アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

男女別枠

2021年09月18日 | 大学生活
(さらに昨日の記事の続き)
「彼女は頭が悪いから」(姫野カオルコ)の中で、主人公つばさたちが、利用できそうな女の子を引っ張ってくるためのサークルとして立ち上げたのが「星座研究会」。

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このサークル名は、実際の事件のものがそのまま使われています。もちろん中身については架空というか作者の創作ですけど、星座に合わせてその期間の誕生日の女子をメインに呼んで飲み会をしようという…要するにほぼ飲み会だけのサークルです。

「だってインカレって、異性と知り合いたい、仲よくなるために飲み会したい、って、ようするにこれが本音でしょ。本音のサークルを作るの、いいじゃないかと。でも、本音をラッピングしてやる必要があるわけすよ、対女子には。」というのが、譲治がつばさに趣旨説明したときのセリフ。

…インカレねぇ…

ただ単に複数の大学から学生が集まるサークルということなら、将棋部も、フルート同好会も、室内楽の会も「インカレ」といえます。そして学外から来るのは女子のみという点も「星座研究会」と同じだったけれど、違う点といえば、
・学内の女子もいること
・集まる目的が具体的にあること(フルートとか将棋とか)

この点が違うと、空気としてどう違うのかというと、「男」「女」という属性が先に立つのではなくて具体的な活動が、まずは基本としてあるということですね。
たとえば、ボワモルティエの五重奏をやろうってことであれば、いちおう譜面が読めてだいたい正しい音程とリズムが取れる人を五人集めて、中でもちゃんと吹けそうな人を1stに配置しようかなって話で、男とか女とか関係ない。もちろん、アンサンブルの練習をしているうちに、流れでごはん食べに行ったりもするだろうし、コンサートが終われば打ち上げもするだろうし、あるいは気が合えばフルートと関係なくボウリングとか行ったりするかもしれないですけど(昭和だな)。

そんなこんなで一年とか二年とか経ってみると、その中からいつの間にかカップルができてたりすることはある。あるし、ひょっとしたら元々、サークルに参加した目的が「結婚相手を探す」だったりする場合もあるかもしれないけれど…

…ってか、それ、私だよ…

私の場合、元々大学に入ること自体が「結婚相手探し」だったので、まぁあんまり人のことはいえないんですが、まずは人として親しくなって、友人といえるくらいになって、いろいろ遊んだり飲んだりする中で「この人だ」と思ったらそこで初めて男女としてカップルになったほうが、ハズレ(人として合わない)が少なくてよろしいのではと思うんですよ。

結果としては、サークルでなく学科で一緒だった人(よしぞう)と結婚したんですけど(この人、と決めたのは三年生の夏くらい)。サークルにもいい人いろいろいたな(^^;;

そもそも問題は、つばさ(たち)が、「女性をあまり対等な人間として見ていない」+「(自分は頭がいいから)頭が悪い人を支配していい」というような人間であることなんだけれども、それでもある相手に最初に「人として」会ってしまって、ある程度親しくなった後ではあの事件みたいな犯罪はなかなかしにくいでしょう。

「星座研究会」では、元々、東大生の男子が企画して、そこに指定の女子大の女子を呼んでくるという「男女別枠」として設定されているところが間違いの始まり、いや、始まりではないけれど助長していると思います。

この小説を読んで最初のうちは、こんな人たちいなかったよなぁと思ってしまったのですが、まぁ考えてみれば仮にそんなタイプがいたとしたら、私の目の前にはほとんど現れず、「男女別枠」なインカレサークルでもやっていたのでしょう。

そういえば当時(今もかな?)「男女別枠」のインカレサークルといえば、特定の女子大から女の子を呼んでくるテニスサークルとかがあったものですが、それはどんな雰囲気だったのでしょう。直接は知りませんが、しかしやはり「星座研究会」ではなくまずともかくテニスをするわけで、「人として」会ってしまいますからそこまでの事件は本質的に起こりにくいのではないでしょうか。

