アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

10本目。

2013-11-07 03:00:10 | くれい(映画)
『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』に続く、
父さんドキュメンタリー第2弾『無涯 杜峰的電影世界』。

前作はフランス人監督のミーハー心丸出しだったが、
『高海抜の恋』現場でスタッフに罵声を浴びせる冒頭をはじめ、
香港演藝学院の卒業制作とはいえ、かなりガチ。

それは以下の名シーン・ラインナップから一目瞭然!
『ファイヤーライン』(メイキングあり)
『ザ・ミッション/非情の掟』
『Needing You』『PTU』
『ブレイキング・ニュース』『柔道龍虎榜』
『エレクション』『エレクション 死の報復』
『エグザイル/絆』『スリ』
(ここからはメイキング中心)
『奪命金』『高海抜の恋』『ドラッグ・ウォー/毒戦』
『名探偵ゴッド・アイ』

ドキュメンタリーにありがちな後半の失速感は否めないが、
大陸との関係性をちゃんと話しているし、
シュウ・ケイの作品評論や羅靖庭とのガチ卓球、
サミー・チェンとのビヨンド熱唱など、見どころ満載。
前作がアリなら、本作も日本公開アリだろう。

9本目。

2013-11-07 02:48:44 | くれい(映画)
日本公開は2014年5月らしい、ウディ・アレン最新作『ブルージャスミン』。

ウディ・アレンがのりうつったかのようなケイト・ブランシェットのダメ女っぷりは
あたりまえにスゴいが、かなり頭からアンドリュー・ダイス・クレイが登場!!
これだけでも異常に高いifcの入場料金(90ドル)でも満足。

つーか、このテイストは吉田恵輔監督×麻生久美子主演で、10年後にやってもおかしくない。
いや、やるべきだ。


8本目。

2013-11-07 02:28:00 | くれい(映画)
その後、マカオに渡り、香港に戻ってきての『溝女不離3兄弟』。

どう『きっと、うまくいく』(香港タイトル『作死不離三兄弟』)の
パロディになっているか、という期待はみごとに外れ。
カメレオン俳優、サミー・サム(まさに二代目フランシス・ンかも?)も、
『一路向西』などⅢ級片ばかり出てるが、かなりいい男のジャスティン・チェン。
そして、今や金像奨俳優のハンジン・タンのベタなラブコメ。

『家有囍事』シリーズのような構成もいいのだが、
『喜愛夜蒲』シリーズなノリではないし、『一路向西』ほどエロ売りでもない。
それが興収面での大きな敗因だろう。
それにクライマックスの展開、 あの強引な脚本はどうなのか?


7本目。

2013-11-07 02:06:47 | くれい(映画)
またもサイモン・ヤムが刑事役で、共演はビビアン・スーの『制服』。
ウォン・ジンに見初められ、『臥虎』とか撮ってるウォン・ガンリー監督だが、
今回もプロデューサーにウォン・ジンの名が。。。

見どころは、四十路手前のビビアンのコスプレ程度。
とにかく、大陸でこのテのエロティック・サスペンスを製作するのはムリあるし、
被害者の死体は何かしらのコスプレをしているぐらいで、このタイトルは微妙。

そう思っていたら『冰裸殺』のタイトルで、今日から香港で緊急公開。
まぁ、結婚記念を狙ったってやつ?


6本目。

2013-11-07 01:39:47 | くれい(映画)
先週、東出昌大と取材中に「ユー・ナン、スゴくね?」みたいな話になった矢先、
こんな狂った映画に主演してたので、『铁血娇娃』。

アンジーいうか『トゥームレイダー』すぎるユー・ナン率いる
トレジャーハンター5人衆がジャングルの原住民に拉致監禁。
でも、味方はコリン・チョウにアンディ・オン、元シン・ユーの释延能、木幡龍って、
こっちの方が完全に強えじゃねぇかという話かと思いきや、
『もののけ姫』とか『アバター』とか『セデック・バレ』な展開に!
しかし、『特殊身份』でも見れなかったバトルも用意されており。。

ユー・ナンの妹役(メガネっ子)を演ってたモデル、
ワン・チューチーを発見しただけでもDVD買わねばならぬ!


5本目。

2013-11-07 01:15:01 | くれい(映画)
香港では今月28日から上映のサイモン・ヤム主演の『衝鋒戰警』が、
大陸ではすでに公開中。

3年ぶりのデニス・ロー監督作で、
ヤムヤムのほか、ラム・シューとマギー・シュウが警官役ということで、
『PTU』組復活なんていう声も聞こえているが、
毎日深圳から九龍の警察に通うヤムヤムの日常を綴った「警察故事」だった。

ただ編集が妙に雑のため、今回観たのはドラマパートを強調した大陸版の予感が。。。


4本目。

2013-11-07 01:01:34 | くれい(映画)
先週末に気になる作品が一気に公開された、深圳へ。

まずはフランシス・ンVSルイス・ファンの『猎仇者』。

家族を殺された男と組織に裏切られた男の復讐劇で、
バラバラになったパズルを組み合わせていく構成は悪くないし、
軽くVシネ感覚で観るにはちょうどいい85分。

アーサー・ウォンが撮影とプロデュースを兼ねていて、
ラム・シューはルイス・ファンの親分役。
舞台が大陸なのに、広東語上映は違和感が。。