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アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

4月17日(月)のつぶやき

2023-04-17 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

まばゆい朝日と緑かおる風に、岸辺の若葉が、花がキラキラかがいてます。

むらさきの花が、笹色の川をさらさら流れてゆきます。

トンビがゆうがに空を舞い、ウグイスがにぎやかに恋を歌う。

そんな美しい初夏の川をながめながら、のんびりとコーヒを飲めば、あらっ、もう9時・・・か。

気持イイ時間は、あっという間に過ぎてゆきますね。

今日の最低気温は、7、8度。

 

 最高気温21、8度。午後も晴れ。

昼どきの陽光は、目にまぶしく、肌にほの暑い。朝のフリースよさようなら、Tシャツよこんにちは、です。

そして、裸族の季節をまえに、お腹をひっこめなければ!と川沿いの細道をヨタヨタ走れば、

ノアザミの紫の花も風にゆれる岸辺で、2羽のツバメが低く飛んでいるのが見えました。

ウェルカムバック!ツバメちゃん。

低く飛んでいるということは、天気はくだるのかな?洗濯物がたまっているのだけど。

 

走りながら見る新緑の山には、こんもりとした淡黄色の部分がかなり目立つようになってきました。

もこもことブロッコリーのような樹形(の群落)も特徴的な、シイの木。その花です(主にツブラジイ)。

初夏に花を咲かせるシイの木は、翌秋に殻(殻斗)につつまれた小さなドングリをつけます。

このあたりでは、その小さな実を炒って食べたりします。

ナッツのような食感のこうばしくほの甘いドングリは、コーヒーにもなかなかあいます。

ただ、食べすぎるとお腹をこわす、といいますから、ご注意を。

 

これから川に吹く風には、シイの木の花が甘く濃くかおります(クリの木の花のような強いにおい)。

そんな、花と緑かおる初夏の川に、カヌーでくりだすのもまたオツなものですよ。

美味しいモノをこじゃんと積んで。ぜひ。

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4月13日(木)のつぶやき

2023-04-13 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

思ったよりも朝の川に吹く風は冷たく、

薄着できてしまった僕は、肩をすくめながら川見をしたのでした。ぷるぷる。

あたたかいコーヒを持ってくればよかった。

岸辺に咲きはじめたマルバウツギの白い花も小さくふるえていました。

今日の最低気温は、6、4度。

ムベの花。花言葉は、愛嬌。

 

 最高気温25、3度。午後も晴れ。夏日。

やわらかな陽ざしと、やさしい南風が肌に心地よい午後は、

春霞の空や萌える新緑の山を、ぽけっと眺めたり、本を読んだり、

飲んだり食べたり、ヒルネしたり、無所属の時(沈没の時)をうだうだと過ごすのでした。

まあ、そんなに急(せ)かんでも、ええのんとちゃうやろか、とひとりごちながら。

 

「何もしなくても満ち足りて一日を過ごしてしまうのが、田舎の生活の良い点であり、悪い点でもある。

何もしないうちに一日が一週間になり、またたく間に一ヵ月が一年になる」野田知佑

初夏の四万十は、沈没するにもよいところ。あなたも、いかが?

*沈没:バックパッカー用語。

観光など本来の旅の目的からはなれて、一か所に長期滞在し、だらだら、うだうだと時を過ごしてしまうこと。

 

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

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4月10日(月)のつぶやき

2023-04-10 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 最高気温22、1度(最低気温4、4度)。

このところの朝は、寒のもどりで空気がひんやりと冷たく、

春はあけぼの、とうそぶくさのは、あたたかい布団のなかで、2度寝3度寝をするていたらくです。

やがて、窓からさしこむ朝の光で、部屋がぬくもると、ようやくのそのそと起きだすのでした。

 

ベランダにでて、コーヒーを飲むねぼけまなこオトコを、

心地よい春の風が、目にあざやかな緑が、鳥やカエルの歌が、外に遊びにいこうよ、とさそってきます。

そうさ、家にいるのはもったいない!お弁当とお茶を、ザックにいれて川原へでかけました。

もう葉桜となったサクラの木のそばで、背の高いセンダンの木も芽吹きはじめています。

あざやかな新緑の岸辺をぬけ、川原へおりれば、

先週の雨で、まだ少し太い笹色の川が、さぁさぁ、ごぷごぷと音をたて、いつもよりはやくながれてます。

 