個人的には、人にいろいろな属性や特徴がある中でまずとにかく男女で分けて考えるという「男女別枠」があると、いろんな歪が生じやすいんじゃないかなと思うんです。じゃあ女子校ってなんなんだといわれるとアレですが、逆にもう女子しかいないから「男女で分けて考える」ことがなくてものすごく快適な世界なんですよ。それってどうなんだ。うむ。

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記号としての「東大」

2021年09月16日 | 大学生活
(昨日の記事の続き)
「彼女は頭が悪いから」(姫野カオルコ)を読んだとき、まずどうしても違和感があったのが…

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主人公(主犯)を含む数人の「東大生」が、すごく東大生っぽくないというか、「そういうやつはおらんかった」としか思えないこと。

別に、品性下劣な人がいないとかそういうことを言いたいのではないんだけど、「良い」にしても「悪い」にしても、方向性というかキャラクターが、すごくありそうもないことに思えたんです。

もっとも、そういう事件があったことは事実なわけで、そしてこの小説にあるのはその事実から発想した架空の人物なので、私が納得行くも行かないもないんですが…

主人公の「つばさ」は、面倒なことを深く考えて時間を無駄にしたりしない、要領がいいタイプとして描かれています。

高校生になったとき、ややマイナーなスポーツの「パドルテニス」(創設したばかりの部)を選んだことについても
「この部なら毎日遅くまで練習もないだろうから塾にも通いやすいし、先輩のシゴキもなく、なのにいちおう運動部だから、内申点も高くなるんじゃ…」
とありますし、受験で理科一類を選んだことも
「理一の数学は、他の理系学部とは若干傾向がちがう。スタンダードな問題を速くミスなく解くことが求められる傾向が強い。つばさが最も得意とする。」
とあります。

そしてこれまで、挫折もなく深く悩み考えることもなく「つるつるぴかぴかの」自尊心を持っている、ことになってます。

これとは逆に、私が大学生になってまず感じたことは、「要領の悪い人が多い」だったのですが(笑)
気になることをとことん突き詰めて、考える。議論する。

要領のいい人なら、全体をサーーとひととおり大穴が空かないようにしておいてから、時間の許す範囲でバランス良く仕上げるとかね(私はそのタイプ)、そういうのがなくて、バランス悪く、深い。

そんなふうに過ごしてきたから、コンプレックスや、悩みや、挫折や、いろんなものもややこしく抱えていて、とてもじゃないけど「つるつるぴかぴか」どころではない。

なんでそういう人が集まりやすいかといったら、たぶん東大の入試に特徴があるからです。「スタンダードな問題を速くミスなく解くことが求められる」共通一次試験(当時)はありますがその配点は控えめで、あまり影響しない。二次試験は、「本質を深堀り」タイプのオール記述式で、難易度も比較的高いため、どこかボコ穴があってもその代わりにどこか得意なところがあれば合格できる。まぁ理三だけは、取らなきゃいけない点数のレベルが違うからあまり穴があっちゃまずいでしょうけど、ともかく問題は理一から理三まで同じ。

つまり、小説に書かれている上記の内容は実際の入試とはあまりにもかけ離れています(内申関係ないし)。もちろん小説の意図としては別に現実と合わせるつもりもなかったんだろうけれど。

でも、まったく架空の話でよかったのなら、わざわざリアルの大学名を使わず、「T大」や「東都大学」(よく使われる架空の大学名)とかでもよかったはずです。しかし著者あとがきにこういう記述があります:
「人社会での他者との接触の一つに学歴があります。日本社会では、東大を「1」とする秤(のような感覚)があります。そのため本作では、東京大学は実名で出しました。」
この小説のテーマである、いやな感情、いやな気分、それを演出する舞台装置として、「東大」という記号が使われている。

「東大」という記号はあちこちで使われています。テレビ番組のタイトルとして、本の題名として、見出しとして、さらにはピアニストの肩書に至るまで、いろんな方面から便利に利用されている「記号」です。それを支えているものは…

