リオンリオンとロジャーバローズが緩みのないペースを作ってくれることを期待して。
⑦ダノンキングリーと⑥サートゥルナーリアの二頭軸で、3着付でヴェロックスに厚めに、アドマイヤジャスタ・シュヴァルツリーゼ・サトノルークス・クラージュゲリエ・ロジャーズバローズへ。
個人的には、戸崎圭太騎手が壇上で男泣きをしているシーンを期待しています。(それを見ながら、貰い泣きをしたいと思います!)
リオンリオンとロジャーバローズが緩みのないペースを作ってくれることを期待して。
⑦ダノンキングリーと⑥サートゥルナーリアの二頭軸で、3着付でヴェロックスに厚めに、アドマイヤジャスタ・シュヴァルツリーゼ・サトノルークス・クラージュゲリエ・ロジャーズバローズへ。
個人的には、戸崎圭太騎手が壇上で男泣きをしているシーンを期待しています。(それを見ながら、貰い泣きをしたいと思います!)
<皐月賞再チェック> 日本ダービーの予想を行う前に、皐月賞のレースビデオを何度も見直して、再チェックをしてみました。一番強いレースをしていたのは、やはり勝ったサートゥルナーリア。僅差とはいえ、外からライバルたちを差し切った力は秀逸と言えます。一番上手いレースをしていたのは、2着のヴェロックス。さらに上積みがあるのかがポイントでしょう。3着のダノンキングリーは内を突いたので、距離ロスはなかったのですが、スピードに乗る時間がなく、脚を余したレースに見えました。
また、後ろにいた馬たちは殆ど競馬にならなかったので、展開次第で挽回可能な馬が結構居そうです。まず、後方から良い脚を使っていたのが、アドマイヤジャスタとシュヴァルツリーゼ。それから、途中で追うのをやめていたのがサトノルークス。昨年のワグネリアンも皐月賞は7着と惨敗していました。この3頭は、皐月賞の結果を度外視して良いと思います。
<土曜日の府中の馬場> これだけ良好な馬場状態は見たことがありません。というより、前が止まらないので、土曜日の芝レースは最後の600mで5番手までにいないと勝てないという馬場。このままだと、本日の日本ダービーも極めて単調なレースにならないか心配になります。
ポイントは、⑮リオンリオンと①ロジャーバローズの頑張り次第。リオンリオンの横山武騎手が中途半端ではなく、イチかバチかの逃げを演出するか、もしリオンが中途半端ならば、ロジャーバローズの浜中騎手が頭を取り切るか、に懸かっていると思います。両騎手の頑張りで、レースが緩まないことを前提に予想を組み立てたいと考えています。
4月の大阪杯から先週のオークスまで、ノーザンファーム生産馬がGⅠを7連勝中だそうです。吉田勝己さん曰く「出来過ぎです」。
そのとおり。駄目ですよ、独り勝ちを続けたら。競馬サークルに誰もいなくなってしまいます。そうしたら、勝己さんもノーザンも競馬ができなくなってしまうでしょう。競馬界の皇帝と言えども、勝ち過ぎはいけません。
ちなみに、明日のダービーにしても、万一、サートゥルナーリアが負けたとしても、ヴェロックスが勝てば、ノーザンファーム生産馬のGⅠ8連勝となりますので、ますます独り勝ちの可能性が大です。
有力馬の中では、ダノンキングリーが三嶋牧場の生産馬。吉田勝己さんは、三嶋牧場をかなり警戒している可能性があります。来週の安田記念には、大本命と言われていた三嶋牧場生産のダノンプレミアムに、何と現役最強馬のアーモンドアイをぶつけてきました。安平町の社台スタリオンステーションに、種牡馬として迎えられる可能性が少ない馬は、事前に叩き潰すのが勝己さんの狙いなのかもしれません。
そういえば、どうしても社台スタリオンステーションには迎えられなかった、当時の世界ランク1位のエイシンヒカリを、ことごとくモーリスをぶつけて潰したのも吉田勝己さんでした。(モーリスの馬主は勝己さんの奥様の和美さんでした)
麻雀でも競馬でも、独り勝ちは駄目なのです。サステナブルな発展を実現するためには、ライバルたちを生かすことも忘れずに!
