ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

三井ガーデンホテル神宮外苑

2020年09月29日 | 新国立競技場ができるまで

8月にさしたる目的もなく両国のアパホテルに格安で宿泊したのが意外に面白かったので、すぐその後で第2弾の企画を立ててホテルを予約しました。
2013年から見続けてきた新国立競技場の目の前の三井ガーデンホテル神宮外苑。かつて神宮外苑プールがあった跡地に建てられました。

宿泊した日は時折霧雨の降る曇天でした。晴れていればこんな感じです。だいぶイメージ違う。これはオープン前の2019年の10月に撮った写真です。
競技場の真横のこのビルが何なのか、撮影した時には実は知りませんでした。オリンピック委員会のビルと同様に、何らかの関連施設かと思っていました。
これが単なる三井不動産系列のホテルだと知ったのはしばらく後ですが、自分がここに泊まる時が来るとは予想もしていませんでした。

整然と並んだ蚕棚のような格子デザインはなかなか良いです。躯体の外に張り出したバルコニーは競技場の楕円と呼応するかのような円弧を描いています。
デザイン監修が日建設計で実質設計が清水建設の設計本部。

チェックインを済ませて早速部屋に。窓いっぱいの競技場に大感激です。

今回は宿泊プランの中から【新国立競技場側~高層階ステイ~】というプランでした。
コロナの前までは一泊一人2万円近い料金でした。オリンピック期間中は8万から10万くらいと予想されていて、それでも予約は不可能と思われていました。
それが今回は二人で16,000円です。国立競技場ウォッチャーの私には安すぎるくらいに思えました。まあそれは人それぞれですが。

コンパクトですが左右もきっちり遮蔽されていて過ごしやすいバルコニーに出るとこんな眺め。
ルームナンバーは1133でした。ワンフロアに一面で11の部屋がありますが、ちょうどど真ん中になるのが33号室。競技場をシンメトリーに眺めるなら33号室です。

レンズをワイドにするとこんな眺め。競技場の真後ろが渋谷。

13階にはルーフバルコニーがあります。ここからだとさらに左右を広い範囲で眺めることができます。GoogleMapで360度体験ができます。

絵画館をこの角度で見られるとは思わなかった。

日も暮れかかった17時45分ごろ。これは部屋のベランダからの眺め。

さらに夜も更けるとこうなります。ど真ん中でひときわ白く光っているビルが渋谷スクランブルスクエア。左から漏れてくる強い光は神宮球場のライトです。
この日はヤクルト戦が行われていて、この距離だとアナウンスや応援の音が響いてきます。それも神宮にいることの醍醐味ですね。

1階フロント横ロビー。とてもきれい。奥はベーカリー。

ベーカリーの奥にレストラン。テラスと庭が設えてありました。食事なしのプランだったので外で食べたのですが、ここも良さそうですね。

エントランス付近から見上げる。木目のように見えるバルコニー周囲ですが、なんと本当に木材(杉)を使っているんだそうです。
都心のホテルには珍しく大浴場もあります。この料金が続くのなら海外からの旅行者が戻ってくる前にお天気を調べてもう一度泊まりたい。
コメント
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