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アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

星降る川から(気まぐれダイアリー)5月25日

2025-05-25 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

沈下橋から見あげる空を雲の群れがゴンゴンと、眼をおとす川を濁流がザブザブと速く流れていきます。

我先にと争ってゴールを目指す人々のように。大切なのは、目的地ではなく旅そのものなのに。

ザァザァ、ビュービュー、ケキョケキョ。

雨あがりの乾いた北風にだかれて、ぽけっとコーヒを飲む耳に聞えてくるのは、自然の音だけ。

 

「橋の下をたくさんの水が流れた」

たくさんの水と雲が速く流れゆく川景色に、過ぎてゆく時の速さを感じずにいられない朝です。

悠々として急げ、ですか。

さぁ、家に戻って洗濯と(たまったなぁ・・・)朝メシを。

 

四万十川の水位は、平水+3、5メーター(川登)↓

家地川ダム、津賀ダム併せたダム放流量は、336㌧↓ 今日の最低気温は、17、0度。

家にもどり、洗濯をすませれば、やっと朝メシだ(というよりブランチか)。

ひさしぶりに、朝からがっつりと食欲があるので、

おっ、(若き日の朝によく食べていた)かつ丼&ラーメンでいくか!と思い作る。

おーし、おーしと出来上がったかつ丼をワシワシ、

ラーメンをズルズルとすすりはじめるが、半分も食べれず・・・ギブアップ!!

ここでも、過ぎゆく時の速さをしみじみと感じたのでした。

年をとるというコトは、出来ないコトも増えてゆくというコトですね・・・哀号。じっと空を見る。


 最高気温23、2度。午後も晴れ。

「さすが南国土佐。雑草の伸びかたがメッチャ早いなぁ。つい2週間前に刈ったばかりなのに」

伸びすぎた無精ひげのような青草そよぐ庭に、コットを広げ、寝っころがりました。

もう夏のような陽ざしのなか、若葉を光らせて吹き抜ける風の心地よさに、初夏のシアワセを感じるけど、

咲きはじめたクマノミズキの白花が、深く色づきはじめたビワの実が、もうすぐ梅雨ですよ!と告げてます。

 

やがて、ジリジリと肌を焼く強い陽ざしに、短パンを脱がされた暇暮らしガイドは、すっぽんぽんに。

こんなことができるのが、人気のない過疎の川暮らしのよいところですね。

でも以前、今日と同じように、真っ裸でヒルネをしていたとき

電気の検針のオバさんのバイクが、すぐ近くまでやってきて、思いっきり気まずかったコトも。

 

そんな、人気のないフィールドで、身も心もスッパダカになって遊ぶ気持ちよさは、

熱風カンガルー大陸(オーストラリア)、小笠原の海、山形の里山、四万十川の自然が教えてくれた。

オーストラリアのヌーディストビーチにいったときは、

(アジア人がほとんどおらず)恥ずかしさが勝って、隅っこで過ごしたけど。

そういえば、オヤジオージたちが、フルチンできゃっきゃっと騒ぎながらビーチバレーをやっていたっけ。

 

四万十の夏、裸族の夏。

梅雨空のムコウには、ハダカの季節が待っています。

あなたも、四万十川の人気のない自然のなかで、イラナイ物を、情報をとっぱらって、

身も心もハダカになってリフレッシュしませんか。紫外線対策はマストです。


20:00。ホタル(ゲンジボタル)は飛びはじめたかな?と川へ。

まだ、濁流に浸かっている川原には降りられず。

北寄りの乾いた風が涼しい岸辺の小道で、ぼおっとコーヒーを飲んでいると、

淡い光が1つ点滅しながらフワフワ飛んできました。おおっ、ラブリー!!

その後も3つ~4つの淡い光を見るコトができました。

今年も四万十川に、少し遅れて(10日ほどか)ホタルの季節がやってきました。

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四万十川で深呼吸を(ココロもゆるむ川)

2025-05-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

四万十川で深呼吸を(ココロもゆるむ川)2024年初夏のツアーレポート再掲です

 最高気温30、1度。

 「この休暇がおわると、役職がかわるんです。

そうなると、もう連続した休みがとれなくなるので、

その前に、時間がないと行けないところを旅して、リフレッシュしたいなぁ、と思って・・・。

以前、遊んで(カヌーでくだって)面白かった四万十川と美しい栢島の海を選びました」

「どうして、四国西南部を旅先に選んだのですか?」

と聞いたガイドさのに、となりでカヤックを漕ぐゲストのTさんが答えました。

 

 5月24日(金)。

薄曇りの空からときどき陽がこぼれる川原は、少し蒸し暑くかんじます。

目の前の四万十川は、しばらくまとまった雨がなく、水量が少なめですが、水の透明度はグッドです。

 

 スタート地点のトロ場(流れがゆるい箇所)で、

かるく慣らした僕らは、さっそく川くだりをスタート(Tさんは経験者)。

いきなり少し波高い瀬に突入です(土佐大橋右側の瀬)。

 

 ザブンザブン!バウが跳ねる瀬では、バシャバシャとカラダにかかる水が気持E。

ひゃっほう!思わず声があがります。

最高気温30、1度。川面の水温20度。

水ぬるむ四万十川は、沈(転覆)もユカイな季節に。

 カヤックから見わたす山は(黄褐色や萌黄色、海老茶色でカラフルだった山は)、

淡緑と鮮緑に衣がえをすませて、初夏の陽にあわくかがやいています。

岸辺には、咲き終わりのウツギの白花がチラホラと見えます。

カジカカエルの恋声にみちた水辺。トロ場の岩の上に、甲羅干しをしている亀を発見。

そーっと近づいていくと、チャプン!亀は、水のなかに潜ってしまいました。

 

 4キロほどくだり、水の透明度がよい小さな支流の川原に上陸し、ランチタイム。

晴れる予定の空は、なかなか太陽が顔を見せてくれません。

シュノーケルセット&エビタモも積んできたんだけどなぁ。出番は、ナッシング。残念です。

曇り空の川原は、暑すぎず、のんびりとゴハンを食べるには、良いのですが。

 後半のコースは、瀬はすくなくなるけど、美しく雄大な川景色も楽しめます。

新緑の山を愛でながら、さわやかな風を、ここちよい水を感じながら、カヤックのうえで、大きく深呼吸~。

そして、僕らは水面をたゆたうようにながれていきました。どんぶらこ。

 カヤックでの川くだりは、岩間沈下橋まで(漕行8キロ)。

本日のツアーのしめは、沈下橋ダイブ。

車にのりこみ、江川崎上流の長生沈下橋へ(岩間沈下橋は、水深が浅く飛びこめない)。

ザブーン!誰っちゃおらん川へ飛び込んだTさん。

川からあがる、とズブ濡れのままニコニコと5月の風に吹かれていました。

 ツアーを終えたさのが、家にもどり、片付けをすませ、PCを開くと、Tさんからメールが。

「さのっちへ!無事に宿に着きました!

今日は、ありがとうございました。本当に心地良かったです。

また、戻ってきたいと思いました」。

 

うれしさで胸がいっぱいになったさのは、つぶやきました。

ぜひまた、深呼吸しに、ココロをゆるめに、四万十に戻ってきてくださいね、と。

 

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

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