バンコク首都圏では9月5日金曜の午後2時頃から11時頃まで大雨が降り、週末の帰宅ラッシュを悪化させた。大雨は土曜以降も断続的に降り、日曜も悪天が続いている。
5日夜の都内ラッチャダーピセーク通りは、バンコク地下鉄(MRT)タイ文化センター駅一帯が冠水し、上り車線の一部がほぼ通行不可となった。同駅の構内には雨水が流れ込み、地下階が水浸しとなった。
雨は6日もほぼ終日降り、7日朝も続いている。小降りになっても前日から道路が冠水したままで、水が一向に引かない地区もある。
タイ気象局によると、2025年9月7日(日)は、モンスーントラフが北部下部・中部・東北部下部を通過し、南西モンスーンがアンダマン海・南部・タイ湾に吹き込んでいます。全国的に曇りがちで各地で雨が続き、とくにバンコク首都圏や東部では非常に激しい雨となるおそれがあります。山沿いや低地、水路周辺では土砂災害や急な増水に厳重な警戒が必要です。
海上では、アンダマン海北部で波の高さは約2メートル、雷雨時にはさらに高まる見込みです。アンダマン海南部およびタイ湾北部でも1〜2メートルに達し、雷雨時は2メートルを超えるため、船舶は雷雲を避けて航行する必要があります。
また、台風12号は南シナ海を北上しており、8日朝に中国南部へ上陸する見込みです。タイへの直接的な影響はありませんが、各地で降雨が続く要因の一つとなっています。
5日夜のプラディット・マヌータム通り(きれいに見えても冠水の水は汚水だらけで感染症になります)
5日のMRTタイ文化センター駅(電気系統は遮断していると思いますが、こういう場所では漏電による感電死が怖いです)
アユタヤ古代寺院遺跡も冠水の危機(毎年のことですが)
洪水から遺跡を守るためチャオプラヤ川に作られて臨時の堤防(毎年のことですが)
大分水色の部分(洪水による冠水地域)が増えています。今月末には多くの個所で水色になります。
我が家のあたりでもここ数日は毎日強い雷雨が日に4~6回来ています。今日もこれから間違いなく強い雷雨になります。
この時期のタイ旅行は洪水でどこへもいけなくなる可能性があります。
海や川、山のレジャーは避けてください。
タイでは毎年必ず洪水になりますが、洪水になる地域は大体同じです。
洪水常連さんのアユタヤの住民たちは、洪水はもう年間行事の一つ程度にしか考えておらず、どこ家庭にも船が常備されています。
タイで高床式住宅が多いのは毎年必ず洪水になるからです。
予算があれば治水事業でチャオプラヤ川などの堤防を強化できるのでしょうが、強化しているのはバンコクとその周辺部だけです。(我が家も強化されている地域です)
大雨による河川の水位上水というよりも、ダムの貯水量が限界に達しダムからの緊急放流で河川の水位が上昇し洪水が発生しています。
放水量が多い年には、バンコクが水没しないようアユタヤなどの地域であえて川の堤防を決壊させ、大規模な冠水状態にすることで川の水位を下げたりしています。(何らかの手当てが住民には支給されているようですが)
だからタイでは地方がバンコクへ強い不満を抱いているのです。