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林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史78(コロナがホームをつぶす)

2024年12月28日 10時21分26秒 | バンドの歴史

さてさて、みなさま、お元気でしょうかな?

もはや、新しい年が始まりそうな勢いですな・・・(遠い目)

今年も、大変お世話になりました!

来年も楽しく、できることからコツコツと、やっていくつもりです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

前回は、コロナの時期を、うちのバンドがどのように生き延びたか、ということについて書きましたな。

ところが、生き延びられなかったもの、というのもあるわけです。

いや、ほんと、コロナによって、多くのものが変わってしまいましたな・・・(遠い目)

 

もちろん、良くなったこともあるんです。

マスクをつける習慣とか。

仕事の打ち合わせを、ネット会議でやるとか。

離れた友人とネットで飲み会をやるとか。

これまで、あまりやらなかったことが、普通になった気がしますわ。

 

ただ、これから語るのは、本当につらい出来事ですわ・・・

 

それは、おいらたちが初めて見つけた、自分たちのホームと呼べる場所。

立川の音楽居酒屋「農家」

がコロナのせいで、2020年11月に、閉店してしまったことです(涙目)

 

これは本当に、おいらたちにとっては、痛恨の一撃でした・・・

 

 

立川の路上で演奏していた時に、警察を呼ばれて、誓約書を書かされ。

そうして、逃げ込んだのが、立川の音楽居酒屋「農家」でした。

本当に居心地のいい素敵なお店で、そこに集まる常連さん(「農民」と呼ばれる)は良い人ばかり

おいらたちより年上の方たちばかりで、いろいろ教えてくれました。

ここで出会った人たちが、おいらたちにとっては、大切な音楽仲間になったのです。

 

そして、うちのバンドが出演する時には、必ず、対バンとして、

ヨメトイチ

芦ノ湖スカイラインズ

というふたつのユニットが、参加してくれていました。

 

ヨメトイチは、うちのバンドの影のバン・マスである「ヨメ」と農家のヤジ将軍の「せいいち」さんとのユニット。

芦ノ湖スカイラインズは、「ヨメ」の会社の上司が、同級生たちと組んだバンド。

そう、完全に、おいらたちの身内のようなものです(笑)

 

この3つのユニットで開催する「農家の歌会」は、ほんとーーーーに楽しかったなあ(遠い目)

観客として、多くの農民のみなさんが来てくれて、毎回楽しい時間を過ごさせていただきました。

観客が2人しかいなかった時代があったのに、ずっとうちのバンドにライブをやらせてくれた女将さんには、本当にもう、

感謝感激雨あられ

この言葉しかないです・・・(遠い目)

 

つまり、農家に出演させてもらうようになって、

悪かったことは1つもない

というくらい、うちのバンドにとっては、ありがたい場所だったのです。

その農家との出会いあたりのことについては、このブログのこの記事に書きました。

 

そんな幸せな時間を、コロナが奪ってしまうわけですね(さらに遠い目)

いや、コロナは飲食業界にとっては、本当に、悪夢のような存在だったと思うっす・・・

食事の際に感染が広がる、ということで、飲食業界は大ダメージを受けたわけです。

まあ、国からの補助金が出て、むしろ儲かった、なんて話も聞きはしましたが(遠い目)

 

立川の音楽居酒屋「農家」にも、コロナは大変な打撃をあたえました。

というのは、農家の常連さん(農民)の平均年齢は、かなり高齢・・・(遠い目)

当時60代の方が大半で、中には70代の方も、ちらほら・・・

ということは、まだ毒性が強かったころのコロナに感染すると、命にかかわる(絶句)

 

 

特に、

志村けんさんが、亡くなったショックは大きかったのです・・・(絶句)

 

それまでは、

ただの風邪みたいなもんよ~。

とうそぶいていた農民さんたちも、あまりのショックで、完全自粛モード。

もちろん、それはそれで良いことなんだけども・・・

ライブ・ハウスとしては、営業を続けていくのが大変厳しい状況に・・・

 

ある時に、農家の女将さんが、

HELP!

という内容のブログを書かれた時には、あわてて店に行って、お酒を飲んだりしました。

少しでも売り上げに貢献しないと、本当にまずいと思ったわけですね。

 

 

さらに、

農家の女将さんTシャツも購入しましたよ!

そして、それを店長にプレゼントしたら、大喜びしまして(笑)

とっても良い生地だよ。

このシャツ、着心地がいい!!

ということで、店長にとって大切なTシャツになってます。

 

でもまあ、そのくらいのことをしたからといっても、お店の経営にとっては、

焼け石に水

という感じでして(号泣)

 

あえなく、2020年11月22日をもって、

閉店

ということになってしまったのでした。

 

農家の女将さんは、その後しばらくして、青梅線の牛浜駅の近くに、新しい「農家」をオープンされることになります。

ただ、そこはマイクやアンプを使うことができない場所なので、おいらたちのホームとして演奏するわけにはいきません・・・(涙目)

 

そしてこれが、おいらたちの「農家」での最後の演奏ですわ。

Rockin' in the free world アップルビデオ高津店 2020 立川農家

こうして、うちのバンドにとっての、ひとつの時代が終わってしまったのです・・・(遠い目)

 

でも、後ろを振り返ってばかりいても、仕方がありませんからね。

おいらたちは、前に進んでいくことになります。

 

というわけで、以下次号じゃ!!


