いいお天気になりました
本日アートサロンでは 青木秀明先生によります
「鮮烈な朱!滲ませて幻想的に表現する」が開催されてます。
満席での開講です
講師の青木先生です。
まずは、「朱」についての講義からです。
それぞれの顔料の特性について 講義がありました。
今回は、 「鎌倉朱」「鉛丹」「胡粉」 を使って「たらし込み」という技法を学びます。
早速先生のデモンストレーションを交えて たらし込みの手順、方法、注意点などが伝えられました。
パレットの上に それぞれの 顔料をアートグルーと水を同量で 濃いめに溶いて準備します。
刷毛に含ませます。
「この時のポイントとしては 刷毛の根元までしっかりと顔料をしみ込ませることです。
筆からポタポタ落ちる程度にしてください」
「日本画では、‘色を置く‘といいます。横に引っ張るのではなく のせる、おく、という感じです。」
「色をのせる順番ですが、朱、鉛丹、胡粉と 濃い順にのせていきます。
のせるときは、同じ量のせるのではなく 6割3割1割・・・という風に割合を変えたりした方が 面白いですね」
色を置く前に 紙の上に 水を吹き付けます。
「にじみを綺麗に出すコツとして 水が紙の上で丸くなる状態をつくることです」
「絵具を落とした後 散らすように水をスプレーしていきます。 芯が残るような散らし方が美しいにじみになります」
それぞれ個性的なにじみが できました。
乾き待ちの間に モチーフの薔薇をデッサンします。
「今日の デッサンのコツとコツとしては、細かいところまで見すぎないこと。目を細めて大まかな形を取ることです。」
午後からは、デッサンした薔薇もしくは 先生が用意してくださった写真資料を元に
上からモチーフを描き込んでいきます。
転写、書き込みが終了したら、アクリル絵の具で着彩していきます。
着彩するときのポイントとしては
「明・中・暗」を塗り分けることで 奥行が出ます。
青木先生も おひとりずつまわられて 手を加えられたり具体的なアドバイスを下さっています!
段々と完成に近づいてきました。
完成☆
合評の時間です!
「みなさん なかなかのできですね。」と青木先生もご満悦の様子です
どの作品も すぐに額に入れて飾りたくなる素敵な作品ばかりです!
参加されたみなさま お疲れさまでした☆
今後の日曜アートセミナーのスケジュールは、こちらからご確認下さい。
尚、このような特別教室は、会員様以外の方でもご参加いただけます。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております!
(歌姫)