夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

快晴の黒岳

2024-09-17 07:36:48 | 山歩き

昨日は最高の登山日和でした。北海道のニュースでも報道されましたが日本一早い紅葉が始まった大雪山系黒岳は朝の気温がマイナス1度で氷が張っていました。3連休中であり最高の天気と紅葉が重なったのですから人々が考えることは皆同じで、「そうだ黒岳に登ろう」だったのでしょうか、この日は早朝から大混雑が予想されていました。

そんな日に毎日が日曜日の男たちが山へ出かけるのは無謀とも思えましたが天気は待ってくれないため、夏の間旭川に滞在している友人の黒岳から旭岳への縦走計画を聞いて、車で黒岳に行くので縦走は出来ないけど黒岳からその先の北鎮岳までお付き合いしますと喜んで出かけて来ました。

友人は黒岳ロープウェイの始発は朝6時だけど相当混雑するだろうから5時半にはチケット売り場に並ぶということなので、私は朝4時に家を出て5時には層雲峡の黒岳ロープウェイ駐車場に到着しました。なるほどこの時点で既にたくさんの車が停まっていました。多分車中泊だったと思われます。

黒岳(1984m)は一度は登りたいと思っていたけどこれまで機会がなかったので楽しみでした。ロープウェイで5合目(1320m)まで上がり、そこからスキー用のリフトで7合目(1520m)まで行けるので、残りの464mを登ることは初心者レベルと言われています。(しかし、後述するようにそれには異論を感じました。)さすがに早朝は登山客ばかりでしたが、下山の昼頃には観光客風の軽装の人がたくさん見られました。

紅葉はまだ山の上の方だけで頂上付近のナナカマド、黒豆の木、チングルマの真っ赤は既にピークの様相でしたが、ロープウェイやリフトで登っていく途中の山はまだ青く、9月末や10月上旬に姉達や友人の来訪時には見頃になっていることが期待できそうで安心しました。

昨日は、黒岳山頂から皆さんが目指す石室(いしむろ)という山小屋まで少し下り、その先はこれぞ大雪山縦走の醍醐味と思われる360度山に囲まれた雄大な景色の中の縦走路を歩いて数百万年まえの大カルデラ御鉢平展望台まで気持ち良く歩きました。

更にそこから北鎮岳(2244m)を目指し、その先の中岳、旭岳との分岐地点から右折してピークに登りました。この分岐までの道のりが結構きつく、続いて岩だらけの北鎮岳頂上へは比較的容易に登れました。ここで旭岳方面向かう友人と別れました。

しかし、そこからの帰り道は長く(5㎞)、特に黒岳に戻ってからの下りは急な岩だらけで狭く、トレッキングポールを持っていない観光客風の人達にはかなりの苦行だったのではないかと思いました。リフトから黒岳山頂までは1.7㎞の距離で464mを登る(下る)のですから、登山道はほとんど階段状態で足腰の強さが求められるものでした。大雪山の山々はどこも大変だと改めて思う山行でした。

コメント    この記事についてブログを書く
« ピザ生地 | トップ | 紅葉の湿原 »

コメントを投稿

山歩き」カテゴリの最新記事