バンドの歴史77(コロナの緊急事態)

2024年12月21日 12時21分42秒 | バンドの歴史

さて、いよいよ2020年の1月・・・

上の写真は、中断前の最後のホット・ロッキン・ナイト(冬)の写真ですね。

この頃に、中国の武漢近辺で、新型のコロナ・ウィルスが流行・・・

日本に入ってくるのも、時間の問題、という感じになってきます。

ただ、そのころは、遠い中国での出来事に過ぎないと思ってまして。

この後、数年間、あんなにも不自由な思いをすることになるとは、誰も思ってませんでしたな(遠い目)

 

2020年4月、ついに緊急事態宣言が出されることになります。

そして、居酒屋、ライブ・ハウス、カラオケ、などが、まるで悪の権化のような取り扱いをされて・・・

音楽を楽しむ人たちにとっては、氷河期のような時代がやってきたのですわ(遠い目)

 

うちのバンドも、もちろん、緊急事態宣言が出されてからは、休眠に入ることになります。

とは言っても、緊急事態宣言がずーーーーっと出ているわけではありませんからね(苦笑)

コロナがおさまったタイミングには、ちゃんと活動もするわけです。

 

店長は、

バンドはね、休眠しない方が良いからね。

ちょっとずつでいいから、活動は続けよう。

という考え方を持っていて、確かにそれはその通りだと、おいらは思ったわけですな。

1度休眠(活動停止)してしまうと、いろんなものが失われて、取り戻すのにすごく大きな力が必要になりますからね。

 

だから2020年から、2023年くらいまでは、コロナの合間を縫って活動していましたわ。

 

おいらと店長は、コロナに関しては、

屋外で、距離を取れば、大丈夫!

という考え方だったので、

 

 

当然のように、

工場の裏(苦笑)

 

とか、

橋の下(爆笑)

で練習を兼ねて、路上ライブをやったりします。

 

これは、なんだかんだ言っても、楽しい思い出になりましたな。

VROOOMが自粛している間に、リズム感を鍛えよう!

という目標の元に、足でリズムを取りながら演奏する、ということにチャレンジしたのもこの時。

 

 

そのためだけに、フット・パーカッションを購入したりもしましたぞ(鼻息)

考えてみれば、コロナ期間中に、リズム感を鍛えられて、本当に良かったかも。

 

もちろん、自粛すべき時には自粛するけども、それで何もかもあきらめるのは、精神衛生上よくない。

楽しむべき時には楽しまなくちゃ。

 

 

そして、いつもの場所で路上ライブをやっていたら、急な雨に降られた時の写真が、

これですね。

あわてて、近くのお店の軒先に逃げ込む始末。

これも、今となっては、楽しかった思い出ですな(笑)

 

こうして、おいらと店長は、できる限り練習を重ねたわけですわ。

考えてみると、この時においらは、ヴァン・モリソン

「ムーンダンス」

を、ウォーキング・ベースを弾きながら歌うことに挑戦したのでしたな(遠い目)

あれは本当に、良い練習になりました。

というか、それ以降、ベースっぽいフレーズを弾きながら歌うのが楽しくなりましたわ。

 

 

店長と2人で、工場裏で演奏したのが、まさにその曲でした。

Moondance アップルビデオ高津店 2021 工場裏

うわあ、懐かしいなあ(遠い目)

 

この場所は、Amazonの工場の裏手に当たる場所でして、一応、道があるんですが。

ほとんど人通りがありません(笑)

だけど、たまたま、この曲を演奏している時に、通行人が来て。

おいらたちが演奏しているの見て、しかもビデオに録画しているのを見て、

曲が終わるまで待ってくださったのが印象的でしたな(陳謝)

 

多摩川にかかる橋の下で演奏した時も、近くのコートで部活動をやっていた高校生がやってきて。

いいですね~。ぼく、音楽好きなんですよ~。

と話しかけてきたのを憶えています。

 

いやあ、今思えば、いろんなところで演奏したんだなあ(遠い目)

 

こうやって、少しずつ、コロナがおさまるのを待っていたわけです。

確かにつらい時期だったとは言えるけども、うちのバンドの3人は、コロナによって職を失うことがなかったので。

それだけは、大変ありがたい事でした(感謝)

 

でも、コロナはいろんなところに爪痕を残しましたからね・・・

次回、コロナによって、うちのバンドのホームが無くなったことを書かなければならんですな(しんみり)

 

というわけで、以下次号じゃ!!


バンドの歴史76(ゲーム実況を始める)

2024年12月14日 08時43分26秒 | バンドの歴史

さて、みなさま、お元気でございましょうか?

前回は「自分たちの活動の場を広げる」という話をしましたな。

今回はまさに「新しい活動を始める」という話になりますぞ。

 

時は、2019年12月のことですわ。

おいらが急にひらめきまして、VROOOMと2人で、

ゲーム実況

を始めたのです!

 

これはねえ、おいらにしては、とても良い思いつきだったと思うっす。

というのは、うちのバンドのいろんな側面を発信できるようになったというのが一つ。

あとは純粋に、自分たちが楽しめた、というのも大きい。

 

 

このブログには何度も書いた通り、おいらとVROOOMは同郷です。

そして同い年で、同じ保育園、同じ小学校、同じ中学校で過ごしました。

そう言えば、同じクラスになったことは、ないかもしれん・・・(遠い目)

あれ? それなのに、なんで仲良くなったのかな? あんま、記憶にないなあ(さらに遠い目)

 

 

それはともかく、2人の故郷は、広島県の中国山地のど真ん中、人口数万人の町でした。

2人とも、今は東京近辺に住んでいるので、隔世の感がありますが。

ほんとーーーーーーーに、何もない町で育ったわけです。

 

 

んで当時の、おいらたち2人の数少ない娯楽、というのは、

2人でしゃべること

だったのです(爆笑)

 

 

もちろん、ファミコンもやったし、マンガも読んだし、

モデル・ガンで撃ち合ったり、釣りもしたし、

ゲーム・ブックもやったし、テーブルトークRPGだってやりましたぞ。

ただ、それらの遊びは、楽しいのは楽しいけども、制限がかかったのですわ。

遊んでばかりいるんじゃありません!

