アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

おかわり!

2014-01-19 20:05:50 | くれい(映画)
落ち着いて『掃毒』リピート。

もっと3人の萌えポイントとかカタルシスとか出せるのに、
そんなことは一切せずに140分でまとめた(しかも、まったく飽きない)
職人ベニー・チャンの功績を称えようの回。

ニック・チョンとCAのエレイン・ゴンとの別れとか、
カットされたシーンが胸に沁みるし、
『オンリー・ゴッド』の神さんの存在感もハンパねえし、
もうドラッグの話なんて、どうでもよくなってるのもいい。

で、男泣きクライマックスにビシッと流れて高まりまくりの、
RubberBandによるカヴァー。


11本目。

2014-01-19 19:47:34 | くれい(映画)
ジョニー・トー&ビル・コン製作『一個複雜故事』で、ひと区切り。

アタマにしっかりミルキーウェイマークも登場し、
ロー・ホイパンやチェリー・インらのトー組も新人監督を盛り上げる。
(『ゴッド・アイ』のコック、『毒戦』の刑事で起用されまくってる子義も!)

ジャッキー・チュンの出番も意外と多いし、
代理出産という地味なテーマに関わらず、
そこそこ見せるが、作り手が雰囲気に酔っている感が強く、
アイヴィー・ホー監督の『親密』を見たときの感覚に似てる。


10本目。

2014-01-19 19:36:46 | くれい(映画)
いよいよ大詰め、ジャッキー・チェン引退撤回作!『警察故事2013』。

リウ・イェ演じる男のクラブに監禁された
ジャッキー演じる公安警官の密室劇。
つまり、どこまでジャッキーが身体を張らずにファンを満足させる作品に出れるか?
そんな試行錯誤が至るところに見られる。

脚本のムリヤリ感は否めないが、終始シリアスということもあり(だからおなじみNG集に違和感も)、
同監督の『ラスト・ソルジャー』よりずっといい。


9本目。

2014-01-19 19:11:11 | くれい(映画)
今回の香港行きを決めたのも、『喜愛夜蒲3』ありきというのも嘘じゃない。
前2作を劇場で体感すると、ヴァーチャル・トリップ感ハンパないし。

で、肝心の内容はというと、
ここでもイケメン扱いのムロツヨシら、
キャストの弱さゆえにシリーズ3作では最低の出来だが、それでもスゴい。
1作目の後日談やら、クリスティ・ンやら、
ウィルソン・チン→PSY繋がりで韓流ネタを入れて、よく持ちこたえた。
それは製作サイドもわかっているようで、
全3作のダイジェストのエンドロールを見るかぎり、打ち止め感出まくり。


8本目。

2014-01-19 18:55:43 | くれい(映画)
香港に戻ってきて、デレク・クォック監督最新作『救火英雄』。

被害者メインの『ザ・タワー』寄りだった『逃出生天』に比べ、
こっちは消防士メインなので『ファイヤーライン』寄り。
クライマックスの何起こってるんだか分からないけど、なんかスゲエ感も一緒。

そして、恐ろしいぐらい安定感ある人間ドラマ。
来年の金像奨はサイモン・ヤムでしょというぐらいヤムヤムと
訳アリ新人役のフー・ジュンが、完全に主演コンビを食いまくり。

ちなみにisquareは、IMAX巨大スクリーンでの上映。
『グランド・マスター』に続いて、いい思い出になりやした。


7本目。

2014-01-18 04:48:33 | くれい(映画)
香港では月末公開の旧正月映画『六福喜事』も、すでに大陸では上映中なので観る。

元ネタは『恋愛だけじゃダメかしら?』にしても、明らかに去年よりは面白い。
あくまでも妊娠メインなので、ある程度の下ネタも検閲にひっかからないあたりも考えてる。
そして宮二ネタを引っ張るサンドラ・ンも、詠春拳の師役のエリック・ツァンもイヤミの寸止め。
ただジョージ・ラムの息子でカリーナ・ンの相手役を演った
アレックス・ラムの顔は、ムロツヨシにしか見えないのは何とかならんか?


6本目。

2014-01-18 04:24:33 | くれい(映画)
『毒戦』絡みで中国の検閲のことを考えていたら、
ある程度、作品のオチが見えてくるのはしょうがない状況に(たとえば『風暴』)。

そんななか、いちばん大陸で撮るのは間違いな男と思われた
『Z108地区』のジョー・チェン監督が新作『诡镇』を完成!
ということで、初日の初回に深圳へ。

ジョシー・ホーとチョウ・チュウチュウの『ドリーム・ホーム』組に、
『Z108』からタイ・ポー、そしてラム・シュー!
検閲で確実にNGなホラーを相変わらず『悪魔のいけにえ』好きな鬼才がどう仕上げたか?
その答えがここにあった。もちろん、夢オチなんて姑息な手段は使わねぇ。

次回作『ゾンビ・ファイトクラブ』(『惡戦』の2人が参戦!)も絶対ヤバいって!


5本目。

2014-01-18 04:11:16 | くれい(映画)
中国大陸では11月に公開された『控制』。

基本ハズレがないケネス・ビー監督だが、SFサスペンスって…?
と思ってたら、プロデューサーのダニエル・ウーとスティーブン・フォンの
センスが光るハードボイルドだった。
オチもありがちかもしれないが、それはそれでいい感じ。


4本目。

2014-01-18 03:53:02 | くれい(映画)
『上海ドラゴン英雄拳』や『暗黒街 若き英雄伝説』の“馬永貞”を
基本髪型が変なフィリップ・ンを演じるということで、
彼のプロモ映画かと思っていたら、
悪役だけじゃないアンディ・オンの演技を堪能できる作品に…。
もちろん『ラスト・シャンハイ』のセット使い回し映画でもなく。

カンフー映画をギミック大好きウォン・ジンポー監督を任した理由って、
ひょっとしたら『グランド・マスター』の影響かも?


3本目。

2014-01-18 03:36:14 | くれい(映画)
タイでは11月に公開されていた『冬蔭功2』こと、『トム・ヤム・クン!2』

『マッハ!!!!!!!』では続編から世界観が変わってしまったが、
こっちは正式な続編で、前作から5年後の設定。
あの小象が成長したら、またも盗まれて、
トニー・ジャー追いかけ、とん平巻き込まれるの巻。 

出家騒動とかやってるあいだに『ザ・レイド』とか出てくるもんだから、
ジャー含め、スタッフ・キャストの必死さが伝わってくる。
それに今回は3D!
ただ、悪役はボンクラ兄さんRZAなので、それを受け入れるかどうかで
評価が変わってくるかも?(少なくとも『アイアン・フィスト』よりはいい)