遂に、年末の風物詩「笑ってはいけないシリーズ」が終了となってしまいました。
まぁ確かに、最近の「笑ってはいけない」はマンネリ化して、スタート時に比べると面白さが半減してはいましたが、とは言っても、今さら「紅白歌合戦」をダラダラと観続ける気分ではありませんので、主体的に観ようと思う番組がなくなってしまいました。
このシリーズを振り返ると、個人的には、2004年の年末に放映された「笑ってはいけない温泉宿 in 湯河原」が一番面白かった。あの頃は、この年末特別番組自体が罰ゲームで、通常のガキ使の番組内で行ったゲームの結果、負けた方が「笑ってはいけない組」、勝った方が「笑いを仕掛ける組」となっていました。
湯河原駅に降り立った、負け組の浜田・山崎・田中。駅前広場を見上げると、いきなり巨大な広告看板に「笑顔の菅プロディーサーのドアップ写真」が。また、タクシー乗り場の前には、勝ち組の遠藤扮する仮面プロレスラー『ダイナマイト四国』が現れ、ファンに取り囲まれながら、ダイナマイトダンスを踊る‥といった具合。
一番お気に入りの場面は、夜の湯河原の温泉宿の和室で、厳寒のため、コタツに籠っている浜田・山崎・田中に対して、映画スターウォーズの壮大なテーマ曲に乗って、C-3POとR2D2が現れるシーン。
単に、障子の戸を開け放しにして、寒気を部屋に入れるという嫌がらせのためだけに出てくるのですが、寒いから田中が閉めて、またコタツに入ると、再度、壮大なスターウォーズのテーマ曲が流れる。あらためてC-3POとR2D2が、うやうやしく現れて、また戸を開けっぱなしに。この繰り返し。
この壮大なテーマ曲と、あまりにセコイ悪戯のギャップの面白さに、まさに視聴者は抱腹絶倒でありました。
あ~あ、「蝶野ビンタ」や「田中タイキック」が放送厳禁になるなんて、ツマラナイ世の中になってきたなぁ。今年は、テレビ東京の『孤独のグルメ 年末特番』を観ながら、酒飲んで寝よっと。