という親からの無言の圧力がかかるのが当然だったわけですな。

 

 

ところが、唯一、何の制限もかからなかった娯楽?が、

2人でしゃべること

だったのですなあ(遠い目)

 

 

もちろん、おいらには、VROOOM以外の友人もいたし、

VROOOMにも、おいらが知らない友人たちがいたようですわ。

だけども、同じレベルで話ができる相手というのは、なかなか居ないものでして(ため息)

 

なんでかわからんけども、小学生の半ばくらいから、中学を卒業するまで、

学校の行き帰りと、放課後は、ほとんどVROOOMとしゃべってましたな(笑)

なんなら、休日は朝から晩までしゃべっていたことも、しばしば。

 

今となっては、何についてそんなにしゃべっていたのか記憶にないですが、たぶん、

ゲームとか、漫画とか、音楽とか、

について、しゃべりまくっていたのでしょうな(遠い目)

 

そしてある時(たぶん小学校の高学年くらい)に、

おいらとVROOOMの共通の友人だった、I君という体の大きな同級生に、

お前ら2人が話しているのを聞いているだけで、面白いわ~。

としみじみと言われたことを、今でもはっきり憶えておりまする。

 

そこらへんのことを思い出して、ふと、

おいらとVROOOMでゲーム実況をやるというのはどうだろう?

と考えたわけですわ。

 

というのは、ゲーム実況をやっている人は、

1人でゲームをやって、しゃべっている。

もしくは、

ゲームのプレイ動画を撮影して、ゆっくりに人工音声で実況させる。

という方がほとんどです。

 

なもんで、

同級生のおっさんが2人で、ゲームをやりながらその場で思いついたことを話す。

というのはあんまりないな、と考えたわけです。

 

思いついたら、すぐに動かずにいられないのが、おいらなわけでして。

すぐさま、VROOOMに説明して、2人で川崎に買い物に出発。

 

 

いろいろ考えた末に、この写真にあるように、

レトロ・フリーク

という、昔のゲームをやれるハードを購入。

2人分のマイク・セットも購入して・・・

 

 

 

まずは・・・

このゲームから、実況をスタート!!

おいらとVROOOMにとって、5本の指に入るほどの名作。

「デジタル デビル ストーリー 女神転生」

いやあ、このゲームがおいらたちに与えた影響は、大きかったですなあ(遠い目)

 

それ以降、コロナによる中断をはさみつつも、現在(2024年12月)まで、

ちまちまと、続けておりますぞ(鼻息)

 

チャンネル登録者数、なんと!

58人!!(照笑)

いや、これでも、おいらにとっては、過分なほどにありがたいことだと思っておりますぞ。

 

というわけで、以下次号じゃ!!


バンドの歴史75(活動場所を広げる)

2024年12月07日 06時25分15秒 | バンドの歴史

さて、みなさま、アウェイな環境を楽しんでますか?

いや、いきなりすいません。

今回は「ホームを飛び出して、アウェイなところに向かおう」という内容なんですわ。

 

2019年の秋です。それこそ、コロナの直前ですね。

その当時、うちのバンドは外に向かって、活動場所を広げていたわけですね。

この後、コロナによって数年間、なかなか活動ができなくなるわけですが、「外へ、外へ」の気持ちは持ち続けることになります。

 

そう、すべてのバンドさんにとって、居心地のいいホームを手に入れることは、大切な事ですわ。

この時期、うちのバンドは、立川の音楽居酒屋「農家」というホームを持っていたし。

苦情が来てあきらめた路上ライブの場所から、ちょっと離れたところに新しい演奏場所を設定して。

そこで何度も路上ライブをやったけども、

苦情が来ない(うっとり)

その場所は、人通りがそれなりにあるし、警察も来ないしで、最高の場所。

つまり、ホームには不自由していなかったのです。

でも、そこに安住していてばかりでは、真の意味での成長なんてありませんぞ(鼻息)

 

 

そこで冒頭の写真にあるとおり、

川崎駅前で、路上ライブやりました!!

いやあ、そこは多くの路上ライブバンドがいて、熾烈な場所取り合戦が繰り広げられていました。

なるほど、これが本場の迫力か(汗)

 

おいらたちがしばらく演奏した後、片付けを始めたら、別のバンドが来て、

その場所、うちのバンドに譲ってもらってもいいですか?

と聞かれましたよ。

 

いつもおいらたちが路上ライブやっている場所は、うちのバンド以外、見たことない・・・(苦笑)

やっぱり、いつもの場所を飛び出すと、いろいろ新鮮だな~。

 

 

さらに、

このイベントにも参加しました!

