三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

ヒロシマの日に思う:「かくされた悪」

2013年08月06日 10時51分09秒 | 思い
ヒロシマ原爆投下から68年を迎えました。
一見、平和そうに見える日本ですが、今、日本はどこへ向かっているのでしょうか。

谷川俊太郎さんの有名な詩「生きる」の中にこんなフレーズがあります。

>かくされた悪を注意深くこばむこと

政治家が自分の都合の良いように動かしたいとき、それが国民から反発を招きそうなとき、為政者たちはそれとわからない形で物事を進めようとします。

外側はソフトに、あたかも私たちのためのように。

私たちにそれを見抜く眼はあるでしょうか。

「平和」あってこその生活です。

「綺麗事」「理想論」ではやっていけないと言う人がいます。

でも、理想をどうやったら実現できるのかというところから出発しないと、決して理想には到達できないのです。

日本はどこに向かっているのでしょうか。

二度と戦争を繰り返さないためにも、私たちは「かくされた悪」を注意深く見つけ、拒まなくてはならないのです。

自分の息子や夫が戦争に行くこと。
自分の娘や妻が慰安婦となること。
自分が銃で人を殺さなくてはならなくなること。

想像力があるなら、これがどんなことかわかるはずです。

平和は黙っていてもあるものではなく、それを意識して守って行く気持ちがないとある日突然失われてしまうものです。

平和ボケして投票にも行かずに遊んでいる場合ではないはずです。