本日は日曜アートセミナー
「クレパス技法~動物を描く(ネコ)~」
が開講されています!
講師は田伏勉先生です。
今回はクレパス技法初の動物を描く講座となりました。
可愛い猫の写真が用意されています?
![Dscn0660 Dscn0660](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1e/a9708a9656643a4ae0ec0eff16cd4711.jpg)
?まずは恒例の水張りからスタートです。
経験者の方も多く、皆さん慣れた手つきで張っていきます。
続いて下描きです?
これまでのクレパス技法講座では写すということを前提にしてましたが、これからはより作品を意識して描いていこうとのことです。
なので、今回は下描きをトレースせずにデッサンされる方も半数くらいおられました。
?下描きをフィキサチーフで定着さして、クレパスで1番下地となる色から塗っていきます。
![Dscn0665 Dscn0665](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c2/08ac7524582426d629e34c7b45988b66.jpg)
![Dscn0666 Dscn0666](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/47/aab1f7fc7fd581fcd881d5be4ba3c179.jpg)
始めに先生が言われたことは
「上手い下手というのは器用か不器用かというだけのことで、あまり気にせずにその人それぞれの味を出せばいい作品は作れる」
というような話をされていました。
皆さんの個性が前面に出た作品が出来上がるのでしょうか。楽しみです?
?一層目のクレパスを乗せ終わると、オイルを塗って全体に伸ばしていきます。
ためらわず、思い切りよく刷毛で塗るのがポイントです!
綺麗に塗ろうとせず、回りの色と混ざらせて画面をピンボケにします。
![Dscn0673 Dscn0673](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/dd/2f85de2592e917076ce76e004d02ef23.jpg)
?こんな感じになります!
?オイルで伸ばしたあとはナイフで削っていきます。
まずは明るい部分を面で削り、色が欲しいところにはクレパスを足していき、それを繰り返していきます。
?こちらは先生の見本作品です。窓の向こうにネコがいるのがよく分かります。
?途中経過です。。全体的に淡い空気感ですね。
?先生の実演に人だかりができてます!
![Dscn0699 Dscn0699](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/12/1320c2f13967daab47651fea99df3a4a.jpg)
?こちらはライターを使ってクレパスを溶かす技法。
?途中経過です。。窓の向こうに凛々しいネコが現れてきました。
作品の仕上げに、先生から新たに技法の講義がありました。
用意するものはマスキングテープ、まな板、ガーゼです。
?まな板にクレパスをこすり出し、それをオイルを染み込ませたガーゼに付けて塗っていくというものです。
窓の枠部分にマスキングテープを貼り、窓部分だけに色がつくようにします。
ガーゼの質感がぼんやりしたガラスを浮かび上がらすのにピッタリですね。
?窓の曇りが表現されました!
ここはあまり写真を気にせず、自分の好きなように表現すればいいとのことでした。
合評です!?
写生から一歩踏み出す絵を目指した今回、やはり今まで以上に表情豊かな作品が出揃いました?
![Dscn0714 Dscn0714](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f5/52640d951b1a033f7ca1553f4a6b24df.jpg)
絵の上手い方、色彩感覚の優れた方、味のある作品というのはそれぞれの個性を伸ばすことで生まれてきます。
先生の合評はとにかく一人一人のいい部分や修正すべき部分をズバッと言ってくれます。
とても楽しい合評でした。
田伏先生のクレパス技法、次回は
『クレパス技法-写生から絵画まで-』~夕暮れを描く(フランス・ブルターニュ)~
開催日は5/24(日)です!
そして次回の日曜アートセミナーは弓手研平先生の
『フェルメールの世界で人物画を描く?』-フェルメールの時代の光とシチュエーションを再現します-
開催日は4/13(日)です!
お楽しみに~~
(まりも)