川をとりまく岸辺や山々は、新緑が目にまぶしい季節をむかえています。

萌黄、黄緑、若緑、濃緑。さまざまな木の葉の緑のなかに、

海老茶色、橙色(常緑樹の新芽)や黄褐色(樫の木の花)も見えます。

南国の初夏の岸辺や山は、秋の紅葉のころよりも、ずっとカラフルで見ごたえがあります。

 

ほのかに花が甘く香る風のなかで、さのは、萌える緑の饗宴にすっかり心をうばわれてしまいました。

なんてステキな日なんだ・・・。そして、流れる水のそばにこしをおろして、お弁当をひろげました。

もう初夏のように強い陽ざしに、カラダが熱くなれば、足をのばして水に足をつけてみます。

うひゃー!思いもよらぬヒンヤリ冷たい水に、おもわず声をあげたのでした。

家にもどるとちゅうの道端に、イタドリ(スカンポ)の新芽がすっくとのびています。

これはいい、ぽきぽきとイタドリをつめば、ノーテンキなオトコは、もう川のことは忘れて、

イタドリをどうやって食べるか(酒の肴にするか)ということで、頭がいっぱいになっていました。

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4月7日(金)のつぶやき

2023-04-07 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  最高気温18、9度(最低気温、13、7度)

3日にわたり降りつづいた春の雨は、

午後にはやんで、西の空は少しずつ明るくなっています。

四万十川は、昨夜から朝にかけての(小さな春嵐のような)まとまった雨で、じこじこ水位があがりました。

ひさしぶりの増水です。沈下橋は沈みませんでしたが。

 

16:30。

四万十川の水位は、平水+3、1メーター↑。ダムの放流量は342㌧↓(家地川ダム、津賀ダム)。

日曜日から週明けにかけての川は、水量たっぷりの速いながれとなり、

カヌーでロングコースをくだるには、よいフィールドとなりそうです。スイスイ。

*土曜日の川は、まだ水位が高すぎるし、強い風が吹くことも予想されるので、カヌーはNGです。

 

風吠える夕方の空は、ねずみ色の雲がゴンゴン流れて、少しずつ晴れ間がひろがっています。

ん~イイね。春宵一刻値千金。

今宵は、春風のベランダで、1日遅れのピンクムーンを待ちながら、一杯、また一杯やりますか。

酒は、四万十の有名な栗焼酎ダバタ火振りで。

「春の月 さはらば雫(しずく) たりぬべし」一茶

2019年5月撮影。

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4月6日(木)のつぶやき

2023-04-06 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。

ひさしぶりの雨が、緑萌える川辺をしっとりと濡らしています。

ラジオをオフにして、ベランダで蛙のよろこびの合唱、鳥のひかえめな歌、雨音を聞く。

そんな自然の音に、ぽけっとひたっていると、

「お騒がせして申し訳ありません!」選挙カーが、がなりはじめました。やれやれ。

今日の最低気温は、14、7度。

 

 

「ムツゴロウ」畑正憲さん死去 北海道に「動物王国」、映画でも活躍:朝日新聞デジタル

 「ムツゴロウ」の愛称で親しまれ、テレビの動物番組で人気を博した作家の畑正憲(はた・まさのり)さんが5日、心筋梗塞(こうそく)で死去した。87歳だった。葬儀は家族で...

朝日新聞デジタル

 

ムツゴロウさんが・・・。

開高健、立松和平、星野道夫、CW二コル、野田知佑。

また1人、好きな作家がこの世を去ってしまった。合掌。

 

 最高気温18、5度。午後も雨。

シトシト降っていた雨は、夕方になると、ときおりザァザァと降るように。

天気予報は(四国は)、今夜から明日早朝にかけて、風雨がかなり強まるでしょう、と伝えてます。

雨漏りがシンパイな我がボロ家。

春の小さな嵐に、今夜は心をゆさぶられそうです。心の雨漏りもシンパイさぁ。

でも、旅先の土漠、山頂、海辺で嵐にもてあそばれたときにくらべれば、まだマシか(テントはあっけなく潰れた)。

明日朝までの予想雨量は、150㍉(多いところで)。

沈下橋は、今年はじめて濁流に沈むかもしれません。

 

嵐の夜に、今夜の満月(ピンクムーン)は、見られそうにありません。うーん、ザンネン。

日本には、「雨夜の月」や「月に叢雲 花に風」といったことわざがあります。

アラスカの人は、天候が悪く山などに入れないとき「Mother nature runs a show in Alaska, not us.

