『イニD』解説、
『ベルベット・レイン』解説、『カンフーハッスル』総論

『頭文字D/THE MOVIE(劇場用プログラム)』
→イントロ、ストーリー、プロフィールなど、編集協力
(チラシ・プレスにも流用)

『千年湖(劇場用プログラム)』
→スタッフ&監督プロフィール、イ・グァンフン監督に関するレビュー

*ここだけの話、上記の写真のようなバカシーンまでも網羅した、
『スターランナー』特集記事を作りたかった!!

結局のところ。

2005-07-13 01:59:47 | くれい(その他)
『イニD』問題。結局のところ、どうなのか?

日本の上映館で通常公開される、『頭文字D/THE MOVIE』。
音声は、全編日本語による吹替版。
サントラは、コンフォート・チャンによるオリジナル。
クライマックスに流れる挿入歌&エンディングに流れる主題歌は、
avex所属のアーティスト
(挿入歌は女性アーティストによるもので、主題歌はAAAによるもの)。

一部上映館で公開される、『頭文字D/THE MOVIE』。
音声は、全編広東語版(ジェイ本人も含む)。
もちろん、サントラはコンフォート・チャンによるオリジナル。
クライマックスに流れる挿入歌は「一路向北」で、
エンディングに流れる主題歌は「飄移」(どちらもジェイ)。

「まずは、(映画)俳優としての存在をアピールしたい」というジェイの意向と、
ギャガサイドの意向が合致して、このような結果になったようだ。
ハチロクは買いまくるが、大人だ。。。

それに関連して、CDがらみ。
avexからリリースされるサントラは、
コンフォート・チャンのインスト+avex所属のアーティストによる2曲。

となると、気になるのはソニーミュージックからリリースされる
ジェイの日本デビュー記念アルバム。
これに、「一路向北」「飄移」の2曲が収録される可能性が高い。




忘れるな!

2005-07-12 03:08:26 | くれい(その他)
『江湖』こと『ベルベット・レイン』(2004)の売り文句で
どうも、ひっかかることがある。

“『いますぐ抱きしめたい』(1988)以来となる、
15年ぶりのアンディ・ラウ、ジャッキー・チュン競演作”
になっていることだ。

となると、傑作『超級學校霸王』(1993)の存在は!?

じつは『インファナル・アフェア』(2002)のときも、『反斗馬騮』(1993)の存在を無視して、
“『蒼き狼たち』(1991)以来(つーか、11年ぶりの)アンディ、トニーの競演作”になっていた。
というか、あのときは送り手である“こちら側の人間”にも問題があった。
だが、いくら反論しようが、「11年ぶりだから」と直接、鷲鼻からあの目で言われてしまったのだ。
で、そのときは、とりあえず『反斗馬騮』の存在を消したりもしてみた。

でも、今回は『超級學校霸王』なんだよー。

とはいえ、『反斗馬騮』『超級學校霸王』は日本未公開作なので、
映画会社サイドから言えば、ある意味どうでもいい話。
さらに、日活サイドはウォン・ジンポー(チンポーはヤバいので、統一表記)を
第二のウォン・カーウァイに仕立て、作品を売るのがベストだから、
『いますぐ抱きしめたい』のタイトルを挙げるのは、
決して間違いな売り方じゃない。

問題はそれをマジで信じこんで、誇らしげなプロもどきがいるってことだよ!
ひでーよ。

9月7日。

2005-07-12 02:14:25 | お知らせ
AAAと書いて、トリプル・エーと読む。

ATTACK ALL AROUNDの略だが、
この日デビューとなる8人組ユニットが
『イニD/THE MOVIE(日本語吹替版)』のテーマソングを歌う!
タイトルは「BLOOD on FIRE」!!

ギャガといえば、過去に『東京攻略』でTinaの「迷路」や『リトル・ニッキー』でdreamの「solve」、
最近では『サハラ』でDA PUMPの「Like This」(『ゴージャス』でもスカバンドを起用してたな)。
でも、あくまでもCMなどで流れるイメージソングであって、
劇中じゃ流れることはなかった。今回はマジらしい。。。

で、今晩そのAAAがavexの聖地・ヴェルファーレのステージに立つというんだから、
身体にムチ打っても行くしかない。

行ってきた・・・が、なんかハッピーチューンを1曲を歌ったのみ(タイトルは言わず)。
で、それが「BLOOD on FIRE」だったかというと、そうじゃないとMCで言っていた。
メンバー内でいちばんショーン・ユーなヤツ(日高だと思う)が、
上海灘もどきなファッションをしていたのは狙いなのか?

帰宅したら、ラジオから「飄移」が流れてきた。 


北京之夏。

2005-07-11 01:34:19 | くれい(その他)
ソニー・ミュージックさんの招待で、
週末使って、北京に行ってきた。

ジェイのスタジアム・コンサート、
4万爆満。アンタ、やっぱスゲエよ。
サマソニのヘッドライナーやってもいいって!

アンコールで、名シーンをバックに「一路向北」を入れてるし、
同じツアーでも、去年の香港ライブにかなり手を入れていた様子。

ライヴ終わりで、某所でパーティ。
ゲストだった田中真紀子さんは置いといて、
予定より遅れて、ぬぼーっとジェイ登場。
さっきと同一人物とは思えぬ、いのっちフェイス。

アルファのヤリ手マネージャーが紹介しようとしたら、
かなりお疲れなのに、「おっ!」と気付いて近づいてきた。
前に上海で会ったの、4月やん。その場の勢いで、2S撮っちまった。

ところで、8月24日リリース(予定)の日本版CDって、
「七里香」じゃないことに驚き!! 
いろんな意味で、頑張れソニーミュージック!