ホット・ロッキン・ナイトで知り合った、パイセンさんの紹介だったのです。

これも、普段は行くことのない、蒲田のライブハウス。

すべてが新鮮でしたわ。

もちろん、新しい場所なんで、音作りとかで、とまどうことが多かったですけれども。

 

その時の演奏が、これですね。

Smells like teensplits  アップルビデオ高津店 2019 蒲田オッタンタ

いやあ、ほんの数年前なのに、若いなあ、全てにおいて(苦笑)

これも、うちのバンドにとっては、大きな経験になったし、良い思い出にもなりました。

 

 

さらにさらに、

農家の女将さんが主催する、ハロウィン・ライブにも参加しましたよ。

いや、ほんと、この時期には、たくさんライブをやっていたんですな、うちのバンド(遠い目)

これの会場は、立川の「ばくだん畑」というライブハウスでした。

 

自分たちのホームじゃなくて、アウェイな環境でたくさんライブをやる。

これはとても貴重な機会だと思うっす。

 

 

というのは、

新しい人と出会える。

これが1番大切な事ですわ。

 

おいらたちのバンドは、これまで、あんまり、いろんな人に話しかけてこなかったんですが(汗)

出会いが広がれば、どんどん、いろんなチャンスが生まれる。

まさにパイセンさんに出会って、新しいイベントに参加できたように。

自分たちの活動の場を、さらに広げていくことができるんですね。

これをしっかりやっていくことの大切さを、この時期から意識していくことになります。

 

そして話を現在(2024年の年末)に戻すと、この頃からはじめた仲間づくりが実を結んで。

うちのバンド初の、自分たちが主催するライブを企画しようと思ってます。

2025年2月16日(日)に、宿河原駅のそばのライブハウス「ポトス」で開催しようと動き始めています。

 

こういう動きをうちのバンドが出来るようになったのは、この時期の経験があったからなんだなあ。

としみじみ考えております。

 

というわけで、以下次号じゃ!!

 

 


バンドの歴史74(ピックに穴をあける)

2024年11月30日 05時17分21秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気でございますかな?

すっかり寒くなって、いよいよ年越しでございますぞ。

今年も、バンド関係で、いろいろ楽しい思いをさせてもらいました~。

ありがたいことですじゃ(遠い目)

 

 

さて、それはともかく、冒頭の写真は、

ドリル

ですね(鼻息)

 

 

ドリルといって、思いだすのは、ファイナル・ファンタジーⅥでしょう。

エドガーの武器、ドリルにお世話になった方は多いのではないでしょうか。

おいらは、ドリルが手に入ってから、そうとう楽をさせてもらった記憶がありますわ。

いや、そのドリルじゃなくて・・・(苦笑)

 

 

これは、VROOOM宅の工房で使われているドリルですね。

そして、ドリルで穴をあけられているのは、そう、

店長のピック

なのです。

 

 

いや、これは、実は、多くのギタリストにおススメしたい作業なのですよ。

 

どういうことなのか、というのを詳しく語るとしましょうか。

 

まず、ギタリストにとって、ピックは、大変重要なものです。

もろに音を出す部分ですからね、その材質、厚さ、硬さ、形、大きさ、全てが大切な要素です。

なので、楽器屋には多くの種類のピックが陳列されていて、どれも手に取ることができるようになってます。

それらを一つ一つ試して、自分に合いそうなピックを探すのも、ギタリストの楽しみですわ。

 

んで、おいらは、このブログにもあるとおり、ピックを使っていた時期には、

ライブの本番で、

弦を切りまくってました(涙目)

これはもう、本当につらい時期でして、なんでこんなことになるんだろうと、悶々としたものです(遠い涙目)

そして結局のところ、おいらの弾き方が、当時使っていたマーチンのギターと合わなかった、ということがわかったのです。

ライブになると、力が入りすぎて、自分でもうまくコントロールできなかったのですな・・・

 

なもんで、おいらは、しばらく(10年弱くらい)ピックを捨てて、指で弾いていました。

今でも、基本は指で弾いていて、ときどき、サム・ピックを使っています。

それについても、いずれ、しっかりと書こうと思うのですが。

 

そんなおいらに対して、店長は、ずーっとピックを使っています。

 

それは、

このピックですね。

これ以外のピックを使っているところを見たこともありますが。

ほぼ8割くらい、このピックを使っている印象です。

あとは、このピックの色違いの、緑色のヤツか、ここ数年は鼈甲のピックを使っていますね(ぜいたく)

 

それくらい、店長にとっては馴染みのあるピックなのですが。

 

ギタリストにとって、1番こだわりたいところとして、ピックの硬さ、というか、

どれくらい、しなるか

というポイントがあります。

このしなり具合が、ふにゃふにゃ過ぎてもいけないし、硬すぎてもいけない。

エレキ・ギターみたいに、弦が細くて柔らかいから、とにかく硬いピックの方が良い、とかなら別ですが。

アコースティック・ギターを弾く場合には、これは、大切なポイントですわ。

特に、店長は12弦ギターを弾いていますからね。

 

 

んで、ある時に、バンドの飲み会中に、店長が、

今のピックが、ほんの少し、しなるようになるといいんだけどね~。

と言ったのです。

 

すぐさま、おいらかVROOOM(どっちが言ったか憶えてない・笑)が、

ピックに穴をあければいいんですよ。

と提案して、冒頭の写真になるわけです。

そう、ピックにいくつかの穴をあければ、しなるようにもなるし、滑りにくくもなる。

 

 

ただ、上手く穴をあけないと・・・

割れます(苦笑)

ただ、VROOOMはすぐにコツをつかんで、

ゆっくりやると割れやすいかも、一気に穴をあけた方が良い。

ということに気づいたらしいですわ。

 

これは、ドリルじゃなくても、キリで手作業でもかまわないっす。大変ですけどね。

ギタリストの皆さま、試してみると、その効果に驚きますよ。

大変おすすめな作業であることは間違いないっす。

 

 

というわけで、

店長のピックに、穴をあけまくる!!

