アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

土曜の山と日曜の川

2015-05-18 | アークツアー 初夏

 

土曜の山と日曜の川 

 のちのち 最高気温27、0度。

 「わっ、なんて幻想的な・・・」

僕らは、うっとりと大きなブナの木に見とれました。

それまで乳白色に閉ざされていた山に、風が吹き、霧が流れ、ブナの大木が姿を見せくれたのです。

やがて空はゆっくりと晴れてゆき、新緑のコルに木漏れ日が差し込んできました。

 

 初夏の土曜の午後。2名のゲストと、黒尊山塊、八面山~熊のコルのブナ林を歩いてきました。

『黒尊山塊は、四万十川の支流黒尊川の上流渓谷一帯に広がる山域の総称です。

黒尊山塊は、かつて四国の中でも有数の自然林として注目されてきましたが、

大正のはじめ頃より森林の開発がはじまり、自然林はだんだんとなくなって、

スギ・ヒノキ植林となり、その当時から残っている自然林の一部が、

現在、黒尊山自然観察教育林(国有林 310ha)として保存されてます』

フィールドガイド 四万十川より。

 

 雨予報だった週末の天気は、よい方向に予報がはずれました。

土曜日。青葉雨は昼前にはあがり、午後の山頂は霧も晴れ、青空が広がりました。

雨に濡れた新緑が、

陽にキラキラと輝く山肌で、ツツジの花の赤がひときわ鮮やか(シャクナゲの花は咲いておらず)。

山の上から、宇和海と九州が見えればパーフェクトでしたが、眼下はまだ霧の海。ザンネン。

 

 この山域に降った雨が、黒尊川の美しい流れをつくり、

四万十川の豊かな流れをささえ、土佐湾の多様な生き物をはぐくむ。

水の旅が始まる山を歩けば「これまでとは少し違う視点で川を見るコト」が出来るかもしれません。

 

 翌日曜日はカヤックで四万十川を下りました。

昨日、黒尊の山を歩いたゲストの二人は、今日が6回目の四万十川カヌー。

コースは、江川崎~口屋内まで約15キロ(レギュラーツアーの1日コース:8~11キロ)。

午前の川は、風がない。

美しい5月の風景を愛でながら、おしゃべりをしながら、水鏡の川をスイスイと下ります。

午後の川は、風が吹く。

後ろから前から吹く風の中、しっかりとパドルを漕いでゴールを目指します。

ゴールの口屋内沈下橋は、いまだ修理中でした。

 

最高気温27、0度(5月17日)。

四万十川の水位は、平水+20㎝。川面の水温は、21度。水の透明度は、△。



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2 コメント

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いつもの佐野さん (6回目のゲスト)
2015-05-18 16:17:56
今回もまた本当にお世話になりました(^O^)/ 普段は遠く離れた地に、いつ行っても四万十川とカヤックと佐野さんが存在してるのが、なんとも言えず幸せな気持ちにさせてくれます(^O^)/ きっとまた行きますので、いつまでもどうぞよろしくお願いします(^O^)/
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RE:いつもの佐野さん (あーくさの)
2015-05-18 18:21:19
6回目のゲストさん。6回目のツアーご利用ありがとうございました。今日の四万十は雨・・・週末の空が二人に味方してくれて本当に良かったです。今回も四万十で同じ時間を過ごすことが出来、また二人の素敵な笑顔が沢山見れて、僕も、ほのぼのと嬉しかったです。6回目だけど、山と川の新しいフィールドを案内することもできたし。次回は、少人数バーベキュー?次回もまた何か新しい体験や過ごし方を提供できれば、と思ってます。
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