第86回東京優駿をめぐる、もう一つのドラマを忘れておりました。それは、ミルコ・デムーロの想いです。
もともと、サートゥルナーリアの主戦騎手はミルコでした。暮れのGⅠホープフルステークスを勝ったのもミルコ騎乗によるもの。しかし、年初早々、オーナーサイドの意向で、Cルメールへの乗替りが発表されて、ミルコはこの馬から降ろされてしまいました。この後、ミルコは絶不調に陥り、Cルメールに大きく水をあけられることになりますが、NHKマイルCにてアドマイヤマーズでルメールに雪辱、さらに先週はオークスをラヴズオンリーユーで勝利し、クラシック完全制覇を成し遂げることになりました。
そのNHKマイルCでルメールが騎乗停止になった際、サートゥルナーリアがまたミルコに戻る可能性もあったはずですが、オーナーサイドの意向、すなわち吉田勝己氏の意向で、若き天才Dレーンが選ばれることになりました。その時のミルコの心情はいかなるものだったのでしょうか?
日本ダービーは18頭フルゲートであり、どの陣営も一発かましてチャンスをものにしたいというレースです。したがって、激しいぶつかり合いはもちろんのこと、途中の位置取りでもトリッキーな動きが頻繁に見られる難しい展開となります。だからこそ、レース経験の豊富な騎手が、出来るだけ乗替りをせずに本番に向かうことが勝つ条件と言われているのです。今回のケースではサートゥルナーリアを最もよく知るミルコが第一候補だったはず。
皐月賞では、ミルコ騎乗のアドマイヤマーズの横を、ルメール騎乗のサートゥルナーリアが一瞬で抜き去っていき、何もできませんでした。今回騎乗するアドマイヤジャスタは、ホープフルSではルメールが騎乗してサートゥルナーリアと競り合って2着だった馬。復活したミルコが、今回も何も出来ずに負けるとは思えません。
ミルコがサートゥルナーリアを抑えて勝利した場合、これはこれで感動を呼ぶドラマになると思います。
まだ木曜日ですが、気分はすでに東京優駿、すなわち日本ダービー。ダービーのこと考えてたら、「金融のデジタライゼーション」なんて、どうでも良くなってしまいました。 (とはいっても、来週も引続き、このテーマを論じさせて頂きますが‥)
昨年の反省として、やはり「ダービーにはドラマが必要」だということ。レース前は、やれジェネラレウーノだの、ステイフーリッシュだのと騒いでいましたが、ワグネリアンが勝った瞬間、「祐一ぃ~!」と叫びながら、親子二代に渡る感動ドラマに泣いていました。馬券では全く無視してしまったワグネリアンが勝ったのに、「いや~、良いダービーでしたね」と周囲と肩を叩き合う始末。
ということで、今年は勝ったら、ちゃんと感動のドラマが存在する馬を本命にすることにしました。
まずサートゥルナーリアですが、これはドラマになりにくい。せいぜい、Dレーンの乗替りが心配されている程度で、勝ったところで「レーン、良かったね」とファンが泣くことはありません。まぁ5馬身くらいの圧勝となれば、「やっぱり強かった」と凱旋門賞に向けてスタンドから拍手は湧き上がるとは思いますが、これではドラマとは言えません。
ヴェロックスが勝てば、これはドラマになります。川田騎手・中内田調教師ともに、昨年はダノンプレミアムが1番人気で勝てず、今年は皐月賞で勝ち馬に身体をぶつけられて僅差負けの2着。ここでサートゥルナーリアを抑えて勝利できれば、騎手・調教師ともに男泣き‥というシーンに。日本中が感動に包まれると思います。
さらにダノンキングリーでもドラマになります。ダノンの野田オーナーも、主戦の戸崎騎手としても、昨年のダービーと今年の皐月賞の雪辱戦であり、しかも初のダービー制覇となります。地方競馬から中央の頂点を極めた騎手として、安藤・岩田・内田に続き4人目の快挙となります。戸崎騎手も壇上で男泣き‥というシーンが浮かんできます。スタンド中貰い泣きで祝福となるでしょう。
さて、日曜日までに、もっと凄いドラマがないかどうか、イメージを膨らませてみてから、本命馬を決めたいと思います。