『タチマワ・リー』と『浮かれたゴミ屋さん』。
断然に、前者の方が面白かった。
『0061/北京より愛をこめて』や『刀/ブレード』好きには、
たまらんシーンも多く、駄作『グッド、バッド~』の口直しにはもってこい。
でも、リュ・スンワンはコメディよりシリアスの方が巧い監督。
そして、イム・ウォニといえば、
『美しい夜、残酷な朝「cut」』の殺人鬼が好きなんだが、
短編から演じている、この役もなかなかキモい。
ラム・シュー、チョン・ダッミン、チョン・シウファイがゲストの
後者に至っては、キャストも含め、
『クレイジー・ストーン』の呪縛から逃れられない
中国コメディの現状を目の当たりにする(個人的に『大電影』はダメだったし)。
『孔雀』で知恵遅れ役だったフェン・リーとか
『証人』でニック・チョンのカミさん役だったミャオ・プーとか
この人がこんな役やっててスゴいでしょ感も、どうなのか?
まぁ、旧正月映画だと割り切って観れば、いいかもしれないが、
これ日本公開するなら、「落葉帰根」こと『帰郷』の方がいい。
しかし、なぜどちらも『バーニーズ』な展開になるのか?