アラスカでは人間ではなくマザーネイチャーがドラマを進めてゆく」というそうです。

アークさのは、「カヌーに増水 キャンプに大雨」とぼやく。

つまり自然は、自分が思うように物事がうまく進まない、ということを教えてくれます。

でも、だからこそ、物事がうまく進んだときは、ヨロコビもひとしお大きく深くなるのでしょう。ほんとうに。

画像は、12月の満月。

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4月3日(月)のつぶやき

2023-04-03 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

大きな橋から見おろす岸辺に紫色の花が見えます。

おっ、咲きはじめましたか・・・。橋をくだり崖をのぼり花咲くところへ。

少し汗ばんだ僕を、ヒンヤリ冷たい川風とフジやキシツツジの花々がむかえてくれました。

初夏近し。今日の最低気温は、9、3度。

 

 最高気温23、5度。晴れときどき曇り。風さわがしい午後です。

「春なのに、秋色になるのはなに?」

それは竹です(竹は春に黄変する。これを、竹の秋という。筍に栄養分を費やすため。

逆に、秋には、筍が一人前の竹となり、若葉を茂らせる。これを竹の春という)。

春になると、近所の方から、タケノコをいただくことがあります。

この春もまた、とれたてをどっさりと。

 

刺身はもちろん、焼く、煮る、揚げる。うーむ、食べきれるかな・・・。

これからしばらくは、タケノコ漬けの日々となり、気がついたらタケノコになっているかもしれません。

「ある朝、さのがなにか気がかりな夢から目を覚ますと、

自分が寝床の中で、巨大なタケノコに変わっているのを発見した」。タケノコマン誕生です。弱そうだ・・・。

 

南国をながれる川。その川岸には(植生の特徴のひとつとして)、竹林がよく見られます。

種類は、細いヤダケから太いモウソウチクまで、7~8種ほど。

竹には、食べる以外にもさまざまな使いかた、遊びかたがあります。

・テーブルやイス、竹とんぼなどの竹細工・竹炭・流しソーメン・竹いかだ・竹炊飯・竹竿

・夏の川原に置いた、長く太いモウソウチクは、泳ぐ人たちのフロートがわりに。

そして、酒飲みには、青竹のコップに酒を入れ、焚き火で燗をつけたカッポ酒がオススメです。

青竹の油分が酒にとけこんだカッポ酒は、2級酒が特級酒になる、といわれるほど、香りよく味が深くなります。

あと、個人的には、強い風に竹林がカラカラ鳴る音を聞くのが好きです。

 

食べる、使う、遊ぶ、いろいろな楽しみかたができる竹。

四万十川流域でキャンプをするとき、カヌーでくだるときは、

竹文化にも目をむけ、ふれてみると、またあたらしい視点で川を、自然を見ることができますよ。たぶん。

*土地所有者の許可なく、かってに竹を切ったり採ったりは、もちろんできません。

花の春。オンツツジも咲きはじめました。

 

 

坂本龍一さん死去 生前には県内の森林保全にも強い関心|NHK 高知県のニュース

【NHK】「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」のメンバーで、映画音楽でも世界的な評価を受けた坂本龍一さんが3月、71歳で亡くなりました。…

NHK NEWS WEB

 

 

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4月1日(土)のつぶやき

2023-04-01 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

やわらかな朝日がてらす沈下橋を、少し冷たい風がわたっていきます。

コーヒー片手にぽけっと川見をする耳に聞こえてくるのは、カジカガエルや鳥の歌、瀬音。

芽吹きの季節をむかえた岸辺は、萌黄から濃緑までさまざまな緑色にいろどられてます。

うーん、ビューティフォー。

今日の最低気温は、8、7度。

 

 

寒波越え甘く…宿毛小夏の収穫始まる | 高知新聞

たわわに実った宿毛小夏の収穫作業(宿毛市宇須々木) 高知県宿毛市で甘く爽やかな宿毛小夏の収穫が始まっている。同市宇須々木の久保農園では寒波被害のため出荷量は減る...

