本日は数回完結型講習会【アートベース】の開催日でした!
『上手くて巧い絵-色彩論を身につけて描く-』
講師は永津照見先生です。
『上手くて巧い絵』 第2回目の本日はパステルを使った人物画を行います。
テーマは「顔を描く-外国人女性-」、外国人女性モデルさんを描きます
まずは講義です。
先生が自身の作品を参考に解説されています。
永津先生参考作品
☝このようにパステルペンシルでデッサンした上にソフトパステルで色を塗っていきます。
使用する紙には先生特製の下地が塗られています。
この下地の中間色を活かして描いていきます。
先生使用パステル
デッサンでは、形態を大まかな箱型に当てはめ(幾何学的遠近法)、明部と暗部に分けます。
人物を面で捉えて描いていくイメージです
さらにパステルの描画方法や‥
‥先生が参考にしているドガのパステル画の紹介などもありました
続いてモデルさんを迎えてクロッキーに入ります。
まずは先生が5分×2回のデモンストレーションを行いました。
先生の実演指導は難しそうなことを理論立てて丁寧に説明してくれますので、
見ていておもわず「なるほど~」と頷いてしまいます
先生のクロッキーを参考に、皆さんも10分のクロッキーを行いました。
本制作に向けてのデッサンのコツをつかめたでしょうか
クロッキーの後は20分×4ポーズの、固定ポーズでの本制作になります。
色彩決定のための「明度・色相・彩度」についての講義などがありました。
制作開始です!
パステルペンシル、サッピツ、練ゴムを使いデッサンしていきます。
デッサンが一通りできるとソフトパステルで色をのせていきます。
パステル画での原則として、「パステルペンシルと明るいパステルは混ぜない」とのことです。
紙の中間色を大事にして描いていきます
先生が一人ずつ手を入れて丁寧に指導して回ります。
20分×4ポーズが終わりました。制作終了です!
皆さんの作品を並べての合評です。
皆さんの描写にとても活き活きしたものが感じられ、先生も仕上がりに満足の様子でした
制作時間は短いですが、「絵は早く仕上がるほど良い」と先生はおっしゃいます。
長く時間をかけるより、短い時間で描きあがる絵は綺麗とのことです
生徒さんの作品です。
こちらは先生の作品です。指導しながら描かれておりました。
説得力のある、さすがの描写です
最後に、完成作品のフィキサチーフがけを先生が実演。
皆さんもフィキサチーフをかけて仕上げました。
『上手くて巧い絵』 2回目もとても充実した内容の講習会となりました
皆さまお疲れさまでした!
次回は9/26(月)、テーマは「生物を描くⅡ-色彩の基本-」です。
お申し込みはコチラ
会員でなくても、どなたでも受講していただける講習会となっております。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております。
(まりも)