アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

超絶技巧カスタネット(ルセロ・テナ)

2021年11月28日 | ピアノ
カスタネットといったら、小学校低学年のときの音楽とかで使った人が多いんじゃないかと思うんだけど。

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たいへんシンプルな「楽器」で、木と木を打ち合わせれば音が鳴るという…けっこうクリアな音がするのが特徴だけれど、小学生的には地味な楽器というか、たとえばみんなでやる合奏とかの中では、アコーディオンとか木琴とかの花形楽器の希望者から決めていって「余った人はみんなカスタネット」とか(^^;;

ま、そんなイメージが強いんですが。

我が家のハードディスク・レコーダーは「クラシック音楽館」を毎回録画する設定になっていて、でもあれって相当な容量を食うから、特に気になるワードとかなければ見ないままどんどん消していくことも多いんです。つまり、ピアノだとわりと見るけど、他楽器だとそのまま消しちゃうことも多いということで…しかしその中でたまたまつけてみた「グザヴィエ・ドゥ・メストレ&ルセロ・テナ」の回。

音楽を流しっぱなしにしてほかのことをしていたのですが、なんか引きつけられて。結局、最初からじっくり見直してしまいました。

ハープとカスタネットというデュオ。考えたこともない組み合わせですが、これがたいへん心地よくて、特にカスタネットの妙技に聞きほれてしまいました。
YouTubeにもありました。この方たちです:
Xavier de Maistre - Serenata Española with Lucero Tena Official Trailer

ハープは、弦をはじきますから「アタック」はあるのですが、長く響きが残る、柔らかい音質の楽器です。

一方、カスタネットは、音程や音の長さという変化もなく基本的にアタックのみの楽器なのですが、その中に強弱だけでなく音色というかニュアンスはいろいろあり、そして小学校の音楽の授業で特に気乗りせず叩かれているカスタネットと違って(笑)びっくりするほど細かく連続的に叩ける楽器のようです。どう打ち鳴らしているのかよくわかってないんですが。

で、この、ハープとカスタネットが混ざることで生まれる音響がたいへん心地よいんですね。アタックと、減衰する響き…これって、ピアノみたいなものでしょう。

アルベニスの、ピアノソナタとか、アストゥリアスとか、要するにピアノで弾ける曲ですけど、それをハープ+カスタネットで演奏するのがなんかいい感じなんです。

もっとも、考えてみれば、この二つの楽器のアンサンブルが心地よく「合う」というのはものすごく難しそうなことで、両方がめちゃくちゃ名手だから初めて可能になっているのかもしれませんが。


ピアノって、「打弦楽器」、つまりは「打楽器」の要素も持っているわけで、このカスタネットの部分がキマるとすごくカッコイイですよね、たぶん…

「打楽器」のエチュードを見ると…叩く精度がすごい(o_o) → delécluse: étude 1 for snare drum

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