美瑛町に住んで初めて体験したことの一つに防災無線があります。15年前まで住んでいた水戸市では地区ごとに設置された屋外の拡声器のようなものでチャイムが鳴っていたような記憶はあるのですが、ほとんど意識の外にあってそれが正しいのかも分かりません。
ここ美瑛町では、役場へ転入届を出した日に担当者から立派なラジオのような受信機を貸与されました。それは有無を言わせずです。
(優れものロボット掃除機と並んで鎮座する防災無線受信機)
ここから朝晩など日に2回か3回町からの情報が流れて来ます。ほとんどは行政のお知らせで、他に転入届出の時に役場とLINE友達になったのでこちらから来る情報と重なるものなのですが、一つだけ防災無線でしか流されない情報があります。
それはお悔やみです。亡くなった方のお名前、年齢、喪主、葬儀日程等を知らせてくれます。住み始めてから1カ月半が過ぎましたが、これまでに10人くらいの方のお悔やみ情報を聞き、その内半分くらいは90代の方だったような印象があります。長生きだなぁと思ったものです。
防災無線の本来の役割は、災害への備えや情報の共有なのだと思いますが、テレビ、ラジオ、インターネット以上により地域に即した情報を得られることは良いことだと思います。
総務省の所轄で全国で整備されているそうですが、恐らく都会ではほとんど存在感がなく、地方で意味を持っているのではないかと思います。北海道では全市町村の内80%の整備率ですが、美瑛町はかなり早い段階で整備が行われた町だということです。
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