アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

ASIANシネマ&テレビLIFE。

2006-01-30 02:58:21 | くれい(その他)
やっと出ましたVol.5。

昨秋からのインタビューをまとめて放出。

ワン・リーホン、スティーブン・フォン、アレック・スー、
アンブロウズ・シュー、チェン・クン、レイモンド・ウォンの計6人。
「監督としてのステ」は、かなり早出しのハズ。

ほかにも、『パーハップス・ラブ』の香港プレミアや
完全に好みでセレクトした劇場未公開DVDページなど、
かなり書き散らしてます。

担当ページではないが、「白色巨塔」特集ページに圧倒。
ジェリーとン・マンタ(予告じゃまったく医者に見えねぇ!)の
取材が取れなかったのは悔しいが、
『台北晩9朝5』のシェリル・ヤンの顔を拝めたのは予想外。
つーか、かなり前から日本公開予定だった『台北晩9朝5』。
やるなら、いまなんじゃねーの?

花都大戦DVD。

2006-01-29 05:41:48 | くれい(その他)
出ました。『ツインズ・エフェクトⅡ 花都大戦』日本版DVD。

前作に引き続き、ブックレットの編集&原稿全部書いてます。
劇場公開パンフとは違うTwins寄りな解説満載で、
『情癲大聖』や先日のライヴまで、データも徹底。
もちろん、地底人リーダーのジム・チムについても触れてます。

前作と比べ、内容的にいろいろ問題ある作品ですが、
阿Saが言った「香港映画らしからぬスケール感溢れるファンタジー」をどうぞ。


沈黙とピーナッツ。

2006-01-28 18:29:10 | くれい(その他)
今日から公開された『沈黙の追撃』と『ピーナッツ』。

まったく関連性のない2本ですが、劇場用パンフに原稿を寄稿してます。

『猛龍』(そろそろ日本の買い手が決まりそう?)のプロデューサー、
スティーブン・セガールが主演する前者は、
陸・海・空を舞台に畳み掛ける前半の展開が素晴らしい。
とはいえ、後半はフツウのセガール映画になっております。

一方、『恋人はスナイパー<劇場版>』のラストを
『ドラゴン怒りの鉄拳』な展開にすることにこだわった、
内村光良初監督作である後者。
クドカン脚本の『ドラッグストア・ガール』の“野球版”ような話ながらも、
手堅い演出で、なかなか「残る」映画になっております。

とにかくご鑑賞の際には、パンフをどうぞ。

カクテル。

2006-01-13 19:14:08 | くれい(その他)
来月『アブノーマル・ビューティ』の日本公開が決まり、
なんとか盛り上げたい、2Rのふたり。

10月のインタビューでは、「プレミアに呼んで!」と言われたが、
悲しいことに映画会社に予算はない(Twinsにも会うたび同じことを言われる)。

去年の11月には主演第2弾『妃子笑』がひっそり限定公開され、ひっそり終了。
リー・リクチーの『少林サッカー』以来となる製作映画(&中国星)なのに、
そんな扱いとは。。。戴夢夢(現・味千イメージガール)の頑張りもムダに終わった。

一方、レース主演で19日公開の『半醉人間』は、やたらと公開規模がデカい。
共演がキャンディ・ローやエンディ・チャウ(アイドル・ロッカーなのに妻子持ちってのがいい!)だからか?

内容は一見『曖昧な週末』の匂いがするが、
監督がハーマン“エボラ”ヤウで、『六樓后座』の脚本家。
おまけに、オムニバスだから『擁抱毎一刻花火』路線ふたたび!

曾國祥(デレク・ツァン)陳文媛(ボボ・チャン)健泓(パトリック・タン) 梁俊一(アンソン・リョン)董敏莉(モニー・タン)Otto@EO2、Eddie@EO2、ex.E-kidsのTommy と微妙な共演陣もそそられる。


非一般。

2006-01-09 01:19:43 | くれい(その他)
先日、やっと日本でも解禁された『飛一般愛情小説』。

『スウィートシンフォニー』なる、甘いDVDタイトルだが、
「非一般」をモジった原題どおりフツウじゃない。

1997年の中秋節シーズンに公開されたものの、
あまりに地味なキャストだけに結果は惨敗。

その後、イップ・カムハンは『わすれな草』『ラベンダー』を監督し、
日本でも知られるが、やはり1に『飛一般』、2に『一碌蔗』。
(近作の『花好月圓』は、定番の「匂い」を扱いながら惜しい仕上がりに)

こういう仕事をやってると、どの香港映画が好きかと聞かれることが多いが、
『ワイルド・ブリット』『黒薔薇VS黒薔薇』、
そして本作のタイトルは絶対に挙げている。
なにがスゴいのかというと、映像・音楽・そして演出が完璧。
スー・チーはもちろん、
伍詠薇(クリスティ・ン)の魅力をここまで引き出した映画はない。

『わすれな草』のプロモーションで来日した監督にゆっくり話を聞き、
『トリコロール』や匂い&制服フェチ話で盛り上がったのだが、
その後、まったく同じ空気を持った監督に会った。
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督だ。
よく考えれば、2人のセンスは似ているし、
なにしろ奥さんの尻に敷かれているのだ!

この文を読んでなにかを感じたら、とにかく観てくれ。

三文字で。

2006-01-05 02:39:51 | くれい(その他)
意味なく、ダラダラいた香港滞在もおしまい。

まぁ、日本にいてもネタもないのに狂ったようにブログを更新したり、
他人の力を借りてブログ盛り上げようと「必死」状態になりかねないので、
悪い旅だったとは思わないことにした。

映画の締めは『パーハップス』リピート。
なぜ初回に戸惑ったのは、想像してたミュージカルじゃなかったからだ。
とりあえず歌って踊ってはいるが、
それは劇中劇だけで、いわゆる(オレ好物な)MTV映画の効果しかない。

それより、ドラマ部分の男の弱さと女の強さ、
そして両者の身勝手さ。
ひたすらこれを描くラブストーリーとしてみると、かなり面白い。

従って、どこかの評論家が書きなぐっていた
「初期ピーター・チャン作品のような優しい映画」というのは嘘っぱち。
多分、観てないんだろう。

音楽の締めは、Twinsのコンサート。
見たい演出は見れたし、聴きたい曲は聴けた。
つまり、これで解散してもおかしくないってことなんだよ。