kouzi_2007~

発火村塾 established 2007

20160521

2016-05-22 07:28:37 | ウェブログ
工場の女の子が「辛い。もう帰りたい。」というので何時間働いているのか聞いたらほんの二時間前に来たばかりなので同情するのはやめた。
「人生が辛いの。どこかに優しさとか思いやりとか売る量販店はないかしら。」
天井の明かりを見つめる。

量販店かー。安いほうがいいんか。無いわー。
俺「なんか歌にありそうだね。70年代っぽいフォークソング。弾き語りで(”量販店”は無い。”商店街”って歌詞だけどな)。」
女「そんな時代は終わったの。今は爆買い。この棚のここからここまで全部ください!って言ってあたし買うの。」

質より量かぁ。今どきの子は情緒がないなあ。
女「ああ安らぎがほしいわあ。」
もしここが酒場なら高倉健さんっぽく「俺と所帯をもつか?」と言うところだが、工場だし。中居くんっぽく「お仕事、がんばりましょ。」と返すのが精いっぱい。ごめんな女の子。俺のまごころはドンキやヨドバシには卸してないんだよ。