 

 

 最高気温24、8度。午後も晴れ。

川をふきぬけるあたたかな春風が、萌黄色の岸辺をザワザワと鳴らし、

ときおりヒュウ―と、ひときわ強く吹く風が、咲きおわりのサクラの花を吹き散らしていきます。

「空をゆく ひとかたまりの 花吹雪」高野素十

サクラの花がおわれば、フジやサツキも咲きはじめる南国土佐は、もう初夏の気配に。

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

4月は、6日が満月です(ピンクムーン)。

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、卯月の月をのんびりながめてみては?

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

 

「満月のひかりを沈下橋で浴びた2人は結ばれる」とこのあたりでは言われます。

ウソです。これは今、僕がかってに思いつきました(エイプリルフールということで・・・)。

でも、—緑のなかを青くながれる 昼間の川景色とはまるでちがう表情を見せる —

神秘的なムーンリバーは、きっと2人をめっちゃロマンチックな気分にしてくれますよ。ぜひ。

 

あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

6日、かわらでおつきみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。

さのねこ拝 *画像は、11月。

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3月29日(水)のつぶやき

2023-03-29 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

春眠あかつきをおぼえず、などとほざき、せんべえ布団のなかで、

のんびり3度寝をきめこんでいたら、ん?今日は、分別ゴミの日ではないか、と気がつきました。

(わっ、もう、8時だ。8時までに出さなければいけんのに)

急いで着替え、ゴミ入りザック背負って、わっせわっせとゴミ集積所までチャリをとばす。

 

ゴミをだしたあと川へ。

ヒエヒエ川風が、うっすら汗ばんだカラダをひやしてゆく。

起きたての耳をみたす、鳥やカエルが奏でる春のしらべ。

そして、春の(遅い)朝の川景色をながめながら誓うのでした。明日からは、もっと早くおきっぺ、と。

春はあけぼの、ともいいますし・・・。

今日の最低気温は、3、9度。

 

 最高気温21、2度。午後も晴れ。

陽ざしぬくい川に吹く南風が、

萌黄色の岸辺をサワサワと鳴らし、満開のサクラの花をハラハラと散らしていきます。

春の大川(このあたりの四万十川の呼び方)は、サラサラ流れ、

花晴れの明るいひかりのなかで、鳥が歌い、蝶が舞い、トンボが飛んでます。

ん~春風駘蕩。

 

もう散りはじめた今年のサクラ。儚いからこそ美しいサクラ。

僕は、サクラの花をみると、

「花に嵐の例えもあるぞ さよならだけが人生だ」宇 武陵 和訳 井伏鱒二氏

「いつでも遊びに励め 人生には締め切りがあるのだ」という言葉(故 野田知佑)を思い出します。

 

野田さん。もう一周忌なのか。時が経つのは、はやいなぁ・・・。

あと、何度サクラを見られるのかな?

それは、誰にとっても「God  only knows」。

なので、遊べるうちにしっかり遊んでおきませう。他人の目を気にして生きるのはやめて。

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3月27日(月)のつぶやき

2023-03-27 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

ひさしぶりの朝日のまぶしさに目をほそめる朝です。

川へ。春霞の青空と春濁り(笹濁り)の川のあいだに吹く北風が、

水辺の菜の花を、岸辺の満開のサクラの花をやさしくゆらしています。

「桜咲き らんまんとして さびしかる」細見綾子 

今日の最低気温は、6、3度。

今朝の沈下橋。

咲くサクラ。

散るツバキ。

  最高気温20、5度。午後は、晴れときどき曇り。

おだやかな春の陽ざしのなか、サクラがいっせいに咲きほこる岸辺は、春爛漫といったところです。

少し冷たい風のなかで、鳥やカエルたちも、春のヨロコビを歌ってます。

 

