ルナです。
すっかり、塗装の養生シートが外されたから、
ルナは、カーテンの下から、お庭の方を見てみた。
お庭は雑然としていた。
今日は、いつものチームのほかにも人が来てる。
いよいよ、ラストスパートかな。。。
外が見える分だけ、姿がいっぱい見えるから、
ルナは、「みんな頑張って~~ ワンワンワワン

ママさんに、「静かに!!」って叱られちゃった・・・


仕方がないから、寝たふりしているけどね。。。
退屈だから、ちょっと、内緒のココだけの話するね。
ママさん、今朝、ちょっと凹んだことがあったんだよ。
あのね・・・・
ルナは、毎日、てんかんのお薬、朝晩2回飲んでいるでしょ。
病院の先生には、「1回でも飲まないと、大変なことになるからね!」って言われているんだけどね。
今朝の事・・・・
ママさん達の朝食が終わってから、いつも、ルナのご飯を用意してくれるんだけど、
そのご飯の前に、お薬飲むんだよ。
いつものように、ママさん、ソーセージに、お薬を詰めて、いざ、ルナへ・・・って言うところで、
パパさんが「ちょっと、ワイシャツ、見てくれる?」って言ったの。。。
「ルナのご飯、用意していたのかぁ~ その後でいいよ・・」
そう言ってくれたんだけど、今度はその途端に、
「ピンポーン」
職人さんが、玄関に朝のご挨拶にやってきた。
「は~ぃ」
ママさん、「おはようございます、今日もよろしくね~」
そう言って、戻って来て、ルナに薬を飲ませようとしたんだけど・・・・。
「薬が無い

確かここに・・・・って思った場所にはなくて、
あちこち探したんだけど、見つからない。
ソーセージに入ったままの薬。。。。。
ルナ~?
ママさんは、ルナに薬を飲ませた記憶が無い。
パパさんも、その場面は、見ていない。
ルナは、飲んだか飲んでいないかを知っているけれど、ママさんに教えられない

さぁ~ どうする?

9:00になるのを待って、ママさん、動物病院へ電話をかけた。
「スミマセン・・・大変お恥ずかしい話なんですが・・・・」
電話に出た看護師さんは院長に聞いてみますので・・・・って、
診察中にもかかわらず、すぐに対応してくれた。
「今は、特に変わった様子が無いですね。
いつもの夕飯の時間より、2時間ほど早い時間に薬を飲ませてください。
凄くおっしゃっていること、解ります、解りますよ~。
ありますよ、そう言うこと~

ママさんのことを、慰めてくれながら、そう言う指示を出してくれたんだって。
だから、今日は、早めに薬を飲んだよ。
何とか安心できたみたいなんだけど、
最近、こんな記憶喪失?や、挙動不審が続くママさん。。。
ちょっと凹み気味。

だってね、この前なんか、ミシンの前にお仕事用のメガネを置いているんだけどね、
それをかけてお仕事しながら、ふっと、パソコンの前に来て、そこで、また、
パソコン用のメガネをその上にかけたんだよ~~~

ルナ、それを見てビックリ!!
ママさん、


そうしたら、悪くなったのは目じゃなくて、頭の方だったみたい

そのあとね、誰も見てないと思って、一人で可笑しくなって、転がって笑ってた。
養生シート張られていた時で良かったね。
それにしても、次々に襲ってくる今までには無かった症状に、
さすがのママさん、不安だらけ。
う~~ん、年齢のせいだけなのかなぁ~って思うこともあるらしい。
また、「脳トレ」しようかなぁ~なんて密かに思っているママさんだった。



ルナは、早く、また、ママさんとお庭へ出て、
お花の様子を見たり、お水を上げたりしたいなぁ~



ママさん、工事が始まってから、すっかり

さっき、慌てて庭へ行って、バタバタ庭でやっていたけど、
どうやら、チューリップ、けっこう伸びてきていて、
お水をかけていたみたい。
この忙しさ・・・と言うか、
この落ち着かない生活が終われば、少しは元に戻れるんじゃないの。
(ホントかな?

