金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【海外GⅠ回顧】 英インターナショナルSは、モスターダフが逃げ切り勝利!

2023-08-26 02:13:29 | 競馬

 欧州の芝2000m路線で注目されていたインターナショナルS(GⅠ:芝2050m)が、8月23日(水)に英国ヨーク競馬場で行われました。

 人気は、愛2000ギニー馬でGⅠ4連勝中の3歳牡馬パディントンに集まりましたが、勝ったのは、フランケル産駒の5歳牡馬モスターダフスタートからスピードを活かした逃げを選択。直線に入ると、2番手からバディントンが迫ってきますが、これをゴール前で再度突き放して快勝前走のアスコット競馬場でのプリンスオブウェールズSに続いてGⅠ2連勝を成し遂げました。良馬場の勝ちタイムは2分6秒40。1馬身差の2着には、昨年の仏オークス馬でフランケル産駒のナシュワが入り、圧倒的1番人気のパディントンは、さらにクビ差の3着でした。

 

 

 なお、モスターダフと言えば、3月のドバイシーマクラシック(GⅠ)で、日本のイクイノックスの4着に敗れた馬なので、この馬が欧州で活躍すればするほど、イクイノックスの評価が相対的に上がるという関係にあります。イクイノックスが海外ではドバイシーマクラシックしか走っていないにも関わらず、相変わらず世界ランキング1位でいられるのも、ある意味、このモスターダフのお陰と言える面があります。

 一方で、3月のドバイシーマクラシックにおいて、このモスターダフと差のない5着だったシャフリヤール、同じく6着だったウインマリリンも、モスターダフの活躍に連れて、あの時の評価を見直してあげても良い気がします。イクイノックスは、ルメール騎乗で思い切った逃げによる鮮やかな勝利を遂げたため、これ以上ない評価を得ていますが、差のない5着6着だったシャフリヤール、ウインマリリンも、相応に評価できる走りだったと考えて良いと思います。

 さらに、その2頭を相手に札幌記念で圧勝したプログノーシスについても、もう少し高い評価を与えて良い気が致します。

 

 英インターナショナルSでの、モスターダフの鮮やかな勝利を見るにつけ、そんなことを想った次第

 

 


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