火龍果の森

孔雀仙人掌、月下美人、火龍果、シャコバ、イースター等、主に森林性サボテンの栽培記録(検索機能で気になる仙人掌をどうぞ)

北の森

2013-03-25 00:00:00 | 火龍果の森誕生記
暫しブログも休んでやっていたこと
やってくる春に備えて、森の下準備


冬の間、跡形も無かった「北の森」


先ずは、孔雀サボテンを並べる下地作り


室内から、「イースター・カクタス」の吊り鉢を出してきて
「シャコバ・サボテン」の鉢も出してきて


「イースター・カクタス」の吊り鉢や
「シャコバ・サボテン」の鉢の植替えをしながら
「孔雀サボテン」の鉢置き場を整備して行く

まだまだ「孔雀サボテン」の鉢を外に出すには早いが
少しづつ、各森の整備をしながら
鉢の植え替えをしながら
森を形作って行くことにする

火龍果の森 紹介 2

2012-05-27 13:33:33 | 火龍果の森誕生記
昨日に続いて「火龍果の森」の紹介を続ける

「月下の森」
      
写真の、大きく育っているのが、月下美人系の鉢
周りには、実生の孔雀サボテンや、白眉孔雀の苗の鉢が並んでいる

今のところ、月下美人系の鉢に付いている唯一の花芽

これは「十三夜美人」の花芽

そして、「キメラの森」
      
別に、キメラ花の鉢ばかりではない
シャコバ・サボテンの鉢も、全部ここにあるし


孔雀サボテン「紫紅花孔雀」や


孔雀サボテン「桜姫」の鉢、などなどもある

最後の森の紹介は「古の森」
      
ここにある鉢のほとんどは
古くから育てている鉢


「紫紅花孔雀」、「黄」


これは、孔雀サボテン新花の蕾


孔雀サボテン「白花」

       
孔雀サボテン「フォーチュナ」


孔雀サボテン「桜姫」の鉢なのだが
ひょっとして、枝変わりか、キメラ花になりそうな蕾


そして、この森の番人であり、唯一の住民

これで、五つの森総ての紹介が終わったわけだが
実は、他にも鉢がある

・「月下美人」の大鉢が一鉢
  2mほどの背丈があり、一鉢だけ置き場所が違う
・「ドラゴン・フルーツ」の大鉢が二鉢
  これも、二鉢とも2m近い背丈で、「軒下農園」が常置場所になっている
・「ドラゴン・フルーツ」の実生苗一鉢と
 「白眉孔雀」の実生苗一鉢
 この二鉢は、室内で育っている

火龍果の森 紹介 1

2012-05-26 17:17:17 | 火龍果の森誕生記
蕾が増えてきた、ここ火龍果の森
そこで、今年の各森の紹介をしてみる
(長くなるので、二日間に分けます)

先ずは、本家「火龍果の森」
      
残念ながら、この森にはまだ蕾はひとつもない
その代わり、といっては何だが、実がひとつ付いている
手前の、葉のついているのは「キリン団扇サボテン」


「白眉孔雀」の鉢についている実
収穫もせず、どうなるか見守っている

次が、「北の森」

孔雀サボテン、オリジナルの鉢と
イースター・カクタスの吊り鉢などが集合


この鉢は、先日も紹介した
孔雀サボテン「Hー1」の蕾









最後に、「金紐孔雀サボテン」の鉢


「北の森」には
写真の六鉢の他に、孔雀サボテン「バリの夕陽」に蕾がある

明日は、「月下の森」など三箇所を紹介する予定です

火龍果の森ができた理由 (3)

2011-11-04 23:21:24 | 火龍果の森誕生記
昨日は、火龍果(ドラゴン・フルーツ)の試食記事でしたが
この「ドラゴン・フルーツ」のルーツには二系統あります
そんなところまで、書き進めたいところです

前回、交配して、実を採って、種を蒔いて
そんなところまでを書いたのですが
種を採るために、実を割って取り出します(当然ですが)
その時に、果汁が手に付き、癖でぺロリ!
なんと、甘かったのです

これはっ!
サボテンの実を、ジャムにする話は知っていましたが
本当に甘いんだっ!

