新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「MUSE」7月号に掲載…小山卓治〈Passing 35th Anniversary Edition リリース記念ライヴ〉

2020-06-30 20:33:56 | 小山卓治
私のこのブログ記事から引用して
りとるびれっじのひろみさんがライブの紹介文書いてくれました…感謝!!










予約受付可能席数、ホントに残り僅かとなりました。
20名に達し次第、締め切らさせていただきます。




小山卓治〈Passing 35th Anniversary Edition リリース記念ライヴ〉

予約先着順
20名限定ライブ!!
(ソーシャルディスタンスを保つため)

7月5日(日) 名古屋 今池 りとるびれっじ
開場 17:00 開演 18:00
前売:¥4,000 当日:¥4,500(1ドリンク別)
6/28(日) 13:00~予約受付中

小山卓治RIBBON INFORMATION
takuji@ribb-on.info

りとるびれっじ
littlevillage_info@yahoo.co.jp

あるいは私へのメール
amigo-yumedreamあっとまーくr8.dion.ne.jp
(あっとまーくは@になおしてくださいな…)でもOK!
折り返しメールで返信いたします…
(お願い)
入場時は、手指消毒のご協力をお願いします。
飲食時以外のマスクの着用をお願いします。
ご来店時に連絡先のご記入をよろしくお願いします。
複数人のご来店の場合は全員分のご記入をお願いします。
一週間以内に発熱のあったことがあるなど、体調のすぐれない方は、また次回開催時にお願いします。
キャンセルの場合は、必ずご連絡をお願いします。

御園座で『大名古屋らくご祭 2019 』「令和元年年忘れ落語」…三遊亭円楽さん、三遊亭小遊三さん!

2020-06-30 05:42:19 | お笑い
2019冬キクチメガネ創業100周年記念『大名古屋らくご祭 2019 』

御園座の公演
に行ってきました!!





タイトルは
「令和元年年忘れ落語」



今回のチケットも
発売と同時にほぼ完売するものだから
なかなか…この豪華メンバーだと手に入らないけど…
運よくチケットが手に入り
ラッキーといった感じで…

だって出演者が
立川志の輔さん
立川 談春さん
三遊亭小遊三さん
三遊亭円楽さん
桂米團治さん


私のお目当ては…立川志の輔さん




志の輔さんが出るので行きたいと思ったのですが
それ以外のみなさんも三遊亭円楽さんをはじめ実に豪華!!
こんなに一度に師匠たちの噺がまとめてきけて楽しめちゃうんだから
即日完売も分かる!わかる!!

ホント
手に入れることができてラッキー!!



それはそれは楽しみにして

笑って笑って
年忘れだー!!

嫌なこともみんなみんな
笑ってさようなら…
嫌なこと、ストレスはどっさり
御園座に置いていくぞ


という思いどおりにストレス発散
笑って笑って楽しすぎた
この公演




個人的には
やっぱり…笑
私の御贔屓の立川志の輔さんの演目が
一番面白かったと感じたこの公演


もちろん
他の演目でも笑って笑って



以下に今回の落語イベント
御園座の公演のレポをだらだらと



完全な演目のネタバレになってしまいますので


まっさらな気持ちで落語を聞きたい人とは
ここでお別れということで



またのお越しをお待ちしております…


では早速

まずは


春風亭昇咲さん



春風亭昇太さんの9番弟子
演目は

「桃太郎」



父親が息子に
夜遅くまで遊んでいるとコワイおばけが出るから寝なさいと
お父ちゃんが寝る前にオモシロイ話を聞かせてやるといって
「桃太郎」を読んできかせてやれば
話を聞かせているうちに、寝ちゃって、
子供なんていうのは罪ないねー!!
と言ってたのは…昔の話と


今となっては
なにかと子供がつっこんでくると

「コワイおばけ」??
お化けは怖いもの、わざわざ重複して言う必要がないといった
子供キンボーのツッコミから始まって
「むかしむかし、あるところに…」と読みだせば
「いつの頃か、場所はどこか?」といちいちツッコんでくる
「おじいさんの名前は…お父ちゃんだってお父ちゃんていう名前じゃないだろう??」

