面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

17年目で初めて

2007年11月02日 | Weblog
 下ざらえが終わって、ダメ出しを待っていたら、藤間寿美穂先生がお見えになり「良かったわよ」と、一言。17年目、劇団創立以前からお世話になっている先生に初めてお褒めのお言葉を頂いた。子供のような新鮮な喜びが湧きあがった。そして、これまでの叱咤激励がより重くよみがえった。「インド舞踊じゃないのよ」「何?その田舎芝居!」普段のお優しい先生とは別人の激烈な叱咤も先生の本音である。思い起こして、稽古に励もう。

 22時、劇団の稽古場に戻ると、女優陣の稽古が終わり、日舞の手伝い組を北原マヤ嬢が待っていた。今回の振り付けを全て担当しながら自らも女優、ダンサーとして出演するマヤ嬢は在団11年目、櫻井智に続く女優年長組で、今や、劇団に無くてはならない存在である。下ざらえからの帰途、マヤ嬢の為にも全力を尽くそうと男優陣と誓い合ったばかりなので、皆気合いが入っている。

 しかし、2日間もダンスの徹夜特訓に付き合うマヤ嬢には本当に頭が下がる。本当にこの世界、タフでなくては生きていけない。しかも、レイモンドチャンドラーの書く「優しくなくては生きる資格がない」がぴったりの女優に成長してくれたマヤ嬢は僕の誇りである。あんまり褒めすぎて怪我でもされると困るので、ここまでにしよう。

 31日のブログに洒落たチェックコメントを頂いたLAさん、そしてケンさん、まさか読んで頂いているとは思いもよりませんでした。確かに「未来の日記」ですね。数時間後に電話で知らせてくれた方がいたので訂正しておきました。また、気楽にコメント下さいね。