アートインプレッション

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影絵芝居アルバムDVD 音楽録音現場の様子

2011-08-30 13:23:49 | 陶酔のパリ・モンマルトル
影絵芝居アルバムDVD 音楽録音現場の様子



収録中のスタジオの様子
画面左より、ヴァイオリンの齋藤真知亜さん、クラリネットの恩智聡子さん、チェロの富永佐恵子さん


今日は影絵芝居『聖アントワーヌ』の誘惑の録音現場をご紹介いたします。
演奏して頂いたのは、クラリネットの恩智聡子さん、ヴァイオリンの齋藤真知亜さん、チェロの富永佐恵子さん。
皆さま第一線でご活躍中の演奏家で、録音当日もスタジオに華やかな音色を響かせて下さいました。
もともと『聖アントワーヌの誘惑』の音楽はその場の雰囲気でアレンジをして演奏されていたことが多く、アルバムに記載されているのもほぼピアノ・パートのみでした。
それを本展のために音楽環境創造科の西岡龍彦先生が特別にアレンジして下さり、このような3重奏曲が加わったのです。
影絵芝居の場面に合わせて、録音中も随時修正をしつつ音楽の雰囲気を作り上げていきました。


左:録音の合間の修正、確認作業の様子。画面左より、弊社スタッフ木村はるか、西岡龍彦先生
右:多重録音の様子。齋藤真知亜さん


右の写真でヴァイオリンの齋藤真知亜さんがイヤホンを装着しているの、分かりますか??
このイヤホンからは正確なテンポで合図音が流れています。曲によってはこうした正確なテンポで録音し、その音楽を後で別の楽器(例えばドラムやピアノなど)の演奏者が聴きながら録音してメロディを重ね合わせるのです。
今回はこのような多重録音は少なく、多くの場合オンタイムで演奏していただきました。

そして忘れてならないのが「スタジオ調整室」での録音作業です。


スタジオ調整室の様子
左:スタジオの様子を確認しつつ録音作業をする亀川徹先生
右:画面左より亀川徹先生、西岡龍彦先生


録音が一回では終わらず、何テイクか録って聴き比べてから決めることもあります。
また、録音終了後も映像に合わせてタイミングを調整したり、音の広がりを整えたりと、細かな作業が続きます。
こうした土台作りを一手に引き受けるのが音響技術の亀川徹先生。まさに縁の下の力持ちのような存在です。

完成した再現映像は、現在尾道市立美術館で影絵芝居アルバムと一緒に展示されています。
ご来場の際には出品作品に加え、是非音楽もお楽しみ下さいませ。

また、この場を借りて絵芝居再現映像制作にご尽力頂いた全ての方に、改めてお礼を申し上げます。
企画協力という立場ではありましたが、とても勉強になり、貴重な経験をさせて頂きましたことを感謝しています。本当にありがとうございました。

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