大学入試です。それ以上でも以下でもない。大学に入ったあとに、価値ある学問を究める人もいるでしょうし、中には東大ならではのこともいろいろあるかもしれませんが、それを言い出したらほかの大学でもいろいろな優れた研究が行われているでしょうし、バラバラすぎて簡単な比較の基準がありません。

問題の内容と難易度に特徴がある入試で測られた学力により、スパーッと切られて入学してくる。それ以外のルートが(ほぼ)ない。附属からエスカレーターとか、指定校推薦とか、ちょっと比べにくい(学力以外の)基準で入ってくるルートがない。推薦はごく少数あるけど、よけいたいへん(東大王の鈴木光ちゃんは推薦だそうだ)でどうせ一般入試でも合格するだろう人しか入れない。

なので、実名で「東大」を使うならば、少なくとも入試のところだけは、現実を踏襲するのがよかったんじゃないのかなぁと私は思ったんですけどね。

そしてその「東大」の学生が、あのような犯罪をした、という道筋を描き出してくれたら…実はもっとさらに怖い小説になったような気がします。
(既に十分怖いんですがw)

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とことん読後感が悪い小説「彼女は頭が悪いから」

2021年09月15日 | 大学生活
「彼女は頭が悪いから」(姫野カオルコ)は、実際にあった事件を下敷きにした小説で、でも決してドキュメンタリーとかそういうのではなくて、まったく取材はしないで書いたものだとか。

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ウィキペディアにあった事件概要
東京大学誕生日研究会レイプ事件
はほぼそのまま、でもそれ以外は現実に起こったこととは無関係の、完全なフィクション。事件報道を見たときの…なんとも言い難い後味の悪さ…それにとことんこだわって書かれた小説らしいので、それはそれはもう後味の悪い小説に仕上がっています。

小説の大半は「事件前」に費やされていて、犯罪をした側、された側、そしてその周囲の人々のあり方が丁寧に、数年分に渡って緻密に書き込まれています。つまり、どうしたらこんな事件が起こるのかという問いに対する、作者的な一つの解答(架空ですが)ということになるのでしょう。

した側とされた側がどのようにかけ離れた人間であったのか。「人種が違う」という言葉がありますがこれは生物的な人種ではなくて、住んでいる環境、育てられ方、価値観とか発想とか、そういうことの隔たりのことですが、ともかくそういう意味でものすごく離れた人間であること。

そして、その遠すぎる距離感によって、実際は人間対人間でありながら、加害者側にとって相手はあまり「異質平等」な人間であるという意識がなく、単に自分の都合で利用して捨てればよい対象。玩具のような、という言い方もできるかもしれませんがたぶん違います…玩具ではかえっておもしろくないのではないでしょうか。相手が嫌がったり苦しんだりするからおもしろい、もしかしたら動物虐待と似た感覚なのかもしれません。

小説タイトルにもあるように、その隔たりを形作るものとして「学歴(というかいわゆる偏差値)」が描かれているわけですけれども、読んでいくとなんとなく、もちろんそういう面もあるんですけど、それ以前に、「男女」というところで既に大きなギャップが感じられます。頭の良し悪し以前に、女であることから即、利用対象としか見ていないという感じ。

最近読んだ漫画で、「ハコヅメ」のスピンオフ、というか番外編的な一冊読み切りで「ハコヅメ別章アンボックス」というのがあったのですが、これはまったく学歴差別とは関係なく、でも当該事件ととてもよく似た側面のあるストーリーです。

しょっちゅうDVでごたごたして警察のごやっかいになっている同棲カップルがいるのですが、別れるといっては何度もヨリを戻して元の木阿弥になることを繰り返したあとに、今度こそ別れた…別れるかな…というところで最悪の形で事件が起こります。

漫画の冒頭、間もないあたりで、大山という男性(後に事件の犯人となる)の描写として、女性警察官が応対しているとものすごく乱暴で勝手なことばかり言っていて話にならず、男性警察官に交代するシーンがあります。