しかも、ピックのヘリもヤスリで削って、新品同様にします。

 

こうして、店長のピックが、店長が望む形にカスタマイズされたわけです。

こういうのを、ちまちまとやっていくことが、良い演奏にもつながると信じていますぞ。

 

というわけで、以下次号じゃ。


バンドの歴史73(バンド冥利に尽きる)

2024年11月23日 13時08分27秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気でございましょうかな?

もはや、季節は完全に冬でございますな。

うちのバンドは路上ライブ専門のバンドですから、冬はもちろん、冬眠してます(うそ)

いや、冬の間に練習を積み重ねて、春を待っているわけです。

そう、できることからコツコツと!

 

さて、それはともかく、そういう地道な努力が、実を結ぶ瞬間というのが、来るものなんですね(涙目)

いや、もう、いきなり涙目になってますけども・・・

冒頭の写真は、2019年7月のホット・ロッキン・ナイトの演奏中のものです。

おいらたちの周りに、多くの音楽仲間が集まって、踊ってくれていますね(号泣)

 

この時の感動を語らないわけにはいかないでしょう。

 

というわけで、この時のライブについて、振り返ってみることにしましょう。

 

そもそも、ホット・ロッキン・ナイトというイベントは、うちのバンドが再結成することになった、きっかけのイベントです。

2012年の夏に、イベントの主催者である、はぎさんから、おいらにオファーが来たのです。

その時のことは、この記事に詳しく書いています。

 

そして、それ以降、コロナによる中断などもはさみつつ、10年以上にわたって、おいらたちは出演し続けているわけです。

だから、うちのバンドにとっては、晴れ舞台、大変思い入れの強いイベントと言っていいでしょうな。

 

ただ、このイベントは、基本的にはエレキ・ギターでガンガン鳴らす、ハード・ロックが主流のイベントなんです。

もちろん、そうじゃない音楽が演奏されるときもありますが、それはいつも少数派

とにかく、激しくロックするのが、このイベントの醍醐味なわけです。

そんな中、うちのバンドは、アコギ2本とカホンという編成の、完全アコースティック。

はい、完全に、刺身のツマです(自虐笑)

 

うちのライバル・バンド(ということになっている)「アメリカン・パイ」は初期のころはアコースティックでしたが、

ここ最近は、完全にエレキ化しました(讃嘆)

これがまあ、カッコいいから、全然いいんですけども、それによって、うちのバンドはさらに孤立(苦笑)

本当に「我が道をゆく」状態が続いていたわけです。

 

VROOOMなんかも、

うちは所詮、アコギ・バンドだからな、ホット・ロッキンじゃ、肩身が狭いぜ。

なーんていうボヤキまで飛び出す始末。

 

 

そういう状態でも、ずっと出演させてもらってたわけですよ。

それだけでも、

感謝感激雨あられ

だというのに。

 

この年のホット・ロッキン・ナイトでは、2日開催のうち、1日目のトリに任命されたのですよ。

これは、驚愕の出来事でしたわ(絶句)

アコギ・バンドが、1日目のトリになるなんて・・・

 

 

そんな嬉しさと重圧の中、なんとか最後の曲の演奏に入ったところ、

こんなことになったのですわ(さらに絶句)

ステージにこんなに人が上がってきて、いっしょに踊ってくれるなんて(再び号泣)

おいらの右側で、観客を呼びこんでいるのが、主催者のはぎさんです。

その他にも、今年(2024年)の夏のホット・ロッキン・ナイトで共演させていただいた、ちいさんの姿も見えますね。

まさに、うちのバンドの音楽仲間、と言っていい人たちばかりですね。

アコースティックで地味なバンドだけど、ちまちまと頑張っていて良かった(遠い目)

 

 

こういう出来事があると、

バンドやっててよかった、さらにがんばるぞ。

という気持ちになれますな。

 

 

ホット・ロッキン・ナイトにおいても、かなりの古株になってきましたからね。

アコギ・バンドとしての認知度も上がってきたはずですし(ニヤリ)

このバンドを再結成して、10年以上活動しているわけですが。

まだまだ、頑張り続けるつもりですぞ。

 

というわけで、以下次号じゃ。


バンドの歴史72(ハウリングの恐怖)

2024年11月16日 17時36分46秒 | バンドの歴史

さて、みなさま、お元気でいらっしゃいますかな?

どんどん季節も移り変わって、もう、冬ですな・・・

今年もそろそろ終わると思うと、感慨深いものがありますわ。

 

今日、今年最後の路上ライブをやろうと思ってますよ~。

だんだん寒くなってきたから、今日あたりが限界かなと・・・

 

 

さてそれはともかく、前回は、おいらの口の中の血豆について語りましたな。

冒頭の写真は、まさにその時の、ホット・ロッキン・ナイトの演奏中のものです。

そう、この時のおいらの口の中は大怪我していて、痛い痛い痛い・・・

痛みを我慢しつつ、歌っているわけですな(遠い目)

 

そう、この時のライブは、おいらの口の中の怪我もありましたが、

それ以外にも問題があったのです。

それこそ、アコースティック・ギターでライブをやる時の最大の懸念事項である

ハウリング

が発生したのですわ。

 

これには、ちゃんとした、わかりやすい理由がありました。

それは、店長が新しく購入した、

ブリードラブ

ギターのせいです(きっぱり)

 

というのは、これより以前、うちのバンドはハウリングをしたことがなかったんです。

そう、店長がオベーションのギターを使っていたからですね。

それが、ブリードラブのギターにしたとたんに、ハウリングが起こったのです。

 

で、これはよく考えてみれば、当然のことなのです。

 

 

もう一度、その時の写真を見てみましょう。

はい、店長のギターのサウンドホールに、

フタがしてありませんね!

