今年秋の将棋界のメインイベントは、何と言っても竜王 対 名人の闘いとなった第32期竜王戦七番勝負ではありますが、もう一つ、今後の将棋界を占う意味で見逃せないのが、王将戦挑戦者決定リーグ戦です。
このリーグ戦のメンバーは、豊島名人、広瀬竜王、糸谷八段、久保九段、羽生九段、三浦九段、そして藤井聡太七段。藤井聡七段以外は、すべてタイトルホルダーおよびタイトル経験者。特に、名人か竜王の経験者が4名もいるという贅沢さ。まさに、藤井聡七段からすれば、「炎の6番 真剣勝負」といったところ。
正直に言って、このメンバーを相手に藤井七段が挑戦権を勝ち取るのは至難の業と言えますが、現役の名人・竜王に対して、どこまでやれるかは大変楽しみであります。リーグ戦は、本日の豊島名人 対 久保九段の闘いからスタートいたします。こちらも注目致しましょう。
あ、それから、王座戦第2局も本日です。斎藤王座の巻き返しなるか、永瀬叡王が2冠に向けて連勝するか、こちらも見逃せません。それにしても、タイトルは奪取するより、防衛する方が大変なんですね、ホント!