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認知症のオヤジとの会話はなぁ。。。

特にアルツは。どこまでが本当で、どこからが本当なのか。

その昔、オヤジが数少ないシラフの時に話した出来事の信憑性は信じることができなくなっている。

常に｢俺が○○しねがったら、あの事は何もかも進むことは出来ねがったんだ｣って。

ホントに世の中を知らないガキは、父親が話すことにホンの少しの疑いなんて持つことはなく、偉大なオヤジの元に生まれた自分のちっぽけさをなげいていたものだった。

成人して町内の祭典でのオヤジの行動を他人から聞くことができる機会を。

確かにオヤジは身を粉にして、祭典の運営を頑張っていた。仕事柄、重いものを持つとか、フツーのサラリーマンが嫌がることを出来たからかも知れない。

責任者という役についた時点でも、ただ重いものをを運ぶことができて、修理が出来るからといって、浴びるように酒を飲み、重要な判断が必要な時点では居ることはなかった、という。役目の責任とか意識もなく、｢俺のお蔭だろっ！｣みたいに胡座をかいていたっていうことを聞いてガッカリしたものだ。

悲しいかな、脳梗塞で半身が動かなくなってから、今まで｢親分！｣って慕っていた若い衆が、顔を背ける輩が多かったんだよな。

これはこの町内の民度の低さか、性格なのか、ヨクワカラナイ。

一次帰宅していても、体の全てが思い通りになることなんて決してないまま、ベッドの上で天井を見つめながら、自分の全盛期のことしか話して自慢していることが出来ない姿を見ると｢何だかなぁ。。俺もこつなるのか？｣って。

｢ショートステイに帰るよっ！｣っていうと｢戻りたくないな！伊恵が一番だぁ！｣って涙ぐむ。

たった二日間でも介護するオフクロは臨界点が近い。それは俺が一緒に居てガミガミ言っていることが悪いのかもなぁ。

オヤジは戻ることにゴネてはいるが乗車はする。走り始めて10数分で居眠り。呑気なものだ。

30分強でショートステイに到着する。毎回、吹雪でも毎回職員さんがお出迎えしてくれる。お気に入りの職員さんが迎えると、家で涙ぐんだことなんて上の空。

安心したっていうか、ガッカリしたっていうか複雑な気持ちのままハンドルを握っていると、満面の笑みでこちらに手を振っている。

この満面の笑みはオフクロには見せたくなかったが、先日、見せていたよう。。

ホントに何か複雑。オフクロは｢男だば、皆同じだべ！オメも息子だもの同じぐなるのだっ！｣って受話器の向こうから。

ホントに先は長い。ふぅーっ!

相変わらずな帰宅

息子の全国大会出場辞退のため、オヤジの一時帰宅の付き添いに予定変更。

相変わらず施設の中では、標準語モードのエエカッコしぃ。家の近くに来るまでは、車のなかでも。

ほぼ五分おきに｢家族に何か変わったことはありませんか？町内で何か変わったことはありませんでしたか？｣って。

｢あそこは、皆が優しくて良いところです。皆と仲良くやって、喧嘩なんか絶対していません。｣も五分に。

おれが｢あなたの生年月日は？｣って尋ねると｢わかりません｣。

俺｢昭和何年だったかな？｣

オヤジ｢わかりません。｣

俺｢何月？｣

オヤジ｢忘れました。｣

みたいな会話で家に着く。

前回より足元がおぼつかない。仕方無いかな。車椅子での生活なんだもの。

居間に着くと小便をしたくなった。しかし、トイレの場所を忘れている。

寝るまで、トイレ回数は10会を越える。

一時間おきに｢何か食べたい！｣の繰り返し。オフクロが｢施設でも、何か食べたいって云ってるの？｣って。オヤジは｢そういうことなんて、言ったことはない。｣

帰宅で甘えているんだろうか？それともエエカッコしぃなのか。前回はおやつを食べ過ぎて腹の調子がおかしくなったので、オフクロには与えすぎないことを口すっぱく言った。

空腹錯誤はともかく、面倒なことは自分が左半身マヒなのに｢俺、病人で無ぇのに、何で入院しているんだ！｣つて。

今回は、姉貴が嫁に行ったことと、俺も結婚して実家から離れていることを忘れていた。家に戻ったということで、オフクロに甘える。それを許しちゃうオフクロ。

夜中に何回もトイレの手伝いをしなければいけないのに、｢自分が面倒見なければ誰がやる？｣っていう使命感と正義感って、どこから来るのだろう？愛情なのか、ただの情なのか？親子でも二人の間の関係は理解できない。まぁ、二人とも認知症なのだし。