これが、ハウリングの原因だったのです。

 

ハウリングというのは、

マイクで拾った音を増幅してスピーカーから出して、それをまたマイクで拾って・・・

という悪循環で、制御しきれないほどの音量になった時に起こる現象なのです。

 

これをギターの場合で考えると、

モニターから出てきた音が、ギターに当たって、ギターを振動させることによって、ハウリングする。

ということになります。

 

 

ギターの場合だと、音を拾う手段(ピックアップ)は、大きく分けて、3つあります。

弦の振動だけを拾う、マグネチック・ピックアップ

弦とボディの振動を拾う、ピエゾ・ピックアップ

弦とボディと周囲の空気の振動を拾う、マイク型ピックアップ

そう、こういう風に考えてみると、どのピックアップがハウリングしやすいかは一目瞭然ですね。

 

マグネチック < ピエゾ < マイク型

 

の順番で、ハウリングしやすくなるわけですな。

 

おいらが使っているギターは、マグネチック・ピックアップなので、ほとんどハウリングしません。

店長が使っているギター(ブリードラブ)は、ピエゾ・ピックアップです。

オベーションのギターも、ピエゾ・ピックアップだったのですが、ボディが小さいからハウリングしなかったのです。

ところが、ブリードラブは、オベーションの倍くらいの体積がありそうですからね・・・

もちろん、そのおかげで、生音が素晴らしく鳴るんですが、その分、ハウリングの危険性も高まるわけですわ。

 

なので、ホット・ロッキン・ナイトの会場のような、大きな会場だと、ハウリングしてしまったわけです。

 

んで、1度ハウリングしてしまうと、PAさんが慎重になりますからね。

モニターの音量が小さく抑えられてしまうことになります。

そうすると、自分たちが出している音が、自分たちで聞き取りにくいことになるわけです。

ものすごく、演奏しにくくなります・・・

 

 

でも、これの解決策は、仕組みを理解すれば、とっても簡単。

店長のギターのサウンドホールにフタをすればいいんです。

そうすれば、モニターの音がギターの内部に入ることがなくなる。

大きな会場でアコギを使う、多くのアーティストが、そうしていますよね。

 

 

事実としてこの後、うちのバンドは何度もホット・ロッキン・ナイトに参加しましたが、

2度とハウリングしませんでした。

これは、2019年7月のホット・ロッキン・ナイトの写真です。

店長のギターをよく見てください。

サウンド・ホールに、黒いフタがしてありますね。

まあ、たぶん、これが一番手軽で、効果の高い手段だったと思いますわ。

 

店長は、ギター関係には、とにかくこだわりの強い人なので、

サウンド・ホールにフタをしましょう!

と言うのは、ちょいと気が引けたんですが、すんなりとOKしてくれたんで、楽なもんでした(大笑)

 

なので、うちのバンドは、大きな会場に出演する時には、

店長のギターにフタをする。

ということが、決まりごとになったのです。

こうやって、いろんなちっちゃい問題を、片づけてきたわけですね(遠い目)

 

まあ、とは言っても、うちのバンドが大きな会場に出演するのなんて、

ホット・ロッキン・ナイトだけ

なんですけどね(爆笑)

 

 

というわけで、以下次号じゃ!!


バンドの歴史71(ライブ前にカツカレーは禁止)

2024年11月09日 05時21分19秒 | バンドの歴史

さて、いよいよ、この事件について、正式に記録すべき時が来ましたか・・・(遠い目)

これは、本当に、つらく、悲しい事件なのです(苦笑)

おいらの苦しみを理解してくれる人が少ないのが、さらに、つらい(大苦笑)

 

 

冒頭の写真は、2019年の1月、初めて行われた

冬のホット・ロッキン・ナイト

に参加した時のものですね。

場所は、王子の「COCO壱番屋」でございます。

 

 

注目すべきなのは、画面右側に置いてある、おいらが注文したカレーですわ。

はい、カツ(揚げ物)が乗っていますよね・・・(遠い目)

 

 

そう、この写真を撮影した直後に、おいらはそのカツを口に入れて、口の中に、

大きな血豆

ができます(驚愕)

 

 

いや、これ、本当につらくて、しかもこの時の血豆は特大級でして。

ライブの直前だったということもあってか、おいらは、茫然自失

 

おいらは、ここ最近は減りましたが、何度も、こうなったことがあります。

こういう症状を抱えていて、困っている人も多いはず。

 

すると、

こんな記事を見つけました!

これです、まさにこれ!!

