三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

表現の美:室生犀星~月刊ねこ新聞2月号より

2018年02月12日 10時08分53秒 | ネコ関係
今月の『ねこ新聞』の表紙は、山田純嗣氏の作品((10-3)TURN AROUND)と室生犀星の詩「猫」でした。

室生犀星の「猫」は、夕暮れ時に白猫が小さく鳴いている様を見て、猫と作者のうら寂しい気持ちを静かに表現しているものです。

「猫の心は白い綿のやうで/その繊維が見え透くほど/悲しげに見えてくる。」

この一節を読んだ瞬間、室生犀星の感性、それを表現する才能に改めて衝撃を受けました。

あぁ、自分は逆立ちしても死んでもこのような美しい、豊かな表現はできないなぁと。
(これを書きながら、「比較するのもおこがましい!」と気恥ずかしくなりました。笑)

18行の短い詩ですが、特にこの寒い冬には、何度もゆっくりと読み返し味わいたい作品です。

一方、山田純嗣氏の作品は初めて見たのですが、白を基調にした森の中に白い猫が一匹後ろ向きで歩いている場面が描かれており、この作品の選定も「ねこ新聞」のセンスを伺わせるものでした。

先ほど作家のサイトを訪問して他の作品も見てみましたが、多くはモノクロームの作品で、レリーフなのか絵画なのかちょっと不思議な雰囲気の作品が多いようでした。
このあたりは勉強不足でよくわかりませんので、興味を持たれたかたは、上のリンクから訪問されてみてください。


さて、我が家の猫たち。
今日は比較的天気がいいので、窓から通行人を監視しています。

セミナーや講座などの参加費

2018年02月10日 17時27分49秒 | 勉強

昨日は『医療機器品質管理監督システム(QMS)入門講座』に参加してきました。
場所は日本教育会館。

前に何かの番組で特集されていた「未来食堂」があるビルです。

ただ、お昼はここでは食べずに、お気に入りのシンガポール料理店「海南鶏飯」に行ってきました。
前にいらっしゃった店長がいないので「店長、変わったのですか?」と聞いたら、同じ系列の大手町のレストラン「Triple One」に支配人としてご栄転になったとのこと。

そのうち行ってみようと思っています。

ところで薬事関連でも翻訳関連でも色々な講習会や講座などが開催されていて、私も昨年末からは自転車競技や宗教関連のものを含め、いくつか受講しています。

手帳には出席した日時と場所、受講料を一覧にしているのですが、それに加えて「受講してみて自分としてはいくらくらいの価値だったか」も記載しています。

振り返ってみて、年末~昨日まで6件受講したのですが、

「受講料以上のものが得られたと感じられた」のは1件。
「受講料に見合った内容」「受講料の割にイマイチ」がそれぞれ2件と1件。
「受講料に全く見合った内容ではない」が2件でした。

こういったセミナーなどは受講する側も「主催者がどんな人を対象と考えているのか」を把握しておかないと、難しすぎたりガッカリしたりと思わしくない結果が待っています。

ただ、セミナー修了後に参加者同士で情報交換できたりすると、内容はソココソでも出席して良かったなと思えたりもします。

時間は有限。費用対効果を考えて受講するセミナーも選びたいものです。

【読了】勝負の極意/浅田次郎

2018年02月09日 17時16分33秒 | 書籍

大きく2部に分かれていて、前半は自叙伝的な内容、後半(といっても本の2/3くらいを占めていますが・・・)は競馬のお話し。

著者は自身を「プロ」と呼ぶほどの勝負師で、競馬歴は長く、「運」「投資金額」「予想」などなどについて、経験に裏打ちされた哲学を、お上品なかたたちは眉をひそめてしまうような言葉遣いをちりばめながら披露しています。

また、昔の競馬場の様子や市井の人々の様子がユーモア溢れる表現で描かれており、一気に読んでしまいました。

ギャンブルに抵抗がある人は無理かもしれませんが、抵抗のないかたは存分に楽しめるかと思います。





信頼関係がないところとは・・・

2018年02月08日 08時57分08秒 | 翻訳
昨年、某スクールの講座を修了後、講師のかたからトライアルを受けないかと言われ、受けることにしました。

この講座には予め試験があり、合格者が受講できるシステムだったのですが、実務としては未経験分野。
トライアルは試しに受けてみる事に。
英日でA4、2枚位の分量でした。

するとほどなく「現在、今のトライアルは審査中ですが、○○様には他の分野でもご活躍いただきたいと思い、別のトライアルも受けていただきたいのですが。ただこちらは長期出張が発生する案件なので、可能であればご検討下さい」と先方担当者。

私は出張はもとより長期出張など考えられないのですぐに辞退の返答をしたところ、出張はすぐには発生しないので、まずはトライアルをお願いしたいとの連絡。

私は何となく腑に落ちないものを感じながらもトライアルくらいならいいかと思い、個別案件だからと先に秘密保持契約を結んだ上でトライアルを受ける事にしたのでした。

でもこの間、何の分野なのかなどその他一切の情報はナシ。

トライアルの分量はこれもA4、2枚程度。

提出後数日して先方から「トライアルは現在審査中だが、先に出張に関して面談をお願いしたい」と。

いや、出張はできないと言ってるから。

何だろう。
どこかモヤモヤ。

私の今までのビジネスでの経験上、こういうやり方はしないし、された事もない。

普通ならまず募集内容を明らかにして、こちらがそれを検討した上で応募を検討、その後トライアルという流れになるはずで、そこに「出張」とあれば応募はしない。

そこをなぁなぁにしたまま事を進める半ば強引?なやり方に不信感を感じないわけにいきませんでした。

そして「最初に申し上げたとおり、出張には対応できかねます。出張が必須なら辞退致します」と返答したところ音沙汰なし。

まぁ、気にしない人もいるのかもしれませんが、私はこういうやり方の会社とは相性が悪いし、信頼関係が築けない、気持ちよく仕事ができないと思うので、この会社とはもうないなと確信したのでした。

動物の名前がついてるCATツールを扱う、大手の会社ですけどね。

脱走防止:苦肉の策

2018年02月05日 09時17分26秒 | リンとまくる

猫が脱走防止の柵を平気で乗り越えてしまう事案を受け、諸々検討した結果、写真のようにさらに30cm程度上部に短いカーテンを突っ張り棒を使って付けることにしました。

ポイントは、猫が下から見た時にカーテンが柵の手前になることと、柵の上部を十分に覆う長さであること。

心理的に妨害する作戦です。

物理的には、たかが「カーテン」なので乗れないことはないですが、下から覗いた時に飛び乗るに十分な安全性がないと猫に思わせるところが重要です。

今のところ再度脱走を企てることはしていないので、しばらくコレで様子を見ることとします。

猫との知恵比べですね。