そのころは、夢が膨らむばかりで
今でも、密かに挑戦を続けている
「青い花のサボテン」
そこに、
「食べるサボテン」
が加わりました

2003年に、二回沖縄に訪問する機会がありました
実物は見たことがありませんでしたが
沖縄では、「ドラゴン・フルーツ」と呼ばれるサボテンがある
あくまで、本での知識でしかなく
その実態は、全く判っていませんでした

3月、プライベートで沖縄へ
ネットで調べることも思いつかず
植物園などを、あちらこちら訪ね歩きました
成木は結構見たんですが、苗が無い!

最終日前日、見つけました
なんと、ホームセンターにあったのです
しかも、太い茎がゴロンゴロンと積んでありました
太いし、長い(一本が50cmくらい)
持ち帰るのも大変と、送りましたが
送料の方が、苗の値段より高かった(笑)

そして、その秋
今度は、お付き合いの関係で、再度沖縄へ
今度は、しっかりネットで調べて
ルート上近くの生産者に連絡

当日は、半日単独行動をさせていただいて
やっと「ドラゴン・フルーツ」の実と対面できました
そちらで、三種類の苗(赤不親和、赤親和、イエローピタヤ)
を分けていただいたのですが
赤肉果も、白肉果も試食させていただいて
長野県で、栽培をしたい旨話したところ
自分の農場や、仲間の農場やらを案内していただき
地植えではありましたが、実際の栽培現地を見させていただき
栽培上の注意点などまで教えていただきました

これが、ルーツの一つ沖縄編です
もう一つのルーツは、というと
その数年後、地元のH・Cで購入(赤肉果)


さらに続きます




火龍果の森ができた理由(2)

2011-10-28 21:24:26 | 火龍果の森誕生記
前回では、「火龍果の森」にある植物を紹介しました
今回は、ナゼ「森」に発達(?)したのかを書いてみたいと思います

一番最初、
「月下美人」と「孔雀サボテン」の挿し穂を戴いて
その冬に、全滅させてしまったことを書きました
その後、同じ方からなのですが
やはり、「月下美人」と「孔雀サボテン」の挿し穂、数点を戴きました

今度こそ、花を咲かせなければ
という意気込みで、勉強も少ししました(本でですが)
そして数年が経ち、無事に咲いてくれました
(その時は、本当に嬉しかった!)

「孔雀サボテン」は、早春から初夏にかけて
「月下美人」は、夏に綺麗な花を見せてくれたのですが
そのなかに一鉢、秋に咲いた「孔雀サボテン」があったのです
でもこの花は、梅雨のころに一度咲いていたんですよね
<えっ!狂い咲き?>
と思って、参考書を読み直してみると
<周年咲きの花>
っていうのを見つけました
<あっ!これだこれだ>
この花こそ、私のところにある最初の「オリジナル」の片親
「コンザティ・アナム」でした

元々が、果樹農家の出身だったので
<この花を、他の違った花と交配させたら、
 一年を通じて「孔雀サボテン」を楽しめる?>
(当時、買ってこよう、という発想は無く、
 どこに行けば売っているのかすら知らなかった)

そして、「コンザティ」と同じ時に咲いた花と交配
<何と>
ではなく、全くの無差別交配をしました

幸いなことに「孔雀サボテン」は、2~3日開花が続きます

そして、結実したものがでました
相互交配をしているので
「コンザティ」は、父親になったり、母親になったりです
相手は、残念ながら確定は出来ません
(咲いた花で、推測はできます)

一番最初の実を割った時の驚き
それは、<何で種がこんなにあるんだ~!>

水洗いをして一粒一粒、数を数えながら
教科書通りに、まきました
その数、なんと数百個
一個の実から採れた、種の数です

数の多さに、気が遠くなりながら思いました
<どれだけ多くの芽が出ようが、育てて花を咲かせよう>
それは、一粒一粒の種は
一つ一つ、違った花を咲かせる可能性がある
と、考えたからです

