新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

僻地勤務医制度:求めている医師像はどんなものかしら?

2018-01-06 06:36:48 | 医療

おはようございます。

 

今日は家の打ち合わせに行きます。こちらにいる間にできることを進めないといけないので。

少し気になる記事があったので紹介します。毎日新聞です。

 

<へき地勤務医>厚労省が「お墨付き」 地域偏在解消図る

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180104-00000067-mai-soci

1/4(木) 19:49配信

 厚生労働省はへき地など医師不足が深刻な地域での勤務経験を評価した認定医制度を創設する。厚労省の「お墨付き」を与えることで地方での勤務を促し、医師の偏在の緩和を期待する。今月召集の通常国会に医療法改正案を提出する。

 厚労省は今後、医師不足地域の判断基準について、人口10万人当たりの医師数や高齢化の状況、近隣地域の医療機関の利用しやすさなどを考慮した新たな指標も設定する。

 その上で、医師不足地域の診療所などに派遣された若手研修医や病院勤務医らの経験を評価する。勤務経験が一定の年数を超えると、申請に基づいて厚労省が認定証を交付し、看板などへの記載を認める。

 医師不足問題について議論している厚労省の有識者検討会は2016年5月の中間とりまとめで、診療所などの開業前に医師不足地域での一定期間の勤務経験を義務づける方針を示した。その後、厚労省の調査で医師の44%は県庁所在地などを除く地方で勤務する意向があるとの結果が判明。省内で「強制的に地方に行かせる必要はない」との意見が強まり、開業要件という強い規制策から地方勤務経験者の優遇に方針転換した。
(以下略)


人口10万人あたりの医師数、高齢化の状況、近隣地域の医療機関へのアクセスのしやすさで判断するということは、一人で様々な状況判断ができる医師になれるかどうかという話なのだろうと思います。

 

もう少し具体的に「どのような医師像」を求めているかわかるようにすると良いのだと思いますが・・・よくわかりませんね(笑

スーパードクターのように勤務することは現実的には無理ですので、どこまで自分で行い、どこからを紹介するかの判断ができる医師ということでしょうか?

 

そういう診療所に派遣することで「よく見る病気(common disease)」の中から重大な疾患を見つける能力を磨けということなのか。

 

その場合、指導体制をどうするのか?

 

指導が終わった中堅の医師に行かせるので、現場の経験を積ませるだけということか・・・。

 

本を書く上でも気になる情報でしたので、少し紹介しました。3冊目の教科書は僕の経験を含めて作りますが、このような現場に行く方々の参考になればと思っております

 

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また。

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