この車が何の車なのか、相当車が好きな人でもなければわかりますまい。
フランスのシトロエンのフラッグシップモデル「C6」です。こう書いても
普通の人なら「?」でしょうね。今、日本人にとって外車といえばベンツか
BMWかワーゲンか、少し知っているひとならアウディとかルノーとかも
名前くらいなら聞いたことあるでしょうか。あとはフェラーリとかそういう
車でしょう。車に興味のない人にとって、この車なんて「変な形」程度の
印象しかないことでしょう。
しかし、これこそシトロエン。変な形こそ、シトロエンの、いや、フランス車の
レゾンデートルと言っても過言ではない。最近では、ルノーのメガーヌも
かなりすごいスタイルでモデルチェンジしました。
見てください、この太ったオヤジが床屋で刈り上げにしてもらったけど、
太りすぎていたせいで失敗してえらいことになってしまった後頭部のような
スタイル。見ているだけで、血湧き肉踊るのは私だけではありますまい。
フランス車フェチの人であれば、見ているだけでニタニタしてきてしまうはず。
しかもこのドテ尻車を、ルノーは「セダンではない、クーペである!」と
言い切ってしまうあたり、我が道を行く気高いフランス人のスピリットを
びしびしと感じます(美的感覚がずれているとも言えるが)。
メガーヌくんはさておき、このC6ですが、何がいいと言ってやはりそれは
その独特の乗り心地。それはシトロエンだけが採用する独特の足回りである
ハイドロニューマティックサスペンションのおかげです。何やら聞き慣れない
「ハイドロニューマティック」などという言葉が出てきて、困惑するかもしれ
ません。なんだか、ドロッとしてニュ~っていうサスペンションなのか?
という印象を持つかもしれませんが、それほどはずれていません。
難しいことを書いてもなんなので省きますが、これはまるで宇宙船に乗って
いるかのような独特の浮遊感を醸し出す素晴らしい装置なのです。
乗ったことあるのか、という厳しいツッコミ、OKです。実は私、
子供の頃に一度だけ体験したことがあります、このハイドロニューマティック。
CXというモデルだったのですが、ただの小学生の私がこの車の乗り味を
体験できたのは、実に恵まれていたとしか言いようがありません。
逆に言うと、あの体験のせいで私がフランス車に対していつまでも
飽きず懲りずに憧れを抱き続けているとも言えます。↓
通に言わせると、今のハイドロニューマティックは昔のよりもハイドロっぽさが
ないということなのでどんなものかわかりませんが、ただあの乗り心地を一度
味わってしまうと、世間でいくらBMWがいいとかベンツがいいとか言っても、
「そんなこと言って、君たちシトロエン乗ったことあるのかね?」と聞きたく
なってしまいます。それくらい、やみつきになる乗り心地です。
とはいえ、そこはフランス車。そんなすごい装置が完璧に動き続けるはずもなく、
当然壊れます。そこがシトロエンのアキレス腱であるということは昔から有名で、
シトロエンファンはそこを理解したうえで購入しているのです。最近のはそれほど
壊れないそうで、20万km保証だかもついているらしいですが、でも壊れると
思っていたほうがいいでしょう。でも最近はベンツあたりもかなり信頼性に難あり
ですし、世界的に車の信頼性が落ちている昨今では、車のトラブルを恐れていては
どの車にも乗れないでしょう。
ドイツ車より知名度がなかろうが、日本車より精密でなかろうが、イタリア車より
官能的でなかろうが、そんなことは意に介さないフランスの至宝シトロエン。
いつかは乗りたい。しかもこの車、フラッグシップであるにもかかわらず、
700万円くらいしかしない。もし3億円当たったら、かなり欲しい車の一台です。
フランスのシトロエンのフラッグシップモデル「C6」です。こう書いても
普通の人なら「?」でしょうね。今、日本人にとって外車といえばベンツか
BMWかワーゲンか、少し知っているひとならアウディとかルノーとかも
名前くらいなら聞いたことあるでしょうか。あとはフェラーリとかそういう
車でしょう。車に興味のない人にとって、この車なんて「変な形」程度の
印象しかないことでしょう。
しかし、これこそシトロエン。変な形こそ、シトロエンの、いや、フランス車の
レゾンデートルと言っても過言ではない。最近では、ルノーのメガーヌも
かなりすごいスタイルでモデルチェンジしました。
見てください、この太ったオヤジが床屋で刈り上げにしてもらったけど、
太りすぎていたせいで失敗してえらいことになってしまった後頭部のような
スタイル。見ているだけで、血湧き肉踊るのは私だけではありますまい。
フランス車フェチの人であれば、見ているだけでニタニタしてきてしまうはず。
しかもこのドテ尻車を、ルノーは「セダンではない、クーペである!」と
言い切ってしまうあたり、我が道を行く気高いフランス人のスピリットを
びしびしと感じます(美的感覚がずれているとも言えるが)。
メガーヌくんはさておき、このC6ですが、何がいいと言ってやはりそれは
その独特の乗り心地。それはシトロエンだけが採用する独特の足回りである
ハイドロニューマティックサスペンションのおかげです。何やら聞き慣れない
「ハイドロニューマティック」などという言葉が出てきて、困惑するかもしれ
ません。なんだか、ドロッとしてニュ~っていうサスペンションなのか?
という印象を持つかもしれませんが、それほどはずれていません。
難しいことを書いてもなんなので省きますが、これはまるで宇宙船に乗って
いるかのような独特の浮遊感を醸し出す素晴らしい装置なのです。
乗ったことあるのか、という厳しいツッコミ、OKです。実は私、
子供の頃に一度だけ体験したことがあります、このハイドロニューマティック。
CXというモデルだったのですが、ただの小学生の私がこの車の乗り味を
体験できたのは、実に恵まれていたとしか言いようがありません。
逆に言うと、あの体験のせいで私がフランス車に対していつまでも
飽きず懲りずに憧れを抱き続けているとも言えます。↓
通に言わせると、今のハイドロニューマティックは昔のよりもハイドロっぽさが
ないということなのでどんなものかわかりませんが、ただあの乗り心地を一度
味わってしまうと、世間でいくらBMWがいいとかベンツがいいとか言っても、
「そんなこと言って、君たちシトロエン乗ったことあるのかね?」と聞きたく
なってしまいます。それくらい、やみつきになる乗り心地です。
とはいえ、そこはフランス車。そんなすごい装置が完璧に動き続けるはずもなく、
当然壊れます。そこがシトロエンのアキレス腱であるということは昔から有名で、
シトロエンファンはそこを理解したうえで購入しているのです。最近のはそれほど
壊れないそうで、20万km保証だかもついているらしいですが、でも壊れると
思っていたほうがいいでしょう。でも最近はベンツあたりもかなり信頼性に難あり
ですし、世界的に車の信頼性が落ちている昨今では、車のトラブルを恐れていては
どの車にも乗れないでしょう。
ドイツ車より知名度がなかろうが、日本車より精密でなかろうが、イタリア車より
官能的でなかろうが、そんなことは意に介さないフランスの至宝シトロエン。
いつかは乗りたい。しかもこの車、フラッグシップであるにもかかわらず、
700万円くらいしかしない。もし3億円当たったら、かなり欲しい車の一台です。