「花晴れの もったいなくも 月曜日」*本句は、秋晴れの。

しかし、ヒマだけはたっぷりあるサンデー毎日なさのは、

満開のサクラの木のしたにすわり、白ワインとチーズで一杯、また一杯です。

花と川を愛でながら。「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ」などとひとりごちながら。

それは、いわゆるひとつの少確幸です。すまぬ、すまぬ。

 

でも、いいことばかりはありゃしない。

家にもどってから(お気に入りの)サングラスがないことに、気がついたのでした。

頭にのせているコトをすっかり忘れてたパターンです。よくやります。どこさいった・・・。哀号。

春にうかれて大切なものをなくさぬよう、皆さんもお気をつけて。

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3月23日(木)のつぶやき

2023-03-23 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。

四万十は、雨。ときおりガシャガシャと激しく降ってます。

ひさしぶりの大雨に、川の水位はじこじこ上ってます。

上流の窪川の累加雨量は、162㍉。家地川ダム(佐賀堰堤)の放流量は、456㌧。

水位は、平水+1、1メーター(川登)↑。ふぁぁ、もう9時か。春眠雨音も覚えず・・・。

今日の最低気温は、15、4度。

 

 最高気温22、6度。午後は、曇り。

雨は、昼前にあがりましたが、雨雲がいすわる空は、どんより曇ってます。

ねずみ色の空の下で、3~5部咲きのサクラの花も、ウェイティン・オン・ア・サニー・デイです。

そして、大雨でもりもり太った四万十川の水位は、平水+2メーター。

 

口福(こうふく)は、とつぜんやってくる。

ベランダから暗い空をながめていると、おーい!と言って、眼下のスロープを近所のおんちゃんがあがってきました。

そして、片手にさげたビニール袋を僕にさしだして、これ、いらんか?といいました。

受け取る、とずっしりと重いふくろのなかには、赤身の肉のカタマリがいくつか入ってます。

「イノシシの肉よ。昨日、山に仕掛けたワナにかかったけん。食うたや。

まずは、昼にでもちょっと切って焼いて、口にあうかためしてみたや」。

*イノシシの肉は、時期、部位、血ぬき、さばき方などによって、臭みや質にちがいがでるそうです。

今回の肉の部位は、背中あたりで、血抜きずみ。

 

ベランダでコーヒーを飲みながら聞く、おんちゃんの漁の話が、ヨソから来た僕にはとても興味ぶかい。

おんちゃんは、もう仕事をリタイヤしたけど、

春~秋は、川漁(アユ、手長エビ、ウナギ、ツガニなど)や稲作、畑作。

冬は、山漁(イノシシ、シカなど)で年間をとおして、けっこう忙しいようです。

「イノシシは3月でオワリ。4月からは手長エビ漁がはじまるけん。またちがう楽しみがあるがよ」。

 

おんちゃんが帰ったあと、僕は、たくさんありすぎる肉 —冷蔵庫は小さいし、買い出し直後だし—

の半分は、お隣さんにおすそわけし、さらに冷凍するぶんと今夜食べるぶんにわけました。

 

さて、今宵の猪の肉は、どう料理してやろうか?

以前、やはり猪の肉をいただいたときは、

焼肉にしたが、臭いはともかく、(下処理をしなかったので)とにかく肉が固かった。

近所の知り合いに電話でレシピを聞くと、大根と甘しょっぱく煮込むか、塩漬けがええで、と教えてくれました。

だけど、大根ないし。うーむ・・・。でも、以前食べたときとちがって、今はネットがある。便利ですね。

レシピを検索する。そして、決定したメニューは・薄切り、さっと焼き、ねぎポン酢かけ。ビールとともに。

 

さて、そろそろ下処理をすませたイノシシ肉を焼くコトにします。

どんな口副がまっているのか(あるいは口不幸がまっているのか)。楽しみです。今から食べまーす。うしし。

ある晴れた冬の日に。

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3月21日(火)のつぶやき

2023-03-21 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシト降ったり止んだりのつめたい桜雨に、春の花もちいさくふるえてます。

カエルたちは、元気に歌ってますが。ぷるぷる。

天気予報は、日曜日まで傘マークのオンパレード。

菜種梅雨に突入した(やせている)川は、もりもりふとりそうです。今日の最低気温は、10、9度。

今日は祝日だったのか・・・。

 

 

四万十川アオサノリ連年大不振 葉が育たず、漁協「養殖 存廃危機」 | 高知新聞

アオサノリが生育しないまま収穫期を迎えた養殖場(写真はいずれも四万十市下田の竹島川) 四万十市下田の四万十川河口域で養殖されるアオサノリ(ヒトエグサ)が今季、全...