父親も面倒くさくなって
貧乏で名前を売ってしまった…といい加減な返答…

最後まで読んで
「最後まで、読んだら子供は寝るもんだ!寝ろ!」



これに対してキンボー、聞いたら余計眠れなくなったと

ここでキンボーが熱く桃太郎について語る
桃太郎は「乾坤坊良斎」が書いた三大おとぎ話の一つであること
「むかしむかし、あるところに…」というのは、いつの時代にもどんな場所でも、どんな場所でも通用できるようにと作者は頭を使ったこと
「おじいさん、おばあさん」は、本当は「おとうさん、おかあさん」でもいいんだけど話が固くなるからと
「芝刈り」…父の志は山よりも高いということをそれとなく喩えていると
母の思いは「海よりも深い」でも、海では洗濯はできないから、同じ水に縁のある川でお洗濯ということにしてあるのだと…
「父の恩は山より高く、母の恩は海より深い」
作者はそこを言いたかったと

このキンボーの話に耳を傾けて
いやあ、親がきいてもタメになるね…と父親


桃の中から玉のような子がでてきた…
そんなことがあったら大変…桃のようにかわいい子が生まれたんだよ
キビの団子…??…美味しいものであるわけがない…
これは贅沢しないようにと言ってる

「鬼が島」は実際にはない…
社会には、鬼のような心を持った人がいるから、広い世間に出すことを「鬼が島」と喩えてあると
一生懸命働くと信用がつく…
信用は宝物…その宝物を持ち帰ってきて
お父さん、お母さんを喜ばしたといういい話なのに
お父ちゃんにはしっかりしてもらわないと…


サゲはキンボーのこの返しの一言

「お父ちゃん、寝ちゃった…大人なんてのは罪がないねえ…」



続いては

三遊亭円楽さん



1年の〆を御園座で迎えられて嬉しいと
お客さんもとてもよくて、昼のリハーサル(お昼の公演のこと…笑)もよかったと


マクラは
癌になったことの話題…
病気とも長い付き合いをしなくてはと
この病気については
歌丸さんが悪い…と
昨年7月2日に勝手に向こうに逝っちゃって
その時、人間ドック、病気がみつかり…入院と…


で…おそらく…
あの世で…歌丸さんが、うちの顔の長い師匠と会ったと思うと…
うちの顔の長い師匠が歌丸さんに
「えっ??一人できたの??楽さん、どうしたんだ??あいつを呼んで、あいつに私たちの面倒をみてもらわなくては…」と言われて
歌丸さんが呼びにきたけど…笑

今連れていくには、まだ早い、落語界に恩返しさせなくては…
ましてや、今連れてったら、「笑点」がボロボロになると…
円楽さん、入院中に「笑点」をみたそうな
じじい3人はガタガタ…三平役に立たず、たい平は騒いでるだけ、私が司会をやれば昇太みたいに学級崩壊はさせないと…笑

私が司会をやると、私の席に昇太がきて軽いメンバーになると
「すけべ」「ひま」「ばか」「七光り」「晩婚」「花火や」と
(客席大爆笑!)


来年で噺家生活50年だと
無病息災というけど、病気になってはじめてわかったと
「一病息災」の方がいいと…
定期的に、診察、検査してもらえるので、他の病気がみつかったら、すぐにたたいてもらえると

一番うれしいのはお酒が呑める病気であることだと
凄いご褒美いただいたようなものだと…

今日、帰りの新幹線でも呑める!いい客だったとこの公演を思い出しながら…
いや、いい客じゃなくても呑めるけど…と笑わせて


演目は

「寄合酒」



江戸っ子何人かが集まって
雨が降って仕事もなくなったから一杯やろうと誘うと
「甘いものに目がねえ」と
こないだは「辛いものにも目がねえ」と言ってたやつが
「お酒も目がねえ」と寄ってくる
こないだ「甘いもの」「辛いもの」に目がねえって言ってたじゃないかとツッコんだら
「タダだと思うと、目がねえ」と…笑