やっと、おいらが長年悩まされていたことを、わかりやすく解説してくれる人を見つけられた(感動)

いやあ、本当に、これなんですよ、ライブの直前に、口の中に血豆ができたんです。

 

 

おいらもこの症状に長年悩まされていますからね。

対処の仕方は自分なりに分かってます。

この記事にもあったとおり、爪楊枝で、血豆をつぶします

 

ホット・ロッキン・ナイトの会場である、王子のライブ・ハウス

MONSTAR

トイレで苦悶する、おいら(滂沱の涙)

 

 

しかも、そのことは、バンドのメンバーにも言えず・・・

そりゃ「ライブ前に何やってんだ」って話になりますからねえ(遠い目)

孤独な闘い

だったのです・・・

 

 

そして、口の痛みに耐えて、何とかライブを終わらせた後に、

実は、あの時、カツカレーで、口を・・・

と説明したら、店長は大笑いVROOOMは不思議がる

 

え? ほんとに? カツで口の中を大怪我? うそだろ~(爆笑)

 

え? どうやったらそんなことになるの? どういう仕組み?

 

二人のその時の反応は、よーっく憶えております(遠い目)

 

いやあ、本当に、カツカレーで、口の中を大怪我したんだよ~。

と説明してみても、うちのバンド・メンバーは、口の中に血豆ができたことがないらしく・・・

ただただ、笑われるか、不思議がられるだけ。

 

まあ、何にせよ、この事件以後、ライブ前に食事をするときには、

必ずこの件が持ち出されるようになりました(遠い目)

 

よって、おいらは、

ライブ前には、揚げ物禁止!!

ということになってしまったのですね・・・

 

いやあ、実際のところ、この症状は、ほんとにつらくて。

揚げ物を食べた瞬間に、

やっちゃったな

というのがわかるんですわ(滂沱の涙)

 

そして、口の中で、血豆が、

どんどんどんどんどんどん大きくなるのです(泣)

 

 

うーん、抜本的な解決方法は、

無い

というか、

注意して食べる

ということしかないのがつらい(大泣き)

 

 

揚げ物だけが出た時には、おいらも用心深くなっているから、なんとか対応できるんですが。

天ぷらそば

とか

カツカレー

みたいに、何かの上に揚げ物が乗っているときには、油断してしまうんだよな~(遠い目)

 

とにかく、みなさまも口の中に血豆ができないように、揚げ物にはご注意くだされ(苦笑)

 

というわけで、以下次号じゃ!!


バンドの歴史70(スキャロップド加工)

2024年11月02日 06時59分35秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気でございましょうか??

どんどん季節が移り変わって、まるで走馬灯のようですわ(遠い目)

年をとってから、どんどん時間の流れが速くなっているような気がする・・・

 

まあ、それはともかく、前回は、店長が新しいギターを買った、というところまで語りました。

ところが、それだけでは、店長の本領は発揮されないわけですよ。

 

そう、表題にもあるとおり、

スキャロップド加工

されていないギターだと、店長にとっては弾きにくいギターになってしまうのです。

 

スキャロップド加工というのは、イングヴェイ・マルムスティーンや、リッチー・ブラックモアのギターに、その加工がなされていることで有名ですね。

店長はイングヴェイ・マルムスティーンにあこがれて、ギタリストを目指したわけですからな。

当然、使用するギターについても、大きな影響を受けています。

 

 

んで、スキャロップド加工とは何かと言うと、

こんなふうに、指板をえぐり取る加工のことです。

こうすることで、小さな力で弦をフレッドに押し付けることができるわけです。

よって、速弾きをする場合には、大変やりやすくなるわけですな。

 

店長はここ最近、あまり速弾きはやらなくなっていますが、

というか、アコギの12弦ギターですからね、そもそも速弾きには全然向いていませんし(笑)

 

 

それでも店長がスキャロップド加工にこだわるのは、

きれいな音が出せるから

ということのようです。

 

 

つまり、指板がえぐられていることによって、弦がしっかりとフレットに押し付けられるので、澄んだ音が出せるということなわけですな。

店長は何よりもギターの鳴り、音にこだわる男ですからね。

ギター本体のヴォリューム・ノブは、最大じゃないと嫌だし。

ピッキングを弱くして、音量を下げることも、好きじゃないです(苦笑)

 

昔は、音楽的に必要だと思われる場面でも、ピッキングを弱めることを嫌がりましたからね~。

筋金入りの、フォルテシモ演奏家です(笑)

 

 

そう、そんな店長からしたら、弦の押さえが足らなくて、濁った音が出るなんて、言語道断!

 

 

というわけで、店長のメイン・ギターにするからには、

このブリードラブの12弦ギターを、スキャロップド加工する必要があるわけです。

 

 

 

で、誰がやるの?

 

 

 

 

そりゃ、VROOOMでしょ(爆笑)

 

 

 

 

この、スキャロップド加工というのは、指板をすべて、なめらかにえぐり取るわけですからね。

しかも、フレットとフレットの間の長さは、全て違います。

つまり、一様に削り取ることはできませんから、すべて細かく調整する必要があります。

業者だと、うん万円の工賃がかかる、かなり大規模な作業なのです。

 

 

VROOOM曰く、

この作業だけは、もうやりたくねえ!

というほどの、とんでもない作業を、

正月三が日

やってもらいました(爆笑)

 

 

 

というわけで、

VROOOMから店長に引き渡されるブリードラブ。

 

いやあ、店長の満面の笑みがたまりませんなあ~(遠い目)

 

 

そして、その出来具合を、

確認して、さらに喜ぶ店長!!

