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林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

天高く…

2017年09月24日 17時41分00秒 | つっか

つっかです。

雨の多い夏でした。

気がつけばもうすぐ10月。
すっかり秋の空です。

通勤途中、
何か臭いと感じたら、
銀杏を踏んでいました(笑)

すっかり秋です。


そんな秋に気になる事をひとつ。


森友・加計「小さな問題」 二階氏、疑惑隠し批判に反発
09/19 21:17 朝日新聞社 より抜粋

自民党の二階俊博幹事長は19日の記者会見で、衆院解散をめぐって野党側が森友・加計学園の「疑惑隠し」と批判していることについて、「野党がおっしゃるのは野党の自由。我々はそんな小さな、小さなというか、そういうものを、問題を隠したりなどは考えていない」と語った。


よくテストなどで出題される「そういうもの」とは何か?という話ですが、塾なんかでは、傍線部のすぐ上を見ろなんて言われます。
忠実にそれをすると、「小さな」という言葉がありますから、「そういうもの」とは「小さなもの」。つまり、「小さな問題」となり、このニュースのタイトルと合致します。
しかし、それが適切に読めた事になるでしょうか。

「小さな」という言葉の後に「というか」という言葉があります。これは、「というよりもむしろ~」という後半の方がより適切な表現ですよという意味の言葉です。

ですから、「我々はそんな小さな、小さな」より「そういうものを、問題を隠したりなどは考えていない」が、より適切に表現出来ている事になります。

では、「小さな」とは、何が小さいのでしょうか。

より適切な表現部分にヒントが隠されています。

「そういうものを、問題を隠したりなどは考えていない」

日本語の表現では、言い換えて同じ意味の言葉を繰り返す事が多用されます。
「そういうもの」は「問題」と同じです。
「森友・加計の問題」を指します。
また、「野党がおっしゃるのは野党の自由。」という部分がありますから、記者の質問は「野党は森友・加計の問題を隠す為に解散するのでは?と言っていますが?」と推測できます。それを受けて「そういうもの」と言っているのでしょうから、やはり「そういうもの」は「森友・加計の問題」と考えて良いでしょう。

ですから、「森友・加計の問題を隠すような小さな考えではない。」と後半で述べているのです。

「小さな」という言葉が先に出てしまったので、次の言葉が続かない。だから、より適切に言い換えようとしたのでしょう。

こういう思考が国語の力だと思います。
様々な試験をクリアしてきた新聞記者の方が、気付けないはずはないので、あえてキャッチーな見出しにしたとは思いますが、これは適切ではありません。

誤字・脱字などをあげつらい、
「ペンは剣よりも強し」と言い、
こんな言葉遊びを公然とするのであれば、科学技術を軍事利用することを批判出来ません。

「天高く馬肥ゆる秋」は、キャッチーに秋というものを上手く捉えた表現だと思います。

俗世の秋の空はあちらこちらで低い争いをしていると感じます。

学校の教員や教育関係者に、
この感覚は理解できないようですが…。
日本ごときがメディアリテラシー教育なんぞ口にするのは100万年早い。