集まったやつらに、懐に銭があるか訊いてみると

あるものは「夜明けの銀座」(なんとなく寂しい)
あるものは「青山墓地」(もっと寂しい)
あるものは「幽霊」(お足がありません)


集まった連中、誰一人としてお金をもっていない…


みんなはその兄貴に尋ねる
「みんなの懐探ってるけど、銭はあるのかい?」と尋ねれば

「俺も江戸っ子だ!付き合いを大事にすると
みんなが持っていないのに、持っていると、喧嘩になる」…と…


で、みんなは町内で顔が広いから一品ずつ持ち寄って呑もうじゃないか…ということになりまして


ある男が鯛をもってきた
なんでも店主に
ネコが鯛を咥えてもっていったぜーって言ったら
指さした方向へ走って行って、店には誰もいなくなったと
このままだと、店主が戻ってきて、店先をみて
ネコに盗られたはずの鯛があるじゃないかといった
おかしな話になるから、ネコのせいにしてもってきたと…


ある男は
魚の「たら」、カワキモノをもってきた…
いくらした??「たら(タダ)」…笑
話によると、乾物屋の店主が居眠りしてたと
なので、「たら」を2枚持ち上げてそれで、乾物屋の店主を起こしにかかったと
で、起きたところで
「この「たら」を隣町で買ってきた…これ50銭だった…
ここにある1円のものが、50銭になるかきいてみたら、ならないというので、その1枚をおいてきて、1枚は担いできたと…

まるで、詐欺師のような…

ある男は
「数の子」を持ってきた…
同じ乾物屋から…笑
乾物屋の店主は起きていたそうな…
懐に手を入れたら銭はないが、風呂敷があったので
店先の「数の子」の上に広げて、「オヤジ、大根3本」と言ったら
乾物屋の店主は、ウチは乾物屋、八百屋は三軒先向こうと教えてくれるので
間違えちゃったと言って、風呂敷をしまったら、風呂敷の下に「数の子」がついてきたと…

まるで、手品のような

ある男は
またまた乾物屋から
うずら豆をもってきたと
乾物屋の店主はいなくて、かみさんがいたと…
かみさんに、まわりで噂してんだよ!かみさんは、元女優じゃないって
そんな話をしてたら、かみさん、うずら豆をもってきなさいって

…あんなにブサイクなのに…

ある男は、またまた乾物屋から
鰹節2本をもってきた…
乾物屋のガキと鬼ごっこして遊んでて、、鬼は角があるともっといい、鰹節が角になるから、持ってきてもらって、おでこにあてて、鬼だぞーって言ったら、子供たちは逃げて、角だけ残ったと…

みんなで、持ち寄って呑もうといったときに
その中では、一番もそっとした男も戻ってきた…


お味噌を拾ったと
どこで拾ったかときけば
原っぱに落ちていたと
これは、「ウン〇」に違いないと思いつつ
臭いをかいでみたら、本物のお味噌…

詳しく聞くと
味噌だけじゃなくて、塩だの醤油など、ざるに落ちていたと…
そのざるは自転車の荷台に落ちていて、自転車が原っぱに落ちていたから拾ったと
その自転車は誰のものか、訊けば、角の乾物屋…

さてさて、最初に手にいれた鯛


ある男が
その鯛をさばいて火を起こしてると犬がいて離れない、犬がコワイ!と
遠くのリーダーに声をかければ
「それじゃ、ポンポンと尻尾を食らわしてやれ!」と
「尻尾を食らわすのか、わかった!でも、まだ犬が離れない」と
「それじゃ~、頭をポンと食らわしてやれ!」と
「頭をくらわすのか、わかった!でも、まだ犬が離れない」と
「図々しい犬だな、胴中をポンと食らわしてヤレ」

