ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

女子大通り(都道113号線杉並武蔵野線)

2024年06月11日 | TOKIOの道と川

井の頭公園から吉祥寺駅ガード下を通過。庶民風を装いながら、実際は渋谷のおしゃれオフィスで運営されているいぶきうどんは開店30分前でした。

吉祥寺通りの1本裏手の住宅街。吉祥寺あたりの住宅街だと時々凝った設計の建物が見られて退屈しません。
吉祥寺と言えば江口寿史、大友克洋、いしかわじゅん、大島弓子など漫画家が多く住む街としても知られます。漫画家さんが建てた家、見てみたいです。

四軒寺交差点から女子大通りに入ります。吉祥寺から西荻窪にかけて2kmの短い都道です。なぜか欧文表記の街区表示板をいくつか見かけました。

地図上に細い直線が引かれている場所を通過。真上を見ると送電縁が通っていました。

国土地理院の標準地図。「現在地」の部分に黒い線。すぐ北には変電所の記号もありました。毎日かなり長い時間地図を見ていますが送電線が目に入ったのは初めてです。
地図上に送電線だけ表示した地図はないかと思ったらありました。東京電力パワーグリッド 送電系統図。すごい。あとこれもすごい。塔マップZERO
人の流れ(道)、水の流れ(川)に関しては人並みに気にかけてきましたが、世の中には電気の流れにまで注視している人がいるんですね。

女子大通りを歩いている途中で「美大通り」という道路標識を見かけました。そういえば上の地図にも武蔵野美術大学という文字が大きくあります。

女子大通りから寄り道してこちらがかつての武蔵野美術大学。ムサビは吉祥寺のこの地で帝国美術学校として開校したのが始まりでした。
昭和31年には現在の鷹の台に移転。吉祥寺校は昭和39年に武蔵野美術学園という実技専修の各種学校として2018年の閉校までまで存続します。
現在は大規模開発計画の土地として取り壊し中。

写真の2号館の内部には著名な作家による壁画がたくさんあるそうですが、これも消滅するしかないのかな。

女子大通りの由来となった東京女子大。正面の本館はじめ、レーモンドが設計した7つの歴史的建造物があります。
年に4回ほど一般見学の日が設けられているのですが、参加できる人数も極少であっという間に締め切られてしまいます。

善福寺川に向かって下り坂。信号には地蔵坂と記載がありました。

状態の良い看板建築が2軒。屋根は片流れで看板の裏まで全部「身」のあるタイプ。

青梅街道まであと少しという場所に老舗の(1972年創業)ハンドメイド自転車のアロートレーディングさん。
パーツを選んでオリジナルの自転車を組み立ててくれます。

アロートレーディングの少し先にある魚又さんでお昼ご飯に。明らかにかつては魚屋さんだった店構え。ちょっと入りにくい感じですが期待できそう。

カウンターと小座敷だけの店内には魚系のメニューがびっしり。基本、地元の居酒屋さんのようです。
2尾のアジを使ったアジ丼は最高のつけダレに海苔と大葉がたっぷりで美味しかった。私史上ナンバーワンのアジ丼でした。

青梅街道にぶつかって都道としてはここでおしまいです。屋上に謎の塔が建つビル。周辺に電波系の患者さんを生み出していないか心配になります。

この店に知っている。自分の飲食日記を詮索したら2020年に田無=荻窪の時のお昼にこちら龍美さんで台湾ラーメンを食べていました。

西荻と言えば和田サイクル。この日はお休みでした。だみあんに連れられて和田サイクルに折り畳み自転車を買いに行ったのは2005年の7月でした。あれから来年で20年か!

西荻窪駅でゴールに。井の頭公園含めて2時間30分、7kmほどの小散歩でした。
コメント
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