アートインプレッション

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ブダペスト工芸美術館について

2016-06-03 09:52:07 | ヘレンド展
ブダペスト工芸美術館について



ヘレンド展では、ハンガリーにあるブダベスト国立工芸美術館から多くの作品をお借りしています。
今回は、このブダペスト国立工芸美術館についてご紹介したいと思います


ブダペスト国立工芸美術館 外観(ブダペスト国立工芸美術館より)


ブダペスト国立工芸美術館は、芸術とデザインを扱うハンガリーの国立美術館です。
19世紀後半、急速に進む工業化の中で、伝統的な美術工芸品や手工芸品、また、現代の工業製品を収集・研究する必要性が問われ、ヨーロッパ各地で自国の美術品を取り扱う美術館が設立されました。
そうした流れの中で、ハンガリー建国1000年を記念し、ブダペスト国立工芸美術館は設立されました。
建築家エデン・レヒネル(1845-1914)による美しい宮殿のような建物は、ハンガリーの刺繍を用いた装飾品や色彩豊かなタイルで豪華に飾られ、所蔵している工芸作品の質の高さ、華やかさを彷彿させます。


エデン・レヒネル(Wikipediaより)



ハンガリー生まれの建築家エデン・レヒネルは、ヘレンドと双璧をなすハンガリーの名窯ジョルナイ工房のセラミックタイルに出会い、ハンガリー独自の建築スタイルを追求していきました。
荘厳なハンガリアン・アールヌーヴォー様式は、ハンガリーの建築物の中でも指折りの美しさを誇っています



所蔵品は、全ヨーロッパ、そして中近東や極東から集めた陶磁器とガラスの作品が最も多く、
陶磁器のコレクションだけで、総数3万5000点にのぼるコレクションがあります。
貴館における大規模なハンガリー陶磁器コレクションの中の一つであるヘレンドの作品は、ハンガリーの貴重な遺産であるとも言えるでしょう




ブダペスト国立工芸美術館 内観(ブダペスト国立工芸美術館より)


ハンガリーを誇る作品の数々を是非自分の目で確かめてみたいですね
そこで、まずは
現在行われているヘレンド展を通して、ブタペスト工芸美術館の素晴らしき作品の一端をご覧になってはいかがでしょうか
広島会場の閉幕まであと一ヶ月を切りました
どうぞお見逃しなく



【会場情報】
ふくやま美術館  2016年4月16日(土) ~ 6月19日(日) 開催中  
新潟市新津美術館 2016年8月30日(火) ~ 10月30日(日)
愛知県陶磁美術館 2017年1月7日(土) ~ 3月26日(日)
大阪市立東洋陶磁美術館 2017年4月8日(土) ~ 7月30日(日)
パナソニック 汐留ミュージアム 2018年1月13日(土)~3月21日(水)

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