金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 ローズS・セントライト記念

2023-09-19 01:04:45 | 競馬

 まずは阪神のローズS勝ったのは、ルーラーシップ産駒のマスクトディーヴァ中団待機で脚を溜めます。逃げたユリーシャの前半1000mのラップは57秒2とかなりハイペースの流れに。直線に入るとまず、5番手からココナッツブラウンが先頭に立ちますが、すぐ外からマスクトディーヴァがこれを交わして抜け出します。そのまま後続を突き放して1馬身1/2差で快勝。良の勝ちタイムは1分43秒0の日本レコード。

 2着3着4着は、後方待機だったロードカナロア産駒ブレイディヴェーグ、ジャスタウェイ産駒マラキナイア、リアルスティール産駒アンリーロード。馬場の中央からブレイディヴェーグ、大外からマラキナイア、馬場の内側からアンリーロードが鋭く伸びましたが、2着がブレイディヴェーグ、1馬身3/4差の3着にマラキナイア、クビ差の4着にアンリーロード。

 勝ったマスクトディーヴァは、驚異の日本レコード勝ちこの夏で急成長を遂げていました。レコード勝ちの反動は心配ですが、女王リバティアイランドの三冠阻止の第一候補に名乗りを挙げました。2着ブレイディヴェーグ、3着マラキナイアも夏の間の成長を証明。こちらも本番が楽しみであります。

 

 そして中山のセントライト記念勝ったのは、リアルスティール産駒レーベンスティール。好スタートから6番手追走へ。逃げたドゥラエレーデの前半1000mのラップは1分0秒1と、けして速くはないが淀みのない流れに。直線に入ると、粘り込みを図るドゥラエレーデの横に、ロードカナロア産駒シャザーンとレーベンスティールの2頭が並びかけ、そのうちレーベンスティールが一気に抜け出します。後方から圧倒的1番人気のキタサンブラック産駒ソールオリエンスが猛然と追い込んできますが、これに1馬身3/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは2分11秒4。2着ソールオリエンスから1馬身1/4差の3着にシャザーン、1馬身差の4着にはセブンマジシャン、さらに1/2馬身差の5着にキングスレイン

 勝ったレーベンスティールは嬉しい重賞初勝利。しかも、3歳トップのソールオリエンスに完勝の重賞勝ちなので価値が高いと思います。もちろん、本番に向けて楽しみな1頭となりました。ただし、今回仕上げてきているので、本番での上積みは少ないでしょう。その点、2着のソールオリエンスには上積みが期待できます2頭ともに3000m向きとは言えない血統ですが、地力レベルとしては有力候補筆頭に挙げられると思います。

 3着のシャザーンも春の実績馬としての力を見せてくれました。ただ1着馬2着馬との差は明確4着セブンマジシャンは、惜しいところで本番への切符を取り損ないました。距離は持ちそうだっただけに残念な結果となりました。

 

 


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