震災以降、SNSを利用した活動が増加している。自分が興味の持てる者との繋がりを広めることはかなり容易になっている。また一方ではそれを悪用する腹黒い輩の増加も顕著である。基本的に世間の流行の潮流は、良い方向、悪い方向ともに早く流れるものである。最近、気になるのはネットを利用して「署名を集めて訴訟を!」というTL。確かに、苦しんでいる人を助けるという趣旨に反対する気持ちは毛頭無い。大体は原発関連なのであるが、主催者は「唯一の被爆国日本」ということをどれだけ理解しているのか、はっきり言って悩む。原発立地については、暴走すれば制御不可能であるということを前提での補助金を国は自治体に与えてきた背景がある。そんな背景を放置したまま、現在にいたった状態をさしおいて、簡単にSNSを使っての行動をとるということに疑問を感じざるを得ない。本当は原子力を使った設備に対する反対姿勢を貫いていた団体等に冷たい視線、言動を浴びせ続けていた、補助金目当ての産業・地域発展を容認してきた我々オトナが咎めをうけなければならないのではと。SNSを使い、多数から同意を得ることは、カタルシスかもしれない。経済的なことしか目に付かなくなり、人との繋がりが稀薄になった今、個人の利害を越えた繋がりを、可能にするのがSNSなのかなと。しかし、受容ということも大切である一方、落胆という重い現実をデフォルメして拡散させてしま可能性も秘めている。
最近、全くの個人的な現象ではあるが、限定された地域だけの繋がりが広がっていくような感じがしている。地域共生の強化という面では理解できるものの、あまりにも、地域に拘りすぎるあまり、悪い方向に向う「権威主義」に陥ることも無きにしも非ずだと思う。個人を尊重しながら「知的社会的基盤」の強化をどのようにしていくのかが、どんよりとした日本を切り開く重要なファクターとなることは確かだと思う。学歴もなく財産もないおっさんのひとりごと。
最近、全くの個人的な現象ではあるが、限定された地域だけの繋がりが広がっていくような感じがしている。地域共生の強化という面では理解できるものの、あまりにも、地域に拘りすぎるあまり、悪い方向に向う「権威主義」に陥ることも無きにしも非ずだと思う。個人を尊重しながら「知的社会的基盤」の強化をどのようにしていくのかが、どんよりとした日本を切り開く重要なファクターとなることは確かだと思う。学歴もなく財産もないおっさんのひとりごと。
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