急に体調を崩した、もなか姫のその後の様態をお伝えします。
先々週の木曜日、金曜日、そして日曜日に動物病院で診てもらい、「ひどい胃炎ではないか?」との診断の下、胃炎用の注射と水分補給用の点滴を打ってもらいました。ずっとグッタリしていた時期が続きましたが、先週の火曜日になって、ようやく水だけは飲むようになりました。水分の補給ができないと、急速に衰弱してしまいますので、まずは回復への第一歩。
そして水曜日になって、ようやく「スープベースの猫用フード」と、いなばの「CIAO ちゅーる」だけは嘗めてくれるようになり、木曜日には「お腹が空いた!」と、「スープベース」をねだってくるようになってくれました。やっと消化器系の痛みが消えかけているようだと安心したのも束の間、日曜日になってまた激しく嘔吐。しかも、そのあとは体調が急変した様子で、苦しそうにジッと動かなくなりました。
日曜日の朝に急遽、いつもの主治医の先生のところへ行って、あらためて診察をお願いしたところ、「やはり溜まっている腹水が気になる」とのことで、腹水を注射器で採取して頂きました。腹水の色は非常に濃いもので、先生によると「これは重篤な状態の可能性が大」との判断。
すぐに、開腹手術も可能な設備の整った府中市の緊急医療センターへ連絡してもらい、午後から診察と検査をすることに。
全身麻酔をしたのちに「全身のCT検査」「レントゲン検査」「血液検査」となり、緊急医療センターの獣医師の見解では、
「おそらく、膵臓にかなり大きな腫瘍が出来ていると思われます」
正式には、CT検査の画像診断を専門とする獣医師の見解を待ってから、今後の対応方針を相談しましょうということになりました。
緊急医療センターの獣医師の話しぶりでは「末期の膵臓がん」の可能性が大で、①積極的治療=「抗がん剤治療」「切除手術」などと、②消極的治療=「体力を維持するための点滴」「痛止め薬の投与」などの2つの選択肢があるとのこと。
ちなみに、①の積極的治療と言っても、人間の場合と同じで、末期の膵臓がんを完全に治療する方法はなく、上手く治療が効いたとしても、1年生きられるのは10%程度という説明でした。また、犬のケースでは「余命0日~40日程度」と言われており、海外では「余命0日=安楽死処置」が選択される場合もある様態とのこと。もちろん、猫と犬では状況が異なるし、また個体差が大きいため、それは個々にご家族で判断してほしいと。
昨日の段階では、日曜日に全身麻酔をしたばかりなので、もなか姫はまだ府中の緊急医療センターに入院した状態ですが、体力があるうちに、早めに自宅に連れ帰って、慣れ親しんだ自宅で「寿命を全う」して貰いたいと考えています。
もっと具体的には、「もなか姫が大好きなママ(=ワタクシの嫁さん)と一緒の時間」を出来るだけ長く作ってあげられるよう、精一杯努めたいと考えています。