 

 

考えてみれば、この時から、店長のブリードラブ時代が始まったのか~(遠い目)

今となっては、店長がブリードラブを弾いていない姿を想像することもできませんが。

このギターは、本当に、店長にマッチしているよな~(讃嘆)

 

 

しばらく前に、店長と2人でカラオケで練習したんですが。

アンプを使わないで、生音で練習したら、店長のギターの音量が

おいらのリゾネーター・ギターにも負けないどころか、勝っているぐらいで・・・

すごく、びっくりしましたわ。

リゾネーター・ギターは、音量を上げるために設計されたものですからね。

それを凌駕するほどの音量・・・いくら12弦ギターだからといっても・・・

いやあ、素晴らしいギターであることは、間違いないと思うっす。

 

 

もちろん、使っていれば、傷んでいくのは仕方ない事。

これ以後(6年くらい)使い倒したわけですから。

ボディが削れたり、ジャックが傷んでノイズが出たりしておりますが。

メンテナンスしながら、まだまだ使えるはずですぞっ(鼻息)

 

 

というわけで、以下次号じゃ!


バンドの歴史69(試奏の旅・後編)

2024年10月26日 14時17分57秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気でございましょうか??

なんと、今年も終わりに近づいてますよ・・・まじか、あっという間だったな(遠い目)

今年のうちにできることは、今年のうちにやっておかねばっ!

 

 

さてそれはともかく、いよいよ、試奏の旅の後編です。

前回、試奏の旅に行って、たくさんの12弦ギターを試奏したけど、

店長が「買いたい」と言うギターは無かった

というところまで書きましたな。

 

ところが実は、店長の頭の中には、

このギターが欲しい・・・

という思いがあったのですわ。

 

それは、試奏の旅が終わって、いつものようにカラオケで練習して、

VROOOM宅に集まって、ミーティング(飲み会)をしていた時に、店長が、

いや、実は、試奏の旅の時に弾いたギターでさ・・・

ブリードラブ

っていうメーカーのギターが有ったじゃん。

と言いだしたのです。

そう、店長は試奏の旅が終わった後も、そのギターのことが忘れられなかったらしいのです。

そして、その楽器屋に行って確認してみたところ、まだ売れていないとのこと。

つまり、現物はまだ有るわけですね、買おうと思えば買えるわけです。

 

これは、買わせるしかない!!

おいらはそう思いましたね(鼻息)

 

当時、店長は毎日ギリギリの生活をしていて、まとまったお金なんてあるはずもなく。

ひとまずおいらが立て替えて、後からローンで、店長に払ってもらう。

 

もちろん、金利は0じゃ、店長とおいらの仲ですからね。

 

それで、またそのお店(お茶の水)に行って、無事に購入。

 

 

それが冒頭の

この写真ですね。

店長の顔がうれしそうですな~(笑)

 

 

というか、定価が7万円だったので、そんな大げさなものじゃなかったんですけども(汗)

考えてみれば、ここ最近、どんどん物価が上がっているから、今じゃこんな値段で買えなかったでしょうね(遠い目)

 

 

それでも、きちんと、

借用書をつくって、サインしてもらいました(笑)

店長はこの後、数年かけて、毎月3000円ずつ、しっかりと返済してくれましたわ。

 

 

んで、そのギターが、

このギターですね!!

いやあ、ヘッドの形状がカッコいいなあ~。

今ではすっかり見慣れて、店長のメインギターとして定着していますが。

 

このギターを、店長がものすごーく気に入って、それこそ本当に、

唯一無二の愛器

になるとは、この時はまだ想像していませんでしたわ。

 

この時はブリードラブというメーカーについてはほとんど知らなかったんですけども。

調べれば調べるほど、このメーカーの素晴らしさがわかったのです。

今では超高級なギターばかりを作っているメーカーになってますね。

 

 

このギターの素晴らしいところは、いくつかあるんですが、列挙すると

 

 

1、生音が素晴らしい。

これは、本当にもう、圧倒的ですな。

ボディがとても大きいので、その分、低音から高音まで、ガンガンに鳴ります。

新しい弦に張り替えて、店長がじゃらーんと鳴らした時の音は、たまらないものがありますぞ。

 

 

2、ブリッジが浮くことがない。

普通のアコギの場合、弦を張りっぱなしにしていたり、長く使っていたりすると、

弦の張力に負けて、ブリッジが浮いてしまうことがよくあります。

そうなってしまうと、致命傷だったりします・・・

 

ところが、ブリードラブ独自の設計で、

ボディの中に、ブリッジを裏から支える構造

というのがありまして、このギターもそれがついています。

なので、ブリッジの強度がそうとう上がっているのです。

12弦ギターは、弦の数が倍ですからね、その分、強い力がかかるはずです。

でも、これなら、安心して弾きまくれますな(ニヤリ)

 

 

3,使っている人を見たことがない。

いや、まあ、12弦ギターをメインで弾いている人がほとんどいないんですが・・・

これが6弦だったとしても、ブリードラブのギターを弾いている人も見たことがないです。

マーチンとか、テイラーとか、ギブソンなら、それこそたくさん見かけますけども。

おいらが知っている限り、店長と全く同じギターを使っている人は、

ピンク・フロイドのカバー・バンドの「エコーズ」のギタリストだけです。

この件を見つけた時は驚いてしまって、バンドの飲み会ですぐに話のタネにしました。

それぐらい、珍しいギターだということですね。

そう、珍しいということは、それだけで力になりますからね。

 

こうして、店長は新しい、素晴らしいメイン・ギターを手に入れることができたのです。

ただ、店長の場合、新しいギターを購入しただけでは、本領発揮できないのですわ。

 

そう、イングヴェイ・マルムスティーンやリッチー・ブラックモアみたいに、指板を、

スキャロップド加工

しなければならんのです・・・(ため息)

 

というわけで、以下次号じゃ。