 

 

 

〝海の桜〟でお花見気分 サクラダイなど6種 土佐清水市・足摺海洋館  | 高知新聞

桜にちなんだ魚などが展示された会場(写真はいずれも土佐清水市の県立足摺海洋館) 土佐清水市三崎の県立足摺海洋館「SATOUMI」で、桜をテーマにした企画展が開か...

 

 

 最高気温13、7度。午後も雨。ときどきザァザァ降り。

過疎の川のほとりの暮らしは、自然の音に満ちていること、が気にいってます。

部屋のラジオをオフにして、ベランダでコーヒー片手に、

雨音や鳥、カエルの歌を聞くと、気持ちがすーっと落ちついていきます。

 

そしてたまに、自然の音さえ聞こえない静寂のなかに、身をおきたくなることも。

豪州のアウトバックで、雪山の尾根などで、経験した静寂(の音)は、忘れがたい良い思い出です。

それは、自然の瞑想なかに、予期せず迷いこんでしまったかのような、不思議な時間だったから。

 

雨空をながめるのにあきれば、下半身を寝袋に突っこんで本をひらく。雨読です。

「四万十川は水量も昔よりだいぶ減ったわなぁ。

水が少ないいうことは、バラスにヨセ(ヨシ)が増えたことでわかるんよ。

昔はこのヨセがバラスにはほとんどなかった。

なぜかいうたら、しょっちゅう水かさが増えるけん、バラスは水に浸かっちょる時間がいまよりずっと長い。

水の中やとヨセは生えんのじゃけんねぇ。

 

瀬も昔ほどきつうなくなったねぇ。早瀬が早うなくなるとどうなると思う。

水は早う流れるとその中にようけ酸素を取り込むんよ。

それが流れが遅うなると、当然、酸素はあんまり水の中に入らんようになる。ただ下へ水だけが流れるだけよね。

川の中の酸素が少なくなると、魚も困るけんど、バクテリアも困るいうことになるんよ。

酸素がないと、有機物を無機物に分解してくれるバクテリアの働きも活発ではのうなる。

 

昔は「いらんもんはなんでも川に流したらええ」という考えがあって、ようなんでも川に捨てるいうこともあった。

使うた水はきれいにして返さんといかんのに変な話や思うけんど、まっことみなで、なんでも川に捨てよったんよ。

夫婦げんかなんかしよったら、癇癪起こして、つれあいのもんをなんでもかんでも川へ落したひともおったわたねぇ。

そんでも昔のほうが川がきれいかったんは、川の中に酸素がようけ含まれちょったからじゃろ。

バクテリアがなんでも分解しよって、川の浄化作用がものすごう強かったからじゃと思うわ。

こういう川の本来持っちょる力をこわしたらいかんねぇ」。四万十 川がたり  野村春松

 

四万十川の水量が、昔よりへった、昔より水の透明度がわるくなった、

川の幸がすくなくなった、との話はよくききますし、(フィールドが川である)僕も実感してます。

それに対して、川が(川をとりまく自然が)昔よりよくなったという話は、ザンネンながらほとんどききません。

そして、いまだに(人目につきにくい)川岸の林の斜面には、家電用品やタイヤなどが捨てられてたり、

空き缶や弁当の空箱などがポイ捨てされてます。これまたザンネンです。

 

流域に暮らす人々にとっては、近くに、あたりまえのように流れてる川だから、

なかなかその素晴らしさ(貴重さ)に気がつきにくいのかな?と思うし、

失ったときに初めて気がつくのかも?と思うのでした。

(もちろん、このままじゃいかん!と保護、啓蒙活動をしている方も少なからずいますが。結果として)。

お前がいうな、との声も聞えてきそうですが・・・。自戒をこめて。

ある春の日に。

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3月15日(水)のつぶやき

2023-03-15 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

春霞の空の下、川をわたる少しつめたい風に、萌黄色の梢がゆれてます。

ほのかにあたたかい陽ざしの岸辺で、ウグイスやカジカガエルが恋の歌を歌ってます。

とってもすてきな春の朝。そろそろサクラも咲きはじめるかな?