尽くすみたいなことを言っても、最後は面倒を見ることが容易で無いっ！でいうことをオヤジに小言をしていたり。

記憶の保管状態が崩れながら、ガキに戻っていくおやを見ていることは辛い。

反面教師ってやつなのか。自分の子供には迷惑をかけたくないよな。

来月はどれくらい、崩れていっているのだろうが？家族を全忘れしてもらった方が姉貴も俺も楽だよな。。。

やっぱりな、ていうか、遅すぎないか？

やっぱりというか、息子が出場予定の全国大会に学校側の判断で辞退。主催者は｢万全な体制で開催しますが、辞退する団体につきましては20日まで報告を｣みたいなコメントがサイトで18日にアップ。

確かに、会場は世界で一番ホットな横浜港の近くなんで仕方無いといえばそれまで。

息子たちの出演日は22日。そして下船者が21日まで付近にごった返すとか。まだ隔離されている人たちは下船ストップみたいだし。

息子は凹んでいる(〃´o｀)=3

今回はタナボタみたいな感じだったので、秋の全国大会には、絶対出場して欲しい。寄付金はまた集めてやるから！

ということで、週末はまた両親の世話になるな。実家に向かう車中では｢イライラしないっ！｣って思っていても、いざ、あの二人と対峙するとなぁ。。。

帰宅してからの疲労感は次の日まで引きずるし。

姉貴からなんて、あれ以上の方と毎日ｽ過ごしているなんて、神様の所業だと思う。ショートステイでない施設の方が良かったと思う今日この頃。しかし、空きはないんだよな。

地域の社会福祉協議会を知らない住民なは、１人で抱えてしまってどうにもならなくなって難民化しちゃうんだろうな。

自分は姉貴が色々と調べて、ここまでで済んでいるのだけれど。

ハッキリいって最近は｢親孝行｣って言葉はキライだ。

先はまだまだ長いよなぁ。

週末の予定は。。。

土曜日は息子の晴れ舞台。カミさんに切符、宿の手配を任せてみた。金曜日に発たなければいけないのだが、じっくり検討して昨日決定したみたい。

申込先が希望時間をゲット出来なければ返金とか、ヨクワカラナイヤツを注文したとか。今までは自分で手配していたが、ここ数日は葬儀とか色々あったので任せた。何もかもケツカッチンにならなければ物事にとりかかることが出来ないってのは性格なんだろうな。結婚してから20数年経つ。何回、小言をはなしても｢余裕｣っていう行動とか単語は、頭の角には微塵もないのだよな。

確かに自分はセッカチ。カミさんが大した金額的でもない買い物を何時間も迷うことに付き合わされるってことは非常に疲れる。しかしカミさんは、五万円くらいのものは即決出来る。ずっとイライラしっぱなしだった。

ある日のテレビ番組で｢イライラして注意とか叱ったって、ヒトなんて簡単に変わるわけなんてない。だとすれば、自分がイライラしないように変われば良い。｣っていう話を聞いて頑張っているのだが。そのみちは険しい。。

今日姉貴から昼休みにLINEがあり、今週末の連休はオヤジのショートステイからの一時帰宅の送迎を自分がするとの連絡が。

息子のことがあるので助かった。夜も一緒に居ることが出来れば良いのだけれどな。姑のこともあるしなぁ。。

でも、一緒にいれば一時間おきのトイレタイムに付き合うのは大変(〃´o｀)=3

オヤジはまた記憶が剥がれてきているんだろうな。怪我とか病気と違って、悪くなっていくことしか実感しないことってどうだろ？こんな風になるなんて、誰も知らないよね。次は来月の20頃に送迎。この時期も個人的にはかなりビミョーなのだが。

イライラしたら深呼吸して、何とか過ごそう。

やっぱり不安

今週末、息子の全国大会見物で横浜に行く。帰ってきてからスンゴく不安。

オヤジをショートステイから一時帰宅させる予定であった今月末なのだが、新型肺炎は二週間の潜伏期間があるとか、ないとかで、オヤジの送迎にはスンゴく気が引ける。

夕方、姉貴からの電話で一時帰宅をどうするかきょうだい会議。

一時帰宅では、オヤジ、オフクロの他に誰かいなければならないが、豪華クルーズ船が停留していた近くに行くのもなぁ。。

そんな行動をしたあと、絶賛抵抗力低下中の高齢者と過ごすなんて、っていうことでケアマネさんに相談することで今日は終わる。

ホントに困るよな、この新型肺炎！特に後期高齢者がいる世帯にはたまったもんじゃない。まして、一時帰宅が許されている施設に入所させている家族は、気が気でないはずだよな。

何とか、ウイルス対策の原因が解明されても来年の今頃はまた新しい脅威が来ないともいえない。

認知症介護とか、新型車ウイルス対策なんて、人類が滅亡しない限り続いていくのだろうな。