金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【リアルな生活実感】 コロナ禍で還暦を迎える大学の同期生たち!

2021-12-10 07:17:52 | 雑感

 大学の時のサークル(テニスのサークル。週5日練習日がありましたので、体育会レベルのサークルでした)の同期の仲間たちとは、12月第1週に集まるルールになっているのですが、コロナ禍で昨年と今年は『集う会』が中止になりました。そのかわり、近況をメールで伝えあうことになって、そろそろ還暦を迎えるはずの、それぞれのリアルな日常生活を、あらためて確認し合う場になりました。

 

 同期のキャプテンは、日本を代表する重電メーカーに就職、海外勤務が長かったはずですが、60歳で再雇用となって雇用延長2年目。しかし、コロナ禍で3年目以降の延長を強制打ち切りを通告されてしまったそうです。雇用打ち切りの来年6月までに、新たな就職先を探すと今頑張って就活中です。

 副キャプテンは、こちらもまた日本を代表する電子部品メーカーに就職、中国勤務が長かったですが、すでに60歳で再雇用契約となり、給与水準も減少したので、家を建てた福島に戻って「在宅100%勤務」で65歳まで働く予定とのこと。

 私のペアだった人間は、S財閥系の電線メーカーに勤務、関連会社の役員まで務め、来年の6月からは本社に戻るとのこと。この会社は既に65歳定年なので再雇用ではありませんが、60歳以上は特別な職種扱いとなり、やはり給与水準は下がるそうです。それでも65歳までは安泰なので「自分は恵まれている方」と言っていました

 可哀そうなのは、観光業界で長くキャリアを積んでいた同期。すでに60歳定年で再雇用契約になっていますが、コロナ禍の影響で、勤務先から何と、豊洲市場へ出向命令が。勤務時刻が、午後から深夜という時間帯で、また賃金水準も最低賃金に近く、けっこうなブラック対応だと思います。本人は、それでも、コロナ後に再度、観光に関わる仕事に就きたいために、必死に頑張っているとの由。

 なお、同期に女性が4名いますが、4名すべてが結婚していて、専業主婦が2名、1名は公認会計士、もう1名が地公体のキャリア官僚。専業主婦の1名は、夫と娘が在宅勤務が多いことと実親の介護で、慌ただしくしているとのこと。公認会計士は、個人事業主なので定年がなく、依頼がある限り、仕事を続けるとのこと。キャリア官僚は、次の3月で定年退職。再雇用は選択せず、親の介護に専念するとのこと。

 最後に、自身の病気と闘いながら、親の面倒も見つつ勤務を続けている同期。京都の有名電機メーカーに就職して、独身のまま定年に。数年前に判った病気で放射線治療を続けながら、東京にいる両親が入っている施設にも顔を出すという頑張り屋もいます。

 

 コロナ禍がなければ、毎年12月に集まって、それぞれ昔話に花を咲かせて散会、という仲間たちでしたが、集会が出来ないので「近況報告」をすることになって、かえってリアルな生活実感が伝わる結果となりました。

 ちょっぴり、シンミリしてしまうメール交換となりました。


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