女性警察官「大山の様子どうだった?」
男性警察官A「だいぶ落ち着いたよ」
男性警察官B「あの野郎まじ…」
女性警察官「いや…なんかさ警察官として現場対応してると…ああいう…異性に対してだととたんに声を荒らげたり自分勝手になる人たまにいるじゃん」
男性警察官B「あぁ…いますね本当最低…」
女性警察官「いや最低とか違う…なんか…」
男性警察官A「警察の仕事をする上での肌感覚として…同性である男とはコミュニケーションとれるけど 女性が関わった途端 人が変わるタイプがいるなぁとは感じるよね」
女性警察官「そうそう! あくまでいち警察官の個人的な感覚だけどそういう人って性格とはまた別の何かを感じて…あんま腹立たないんだ」
男性警察官A「さっき俺から一応カウンセリングも勧めてみたんだけど行く気はなさそう ただ保健所と連携とるべきような精神疾患という状態でもないし…」

結局、大山は身勝手な理由で女性を殺して遺棄するのですが、金銭的な得があるわけでもなく、殺さなければいけないような困った事情があったわけでもなく、なんだか他人からは理解しにくい殺人です。それはやはり、相手が対等な一人の人間という位置づけでないあたりから生じる発想なのでしょうか。

事件の起こり方、そして報道されるときに被害者が誹謗中傷されることがセットで、なんだかこの小説とこの漫画は似ているのです。

事件はまったく救いようがないもので…(実際の事件は殺人ではありませんが)

しかし、最後にほんの少しだけ救い(理解者)が現れるというところまでが、この小説とこの漫画は似ています。


ところで小説のほうでは、そういったギャップに、「彼女は頭が悪いから」の部分が絡んでくるわけですが、そのことについては、長くなったのでまた後日。


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暗譜できない曲

2021年09月14日 | ピアノ
ショパン舟歌はいつも、楽譜を置いて弾いています。こんなにずっと弾いてるんだし、何も見てなくても頭の中では流れるんだし、見なくても弾けそうなものですが…

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これが弾けない。びっくりするほどまったく弾けなくて、一行で詰まる(笑)どゆこと

今、和音ラッシュ直前のところ1/3ページくらいだけ暗譜してて、それは譜めくりの都合でそうなってるんだけど、まぁどのみち音が飛びすぎるから楽譜を見る余裕はないんだけどね。ないけど、もしも弾いてて「うっ」ってなって見たくなったらすぐ目に入るのと、わからなくなっても見られないぞと思うのが気分的に違うのか、どうしても安心して弾けるようにならないので、結局昨日思い立って、ぴらぴらとコピーを追加して、めくらなくても見えるように工作しました。

ただし、ぴらぴら余計なものがついた分、めくりにくくなってしまいました。どっちがお得か微妙だけど気分的にちょっと楽になった。どんだけ楽譜必須なのか。

この曲を弾いてると、「喜びの島」を暗譜で(譜面台外して)弾いたというのが信じられません。同じ人ですか??

もちろん曲によって、暗譜しやすさが違うのは当然だと思うし、舟歌は比較的暗譜しにくい曲のような気が…しないでもない。

暗譜しにくくても、譜めくりしやすい曲なら何も問題はないんだけど、
…譜めくりもしにくいんだよね。
上記の、ちょうどではめくるタイミングがなくてピラピラ貼り付けたところじゃなくても、
「えいや」ってめくると弾くほうが不安定になるくらいにはタイミング微妙。

私が譜めくりに苦戦していたら、おゆき先生に
「この曲はふつう暗譜できない人が弾くものじゃないからねぇ」
と言われました。確かに。この曲を、楽譜ガン見で弾いてる人ってあんまり見た覚えがないわ。

暗譜しないままここまで来てしまって、今週末に本番だって状況では今更どうすることもできないけれども、なので気合で素早くめくりつつも、弾くほうがおろそかにならないようにそこを重点的に練習するくらいで本番に臨むつもりだけれど、この先の3rdシーズン…いわば「来世」では暗譜するってアリかな? 心を入れ替えて。

覚えようとしたらまた違う側面が見えてきそうな気がするし。

暗譜で、楽譜から自由になって、弾いてみたい(←夢)


