金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【大相撲】 大阪場所完遂 お見事でした!

2020-03-25 07:18:42 | 大相撲

 大相撲大阪場所が無事終了いたしました。優勝した横綱白鵬の「ようやく終わった」という言葉が、この場所を完遂することの難しさを物語っていたと思います。

 無観客興行とは言え、力士たちの健康を守りながら、伝統の相撲興行をやり遂げることを決断して、見事に完遂したことを、マスコミをはじめ、もう少し評価すべきだと思いますが、いかがでしょうか?

 中止の決断の方がどれだけ楽か‥。チケット収入がないので、収入はNHKからの放映権収入と、民放各社からのニュース映像に対する収入だけ。それでも、序の口から幕内力士のすべてに対して、一人でも感染者が出たら中止、という基準をあらかじめ掲げた上で、一人の感染者も出しませんでした。各部屋の末端まで、細心の注意と緊張感を維持した結果だと思います。これは、日本相撲協会の偉業だったと思います。

 そもそも、スポーツのチャンピオンを決める大会は、いったん中止にしてしまうと、その歴史の中では単なる空白ではなく、「本来、存在したはずのチャンピオンが消えた」あるいは「その世界のリーダーとなるべき人材を失ったかも」という、後悔というか、無念というか、大きな黒歴史となって何十年と残ることになります。もちろん、国民の健康が一番優先される判断基準ではありますが、細心の注意と緊張感により実現できる可能性が高いのであれば、主催者として「開催」を選択して、無事にやり遂げたことは、将来の相撲界から「大偉業」として讃えられるはずと思います。

 JRAも無観客開催を継続していますが、同じ想いからだと思います。ここは、日本相撲協会に対して、素直に拍手を贈るタイミングだと思いますが、いかがでしょう? 横綱審議委員の皆さま!

 


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