今日の最低気温は、2、7度。

 

 最高気温20、3度。午後も晴れ。

昼どきのベランダで、日なたぼっこをしながら、ぼけっと空や庭をながめていると、

ん?庭先の道路をイノシシがとことこ歩いてゆくのが見えました。おおっ、めずらしい(村内でみるのは)。

庭に降りて道路にでてみた。けど、もう川岸の竹やぶにはいったのか、ヤツの姿はありませんでした。

イノシシも 旅にでるのだ 春うらら。

 

イノシシをおった足で川原まで行き、春のあかるい光のなかで、ぽけっと南風に吹かれました。

聞えてくるのは、風音、瀬音、木々のざわめき、鳥やカエルの恋の歌。そして、キツツキのドラミングも。

それは、いわゆるひとつの少確幸です。

春の川 ひねもすのらり くらりかな。

 

そんな、南国の川の春を、水辺の自然を、

五感で感じたければ、カヌー(機械音のないギア)で川をゆくのがオススメです。

誰もが、すぐに自然の子になっちゃいますよ。ぜひ。

愛媛県宇和島市と高知県宿毛市で桜が開花(気象予報士 川越 絵里子)

愛媛県宇和島市と高知県宿毛市で桜が開花(気象予報士 川越 絵里子)

本日3月15日(水)、愛媛県宇和島市と高知県宿毛市で桜が開花し、四国地方も春本番を迎えています。

tenki.jp

 

南国の川に、本格的な春がキター!

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3月13日(月)のつぶやき

2023-03-13 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。風さわがしい朝です。

強い北風に、緑の落ち葉(常緑樹の葉)が、パラパラと路上を舞い飛んでいきます。

春は、もう一つの落ち葉の季節ですね。

 

萌黄色(ヤナギ)と川を撮ろう、と道なき崖をおりてゆけば、泥斜面でこけ滑り落ち、全身泥まみれに。

昨日洗濯したばかりの服なのに・・・。哀号。

今日の最低気温は、7、7度。

 

 最高気温12、7度。午後も晴れ。

さんさんと降る陽ざしは春なれど、びゅうびゅうと吹き渡る風は、冬のように冷たい。

ぷるぷる。風冷えの日は、鳥たちの恋の歌もひとやすみです。

 

風さわがしい3月。南国の川は、風がいれかわり吹く季節です。

・晩秋~春(にかけておもに吹く)西~北風。・春~秋(にかけておもに吹く)東~南風。

冬と夏の風、両方楽しめるときですが、川は、風のハイウェイ。

春の川沿いや川原でキャンプするときは、

大風が吹くことを想定し、テントやタープは、ペグだけでなく石なども使ってがっちりと固定しましょう。

遊んでテン場に帰ってきたら、テントが川まで飛ばされて水につかってた、

なんてコトにならぬように(僕もやらかしたコトが・・・)。

 

四万十市に、大風注意報が発令された昼下がり。(冬の名残りの)冷たい大風に吹かれに、沈下橋へ。

水面に白ウサギが飛ぶほどの大風のなか、ときおり突風も吹いて、

沈下橋にたたずむ僕を、川に吹きおとそうとします。おっとっと。

 

足をふんばり、ただただじっと風の音を聞いていると、ビュウ―、突風が帽子をさらっていった。哀号。

「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? ええ、春、四万十川の沈下橋で、

大風に飛んでいったあの野球帽ですよ。母さん、あれは好きな帽子でしたよ」by映画 人間の証明

大風の沈下橋をわたるときは、風に吹き落とされぬよう、帽子をとばされぬよう、くれぐれもご注意を。

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3月10日(金)のつぶやき

2023-03-10 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、曇り→晴れ。

♪かえるの歌が聞こえてくるよ♪

昨日の雨が、田圃のかえるたちを起こしました。ケロケロ。

春は、生き物や草木の命が満ちあふれる季節。南国の川辺は、日毎にニギヤカにカラフルになってゆきます。

そんな春の川で、命の洗濯してみませんか。のんびりと。

今日の最低気温は10、6度。

 

