SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

上手くて巧い絵③「静物を描くⅡー色彩の基本ー」

2016年09月26日 | 一日教室

本日はアートベースの開催日でした!

上手くて巧い絵-色彩論を身につけて描く-』

講師は永津照見先生です。

第3回目のテーマは

静物を描くⅡ-色彩の基本-」です。

静物を描く講習会は二回目となりました。

本日は「色彩の基本」として、色彩パステル画の制作を学んでいきます。


本日の先生による参考作品です

始めの講義ではまず遠近法の種類と明暗法について説明がありました。

遠近法には、

①幾何学的遠近法 ②空気遠近法 ③色彩遠近法 の三種類があります。

描く場面でこの遠近法のどれを使っていくかがポイントです

続いてパステルペンシル、ソフトパステルの描画方法を演習。

筆圧やタッチで明暗の変化をつけていきます

制作に入ります。

一枚目は「白い紙の上に置いたレモン一つ」を描いていきます。

まずはパステルペンシルで下描きです。

形態を大まかな箱型に当てはめ、明部と暗部に分けます。

 

 

続いて色彩決定のプロセスは、

明度 ⇒ 色相 ⇒ 彩度 という順に行っていきます。

まず明暗で立体的に描き(明度)、明るい所と暗い所の差をつけて(色相)、

最後に鮮やかさ(彩度)を出していきます

先生が一人ずつ順番に見て回って指導していきます。

爽やかな黄色いレモンが出来上がりました

 


二枚目のモチーフはこちらです。

「ガラスビン、オレンジ、半分に切ったグレープフルーツ」です。

まずは先生のデモンストレーションです。

今回作品を描くポイントとして先生がおっしゃられたことは、

「対象物のいいところを引き出していく」、「大げさに特徴を引きずり出す」

そして、一番大事なのはやはり「美味しそうに描くこと」です

下描きで明暗をしっかりつけてから着彩していきます。

そしてモチーフは一個ずつ描くのではなく、全体を見て描くことが大事です。

明度のバランスを崩さないように色を付けていきます。

いきなり鮮やかな色を使わず、徐々に塗っていくことも大事です

 

完成しました!

今回も短い制作時間で二枚の絵が仕上がりました。

手を入れ過ぎないシンプルな絵の魅力も感じられます


最後にフィキサチーフをかけて終了となりました。

 

皆さまお疲れさまでした

 

『上手くて巧い絵』第4回目は10/10(月)「女性を描くⅠ-ホワイトコスチューム-」です

実際に外国人女性モデルを迎えての講習会となります。

お申し込みはコチラ

 

 永津先生の講習会は一回完結型で開催しています。

残り2回も皆さまのご参加お待ちしております!

 

詳しい案内はコチラ

 

次回のブログレポートもどうぞお楽しみに~

 

(まりも)