今、ロクに音が並んでいないラフマ「鐘」、これは、弾きやすいかどうかはともかく暗譜はしやすそう。弾けるようになったころには、見ないでも弾けるような気がする。3ページを広げて置けば譜めくりせずそのまま見られるから暗譜する「必要」もないんだけどね…

------ 今日の録音
ショパン舟歌
なかなか整ってこない

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キャラに合わない曲、たまには弾きたいの

2021年09月12日 | ピアノ
ラフマニノフの「鐘」の譜読みをせっせとしてたら、夫が「キャラと違わね!?」とかイジってくるんですけど…

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まぁやっぱり、いくら得意だからって同じような調子の曲をいつも弾いてるんじゃなくて、あれこれ弾きたいじゃないですか。

発表会とかであれば、自分が一番得意な感じの曲で一本(一曲)勝負でもいいんですけど、(自称)リサイタルでもしてみようということであれば、同じような曲ばっかりというわけにはいかないですよね。
私の場合、得意といえばゆっくり系、アルカンのバルカローレ、チャイコフスキーの四季なら「秋の歌」とか、ソナタなら緩徐楽章ってことになりますが、それだけで「プログラム」っぽくするのは難しい…

それに自分でも飽きるというかやはり新天地を切り拓いていきたいという気持ちはあります。弾いてみたら新鮮ですしね。

シューマンの子供の情景全曲とか、ブルグミュラーの25番全部とか、そういう「コンプリート」系を思い立つと、どうやっても苦手な曲調が混ざりますから、そういうときに弾いてみて、まぁ苦手なりに…進展があったりすると、やっぱりこういうのも弾けるほうが楽しいなぁと。

今回、「鐘」を思い立ったのは、思いっきり苦手分野だからです。

遠くへジャンプして和音掴むとかね(o_o)
大きい音出すとかね(^^;;

有名な曲でみんな知ってるとか(笑)

先日の「リサイタル企画」は、なるべく緊張しないように得意分野(ゆっくり系スカルラッティ)で始めて、次に苦手分野(速い系スカルラッティ)を挟んだのですが、
次回は先にまず苦手分野で始めて(鐘)、次に得意分野に移ろうという方針です。

まぁ、得意分野いうてまだ音拾い中ですからどんなふうに弾けるかわかんないですけど…
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4

すごい好みです。「ツボ」ど真ん中。。

今のところ
ラフマニノフ/前奏曲Op.3-2「鐘」 ←苦手分野
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4 ←得意分野(たぶん)
バッハ/半音階的幻想曲とフーガ ←未踏の荒野

という無謀な計画ですが、ほんとは
ラフマニノフ/前奏曲Op.3-2「鐘」 ←苦手分野
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4 ←得意分野(たぶん)
ラフマニノフ/前奏曲Op.32-2 ←苦手分野だけど弾いたことある
(なんか得意分野の曲)

という構成を考えていたんですよ。でも、得意分野いうと「ほんわか」「ゆったり」しちゃうので、リサイタルのメインを飾るに相応しい、ピリッと締まる曲っていう感じにならない。ここにピタリとくる曲というのがどうしても思いつかず…

当初の予定では、この秋に弾く曲を
ブラームス/ピアノソナタ第三番第二楽章
にしようとしていたんですよね。でも、リサイタルの〆がソナタのひとつの楽章、というのがどうなんだろう、とミエ張ってしまって、というか

ラフマニノフ/前奏曲Op.3-2「鐘」 ←苦手分野
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4 ←得意分野(たぶん)
ラフマニノフ/前奏曲Op.32-2 ←苦手分野だけど弾いたことある
ブラームス/ピアノソナタ第三番第二楽章

聞いた感じとして収まりが悪い気がする。私のイメージではバッハかモーツァルト。モーツァルト…その手はもう使っちゃったし…という気分です。

そんなこといってると、キャラに合わない曲がもう、「たま」じゃなくてしょっちゅうになるわね。

----- 今日の録音:
その、キャラ変と評判のラフマニノフ「鐘」、音並べ中 (観賞非対応)

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