孔雀サボテンの交配は、19世紀前半から
ヨーロッパの園芸家たちの手によって始まっており
その後も、多くの交配が重ねられてきています
こうした、長い年月と、多くの種
これらが、一粒の種の中に遺伝子として組み込まれています
その中の、どの特徴が発現するか予想できません

今「孔雀サボテン」と呼ばれている色とりどりの花は
こうして出来上がった、園芸品種のことで
原種のほとんどは、白一色の花が多いんだそうです


ここらで、今日は終了します
続きはまた、気が向いたときにでも


火龍果の森ができた理由(1)

2011-09-28 22:04:17 | 火龍果の森誕生記
今日は、写真無しです

「火龍果の森」及び付帯した各森や、農場の様子を
文字だけで説明してみようと、無謀な試みをしてみます

基本的に「火龍果の森」に生育しているのは
・火龍果(ドラゴン・フルーツ)
・月下美人の仲間たち
・孔雀サボテン(市販されている)
・孔雀サボテン(オリジナル)
・イースター・カクタス(ゲ氏孔雀系)
・シャコバ・サボテン
・葦サボテン
・団扇サボテン
・玉サボテン
などがあるわけですが
衝動買いしてしまった「玉サボテン」以外は
ジャングル・カクタス(森林性サボテン)と呼ばれる部類に入るようです

本来サボテンといわれるものは、他の植物との棲み分けで
より厳しい環境の土地に移動したもののようです
それが、環境の良い森林地帯に戻ってきたのが
私の育てている「ジャングル・カクタス」のようです

勿論原種は、いまも厳しい環境下にあるものも多くあるようですが
園芸種は、人間が快適に暮らせる環境が、最も適している
といった種が多く有ります

中でも、「孔雀サボテン」は、その最たるもので
暑すぎず、寒過ぎず、風通しが良く、湿度が高くなく・・・・
人間が暮らすのに、最も暮らし易いだろうな?
と思われる環境を好みます
その上、水は砂漠のサボテンほどではありませんが
非常に少なくても生育します
(多い時で、週二回。少ないときで3~4ヶ月無し)
肥料も、さほど必要としません
手間のかからない鉢物と認識していいかと思います
あえて言えば、鉢と植物の大きさにもよりますが
1~2年に一回くらいの植え替えが必要です
そして、寒さだけには弱いんです

勿論、早く成長させて、早く花を楽しみたい
と言う場合には、上記の限りではありませんが・・・

初めて育てるようになってから、20年近くたちます
記録を付け出したのが、1997年から
育て始めた最初の年の冬(月下美人と孔雀サボテン)
全滅させてしまいました
サンルームに置いてあったのですが、
当地方の冬の夜間温度が、乗り切れる気温ではなかったようです

(翌年からは、居間で越冬させることで乗り切っています)

当初、二冊の本を教科書に試行錯誤しておりましたが
「月下美人」は夏しか咲きません
「孔雀サボテン」は、基本的には春から初夏の開花です
そんな中に、年に数回咲く鉢が一つありました
(当初育てていたものには、名前の判っているものは無かったので
未だに名無しの種類があります)
この花は「コンザティ・アナム」のようで、
周年咲きのため、不定期で年に数回開花してくれ
それなら、この花を他の孔雀に掛け合わせれば
一年中花を見ることができるんじゃないか?

そんなところから、オリジナルの孔雀サボテンができるようになりました
そして、そのオリジナルも「A」から始まって、今年が「G」
開花するようになり始めて7年
その数も30鉢を超え、春夏秋冬、ほぼ一年中花を見られるようになりました

(長くなりそうなので、続きものにしたいと思います
 キーボードを打つのも疲れてしまいましたので。
 次回は、要望があって気が向いたときに)