Already 三丁目は夕日

徒然なるままの些細なブログ

ミツゴノタマシイヒャクマデモ。。。

2014-06-01 17:45:34 | 日記
親父と親父の弟、つまり叔父とは、70半ば過ぎから仲が悪くなった。親父の左側が不自由になったこともあるのだが。
一年二ヶ月くらいしか離れていない。弟は兄に負けたくない、兄は兄のメンツっていうものを今でも引きずり続けている。
小さい頃、弟の方は虚弱体質だったらしい。親父は、兄弟になって70数年たってから、母親の愛情の殆どが弟に注がれていて淋しかったことを吐露した。
中学を出てすぐに働きに出た親父は、給料全部を母親に預けていたらしい。そのお金は全て弟の治療費になっていて、自分は小遣いなんて何もなかったとのこと。そんな事実は、母親も亡くなってから40数年たっているし、時効なのではないのかと思っても、本人にはかなりダークな思い出なのだろう。
弟が一言「ありがとう」の一言を親父に言っていれば、こんな思いはしなかっただろう。
そして、親父の左側が不自由になってから、弟は勝った錯覚に落ちてしまったようだ。時々、親父の顔を見ても、子供(教諭)のこととかの自慢話しかしなくなった。
「大したことないな。いくら自慢しても、お前は俺の弟だ!」くらいの余裕が欲しいと思っても、今の親父は凹んでいる。
この世に生を授かった以上、あの世に行っても、兄弟であったことは消し去ることのない事実なんである。先があまり長くない兄弟なんだが、仲良くなることは不可能に近い。あの世に行ったら行ったで「俺の方が早く来た!」とか言い合うんだろうなこの兄弟は。