SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

クレパス技法エクセレント講習会『色のコンポジション』

2016年09月21日 | 一日教室

本日はクレパス技法エクセレント講習会の開催日でした!

色のコンポジション -調整 ・ 統一 ・ 創造-

講師は田伏勉先生です。

三日間講習会の一日目の様子をご紹介します

「エクセレント講習会」は、日曜アートセミナー「クレパス技法」、「クレパス技法プレミア講習会」

受講された方限定で、年に一度開催しています。

 

今年のクレパス技法は様々な「色」をテーマに開催してきました、その集大成となる今回の

エクセレント講習会では「色のコンポジション」と題しまして、様々な色の構成をテーマに一つの

作品を描き上げていきます

今回の制作のルールとして、

赤 ・青 ・黄の三原色と、その反対色を使うこと。

そしてそのつなぎの色を入れること。

これを守って描くことが条件となっています


田伏先生の参考作品です

モチーフ写真はこの先生が描かれた風景写真を使いますが、構図は自由となっています。

こちらの先生の参考作品では左上の黄色い教会に向かって坂道が伸びていく、

下から上への構図となっていますね


制作手順です。

左上がエスキースで、その隣のデッサンから始まり、初回の本日は一層目の色を塗っていく

ところまでの流れです。

制作開始です。

各自で構図を決めて木炭でデッサンをしていきます。

エクセレント講習会は3日間あるため作品サイズも大きく、F15号となっております。

講習会で制作するサイズとしては最大級ではありますが、これが可能なのも

これまでクレパス技法で制作を重ねてきた参加者の皆さんの経験の賜物と言えますね

 

じっくり時間をかけて下描きが完成しました。

フィキサチーフで定着してクレパスによる着彩に入ります。

 

今回は色の構成がテーマなので、実際の写真の色は意識せずに自由に色を置いていきます

その上でのルールとして、始めに黄色を入れれば次はその反対色、さらにその反対色、というように

色をただやみくもに散らすのではなく、正しく構成していくことが大事になってきます。

モチーフ写真があるので普通はそれに合わせてしまいますが、それに逆らって色を置いていくことが

難しい部分ですね。

「立体感をだすことよりも色を優先に」とのことです

一層目が一通り塗れたらオイルで伸ばしていきます。

カラフルな画面が全体に馴染んできました。

オイルで伸ばしたらさらに描き続けていきます。

徐々に濃い色を乗せていきます。


カラフルな画面が鮮やかで、まるで抽象作品のようにも感じられます。

どんどん色が増えて、重なっていきます。

この先どうなっていくかとても楽しみになってきました

本日はここまでとなりました‼

次回は10月5日(水)です。

ブログレポートを乞うご期待ください

(まりも)