夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

ひぐま大学・白雲山登山

2023-06-26 09:12:47 | 山歩き

昨日は、大雪山を学ぶ「ひぐま大学」の第2回登山で然別湖畔の白雲山(標高1186m)を登って来ました。然別湖は大雪山国立公園の最も南側に位置し山からは十勝平野が一望できる、普段見慣れた大雪山連峰とはまた違った山でした。

あまりに天気が良く3時間のバス移動中に立ち寄った三国峠の景観が美しすぎて、昨日は思わず昭和のフレーズで「三国峠now」のブログを上げてしまいました。

目的の白雲山は文字通り然別湖畔にあり、登山口はボート乗り場の直ぐそばでした。この山は標高1186mですから大雪山系の2000m級の山々よりは低く、しかし頂上から見る然別湖が美しく初心者でも登れる山として人気です。湖自体が標高800mくらいの所に位置するので頂上までの標高差は400mくらいです。

登ってみて、最初の300mくらいは結構な急登でしたがこの大学の良いところで時々立ち止まって花や樹木や地形の即席講義を聞きながら登るので息が上がるようなこともなく、次いでなだらかな稜線を少し歩いた先に岩だらけの頂上へ向かうルートが待っていました。標高差100mほどの岩をよじ登るとそこがピークです。

ゆっくり休むような平坦な場所はなく岩だらけの頂上で記念写真を撮り、昼食は登ったルートとは違うルートで少し降りた平坦な場所でとりました。眺めは良く、眼下に見える然別湖の風景はバンクーバーの山の会で登ったMt.Stracahから見たHowe Soundを思い出しました。

Howe Sound

カナダも北海道も自然が豊かだと改めて実感しました。昨日は見られませんでしたが、ここには太古の代から生息するナキウサギがいることでも有名です。しかし、この山には1960年代から士幌高原道路計画が持ち上がり、ナキウサギを原告にした裁判など反対運動を経て1999年に道路計画の中止が決まるまで長い自然保護の闘いがあった場所でもありました。当然このひぐま大学の主宰者たちも関わっていて、代表の寺島さんはこの場所に来ると思わず涙が出ると話してくれました。

下山のルートは登り以上に急坂が続き、湖畔まで来るとやっと平坦な道を戻るというなかなか変化に富んだ山で、久々に登山をしたなぁという気分に浸れました。帰りは登山口そばにある立派な建物の「然別湖温泉ホテル風水」で温泉に入り1日の疲れをすっかり癒してバスに揺られての帰途となりました。

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