 最高気温  24、3度(今年最高)。午後も晴れ。

春霞の空から降りそそぐぬくい陽ざしに、

厚手のフリースを脱がされた僕は、Tシャツ姿で近所を散歩しました。

(空の色や陽の強さ、風の肌ざわりに)春だなぁ、と思いながら。冬が終わったなぁ、と少しさみしく思いながら。

隣家の庭では、白い小花(ユキヤナギ)が満開、

黄色い小花(レンギョウ)も咲きはじめていて、目を楽しませてくれます。

ガランとした中学校(休校)の、サクラの蕾も大きくふくらんで、もうすぐ開きそうに(開花予想は、16日)。

 

あたたかな春をむかえた南国高知ですが、春は、寒の戻りのひやい日もあります。

「南国土佐で雪か・・・もう、サクラも咲いたというのに・・・」。

その昔、春の四国をバイク一人旅した時ときのこと。

徳島県と高知県にまたがる剣山スーパー林道で、季節外れの雪に降られました。

冬用のウェアを持たなかった僕は、山中のテントの中で寒さにふるえ、ろくに眠れない夜を過ごしたのでした。

春の土佐路を旅するときは、寒さをしのげるウェアを持ちましょう。

マウンテンパーカー、中厚手のフリース、手袋などの。

*四万十市中村の年平均気温は、19度。冬は、たまに雪も降るところです。

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3月7日(火)のつぶやき

2023-03-07 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

白みがかった青空から、やわらかな陽ざしがふりそそぎ、

岸辺をわたる冷たい風の中で、ウグイスが、シジュウカラが少しひかえめにさえずってます。

冬と春、川の上から季節のあわいをコーヒー片手に楽しんでいると、ぐうっとお腹がなりました。

あらっ、もう9時過ぎたか(腹時計&陽時計でわかる)。気持ちのイイ時間は、あっという間に過ぎてゆきますね。

Take it easy。今日も、のんびりゆこう。それでいいのだ。

陽と風と水(雨)のうごきに、ビンカンになる川のほとりの暮らしです。

今日の最低気温は、0、6度。

 

 

 最高気温20、8度。午後も晴れ。

昼どきの陽ざしは、ポカポカとあたたかく、もう春本番といったかんじです。

陽ざしの強さに、今年初Tシャツ姿でジョキングへGO!

鳥たちのさえずりを聞きながら、景色を愛でながら、のろのろゆるゆると走ってゆく。

道端では、スミレ、カタバミ、イヌノフグリなどの野花が色をふやしています。

田圃では、苗代作りをする数人の村人が、おしゃべりをしながら楽しそうに作業をしてます。春ですねぇ。

 

田畑をぬけ、国道にはいり、ひたいにうっすらと汗をかきはじめたころに、

大きな橋の上を走れば、川に吹く北よりのヒンヤリ風がカラダの熱をさましてくれる。

おー気持E!風令です。

 

大橋をわたり、岸辺の林をぬうようにはしる細い旧道へ。

ここしばらく雨がない眼下の川は、流れがひどく細くなり、川原がとても広くなってます。

聞えてくるのは、サラサラ瀬音とカジカガエルの小さな合唱。

 

(めったに車も人も通らない細道の)陽のあたる区間では、陽ざしの強さに思わずTシャツをぬいでハダカに。

これまた気持イイなぁ、と走っていたら、ん?前方から軽トラがやってきた。わおっ。

運転しているのは、顔見知りのおんちゃんだ。

おんちゃんは、すれちがいざまに、「服をぬぐのは、まだちっくとはやいぜ!」といって笑った。

 

おーはずかしい・・・。冬にたるんだハダカを見られてしまった僕は、ニガワライ。

そして、♪どうしてなの 今日にかぎって みにくい腹をさらしてた~♪と口ずさんだのでした。

南国の川に春きたりなば、裸族の夏も遠からじ、です。ヤセナケレバ。

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