夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

拓真館

2022-11-19 10:13:29 | 美瑛町~秋

美瑛と言えば拓真館というイメージがありましたが、私達は拓真館もその設立者、写真家の前田真三さんもほとんど知らないで住み始めましたのでずっと訪ねてみたい気持ちがありました。それで先日天気の良い日に美瑛から富良野へ向かう丘陵地帯をドライブして初めて拓真館を訪れてみました。

これが本当に素晴らしかったです。建物自体が趣があり、周囲は彼によって整備されたという白樺の林が美しく、そして何よりも建物内の彼の作品集が素晴らしかったです。

入る前は何となくお馴染みの丘の風景と思っていたのですが、今回初めて触れてみて、これらの作品の持つ光と鮮やかな色彩そして透明な空気感に触れる思いがし何だか胸が高鳴り~感動なのでしょうね!まるで印象派の絵画のような世界がそこにありました。これらが全て現実の写真だということに驚き圧倒されました。

展示の仕方も洗練されていて、入場は無料、スタッフも誰もおらず、静かにピアノ曲が流れる中で好きなだけ佇んでいられます。(販売されている作品集やカレンダーを購入希望の時はボタンでスタッフを呼び、入口には寄付の箱が備えられていました。)

今年は彼の生誕100周年だそうで、美瑛町やお隣の「写真の町」東川町でも展示会が開かれたようですし、拓真館では来年1月末まで特別展示がされているようです。(展示会をクリックするとそのサイトに変わります。このブログ記事に戻るには左上の←をクリックして下さい。)

全国を写真行脚している最中に美瑛町の風景に出会い、「日本にこんな所があったのか」と魅せられてしまったことから始まった彼と美瑛のつながりが、今では多くの写真家を惹きつけ日本だけでなく世界に広められるまでになったのですから彼の功績は大きかったのですね。友人たちが訪ねて来た時には真っ先に見せたい施設としてお気に入りリストに入れました。

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