「食らわせたら行っちゃった」と

ところで

「鯛はどうした??」

俺はげんこつを食らわせろって言ったのに

鯛を食ったのはどこの犬かと尋ねれば

「角の乾物屋」

サゲもお見事…


続いては

三遊亭小遊三さん




マクラは
前座の頃の話から…
昔は
平日の昼間にやると、お客さんがほとんどいなかったと
常連のおじいさんが、寝てる、わざわざ寄席にきて寝てると
他には、背広きてネクタイした営業に行き詰ったサラリーマンくらいで
目に力がないので、誰も笑わない…
でも、いつのまにか、平日の昼間にもお客さんがくるようになったと
平日の昼間に…と思うけど
寄席にくるお客さんは、平日も日曜日もない
毎日が日曜日だと
で、変わったことは、女の人が寄席にくるようになったと
いつの頃か、カルチャーセンターが流行り出して、女の人も勉強しようといった風潮になって
、寄席も勉強になるだろうと、女性が通いだしたと…
女の人が客席にいると雰囲気が違うと
昔は、寄席はとても入りにくい雰囲気だったのに
女性の威力は凄いと
女性≒一輪の花…まるでお花畑をみるかのようだと
ヨイショして???

三遊亭小遊三さんが前座だった頃の師匠は明治生まれ
噺家はあってもなくてもいい商売じゃなくて
なくてもなくてもいい商売だと
師匠に教えられたこと

交通の便が今のようではないから旅へ出るとなかなか帰ってこれない
地方では,噺家がくるって、鉄砲で追いかけられることも
「噺家」と「カモシカ」と間違えられたりと…笑

今は交通の便がよくなってるけど
昔の人はこういう時代がくるとは思わなかったと

昔の人は交通の便は大変だったと言えば
みなさんは、そうだろうと納得するけど
納得しない方がいて、それは立川談志師匠

大阪まで新幹線で2時間
これが、いずれ、鉄道網が発達して、30~40分で大阪まで行けるようになったとしたら
昔は、新幹線で2時間もかかったというのはおかしいじゃないか!と
ツッコんでいたようで…


ここからは
演目

「蜘蛛駕籠」



駕籠屋の二人組の噺

一人は新入りと…もう一人は中堅どころのアニキと呼ばれる駕籠屋の二人組


アニキから
客を捕まえておけ!とご命令が…
新入りがなんと言えばいいかときけば

「へい駕籠(かご)」!!


そう声をかけてみると
「屁をかぐだと…臭いぞ」と
返してくれたのが
すぐそばで茶店を営む店主

新入りは
「駕籠に乗ってもらいたい」と哀願するので
仕方なく店主も付き合って
「乗ったよ」と
新入りは「だんな、どちらまで」と
「好きなところまで」と返答するも
新入りは「家まで送る」という…
それは、すぐ先の「茶店」
「そこだったら乗る必要はない」と新入り…
戻ってきたアニキが店主に「ゴミを捨てにでただけだ…俺の顔も覚えていないのか!」と叱られる始末


次に通りかかったのが侍

声をかけてきて

駕籠がお姫さま、後ろがお乳母どの二人、荷物も二人分…
お供まわりが10人ほど…

てっきり上客と喜んだら
「その駕籠が今、ここを通らなかったか…」


乗る客じゃなくて、ただ道を訊いただけ…


次に通ったのが酔っぱらい…

この酔っぱらいとは関わらない方がいいとの兄貴の忠告をきかずに
新入りは酔っぱらいの話を訊く展開に…


その酔っぱらいの話は延々と
「たつ公のかかあが…」と女のノロケ話を
えんえんえんえんと繰り返し…
えんえんえんえんと同じ話を繰り返し…

まるで三遊亭小遊三さんが
ぐてんぐてんに酔っぱらってくだをまいているよう…笑

「もう、よしましょう…」


これで、おしまい…
あれれれ、「蜘蛛駕籠」のサゲまで行ってないけど…


なんか中途半端な感が…
モヤモヤ感モヤモヤ感

心が…くもった

???蜘蛛った…


と変わりに私が心の中で
サゲを用意しておいた???のでした!…笑