新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

タダで…タダで…この眺望…堺市に住みたーい!堺市役所高層館の展望ロビーの眺望に大満足!!

2023-09-22 05:24:50 | B級スポット

ああ、堺市に住んでみたいな…

心から思った…

それは堺市役所があるから???

市役所なんて、どこの市にもあるけど…

堺市役所は、堺市しかないのよ!!???

 

何を言ってるのか伝わりにくくなってるけど…

この堺市役所には最上階21階に…展望ロビーがあるのよ!!

 

この建物、堺市役所高層館の…最上階21階

 

 

これが、な、なんと無料で…無料で…そう、大好きなタダで上れちゃうのよ!!

えっ???ありえない!!だって、タダですよ!!タダ!!!

バカは高いところに上りたがる!!バカは高いところに上りたがる!!バカは高いところに上りたがる!!

まさに、そのとおりの性格の私…

おそらく、堺市民だったら、暇があれば、堺市役所にきて、この展望ロビーで至福の時を過ごしていると思うのよ!!

 

さてさて、堺市役所高層館の展望ロビー

このエレベーターで

 

 

これがめちゃめちゃ速いのよ…あっという間に、21階みたいな…

で、これが展望ロビー

地上80mの市役所最上階にあり、360度の展望が楽しめる回廊式ロビー!!

 

中央にはフォトスポット…

一瞬、「ムンクの叫び」かと思われる平ぺったいゆるキャラと記念写真がとれちゃいます…

この写真のように仁徳天皇陵古墳が鍵穴のように、真上から眺めれるかな…と勝手に期待しちゃいましたが…やはり、このように鍵穴のようにみえるとなるとヘリコプターなどにのらないと…

当然、高さが足りず…こんもり、このように森のようにみえるだけでした…

でも巨大古墳が上から眺められる最適の場所であることは間違いない…

それも、タダで…タダで…いやあ、「コーフン」するねえ!!

こちらは大仙公園…遠くにみえる平和の塔が目印となって、方向がわかりやすい…その右側の小山は「履中天皇陵古墳」

大仙公園内にあるのが堺市博物館

 

そこの公式キャラクター、「サカイタケル」くんがここにもいました…平ぺったいですけど…

 

 

ここで、ロビーコンサートも行われていたりするのでしょうか…ピアノがぽつんと…

 

 

さてさて、回廊になってますので、かいろう(帰ろう)

いや、帰りませんよ!!今、昇ったばかりじゃないですか…アドレナリン分泌しっぱなしの私

まずは眺める

堺の港

 

 

この写真のどこかに南宗寺、大安寺があるのでしょう…

どこにあるか、わからないけど…

の場所、わかってら!!

どこどこ???…実は、まったくお寺の場所は、わからないけど「わかっ」って、ただ単に寺のオヤジギャグを言いたかっただけ

 

もう一度「大仙公園」

そして、もう一度「仁徳天皇陵古墳」

 

いやあ、この廻りをぐるっと一周したんだよな…雨の中を…

ここからみると、ほんの1~2分で一周できそうな気になっちゃいますな…

もう住宅もジオラマみたいで…なんか、こうして高いところに上ると、ちっぽけな自分に気づかされますよね…

 

些細な嫌だったこと、普段感じているストレスもほんの小さなものなんだって…

ゴジラになった気分で、街を見下ろしている感じの方が近いかも知れないな

堺市立文化館

今度、堺に来た時には寄りたいぞ…

方違神社

 

たぶん…これかな…

バカは高いところに上りたがる!!バカは高いところに上りたがる!!バカは高いところに上りたがる!!

まさに、そのとおりの性格の私…なので…

もうこの眺望…飽きない…飽きない…

回廊式になっているので、ぐるぐるぐるぐる…まるで、回遊になった気分で…ギョギョ!!(魚魚)…この眺望に「コーフン」しっぱなし…はい、コフンがみえるだけにね…

 

「祝 大阪初 世界遺産登録」

「百舌鳥・古市古墳群」

 

 

 

世界遺産になった喜び、そう「コーフン」がこの看板からよーく伝わってきます…

 

そんな、堺市市役所展望ロビーの一角では、

 ゴルゴ13×堺市「さいとう・たかを劇画の世界」 の展示がやってまして…

これも、無料で…無料で…タダでみれちゃう!!

「ゴルゴ13」…読んだことはまったくありませんが、主人公のスナイパーのおじちゃん??は雑誌の表紙などでみたことがある…そんな程度の知識…興味のもちようですが

なんせ、タダタダなので…喜んで

 

さいとうたかをさんは、和歌山で生まれ上京するまで堺に住んでいたようで…

 

作品におそらく登場してるだろうと思われる銃のモデルガン

 

そもそも作品をまったく読んでないので、

ガンばって、モデルガンだけにガンばって解説文をよんでも

だけに…分に…もとい…分には理解できない私…

感想は銃が大きいな…小さいな…と思った…ただそれだけ…汗

 

さいとうたかをさんのリアルな描写

ロンドン…

エジプト…ピラミッド…「世界三大墳墓」の一つですね

 

 

そんなさいとうたかをさんの作品紹介のコーナー

「鬼平犯科帳」

読んだことのない私、右側の絵をみて、野球漫画かと思ってしまったほど

 

「サバイバル」

サバをたくさん釣って威張っている???「釣り漫画」ではなさそうです…

「バロム・1」

子供の頃、アニメでみたような…みていないような…

さいとうたかをさんの自伝的漫画

「いてまえ武尊」

そんな、さいとうたかをさんが堺市でよく足を運んだ場所の紹介のコーナー

 

ゴリラ古巣に行く!!とのことで

ゴルゴ13の主人公「デューク東郷」はこの学校の恩師「東郷先生」からついたそうな…

鶴田池

このほとりで、絵の師匠とであったそうな…

山田温泉…今は取り壊されてないそうな…

日本料理 大金棲

ここで、同窓会を行っていたようで…

 

さてさて、やはり、ここでのメインの展示は

「ゴルゴ13」

 

主人公「デューク東郷」の名言集がずらっと…

 

 

 

 

この中で、目に留まった名言と言えば…これ…

「臆病者ほどお喋りだと、言うことだ」

 

えっ、これって私のこと???

 

 

さらには、もう一つ…

「ジョークは、時と場所を選ぶことだ…」

 

 

これまで、コフンコーフンしたなんて言って書き綴ってきたけれど、時と場所は大丈夫なのか…???

 

でも、もうコフンコーフンしたなんて言って書き綴ってしまったことを後悔しません!!

「振り返りません!!」

 

回廊(かいろう)になっている…展望ロビー…

そろそろ、かいろう…もとい…かえろう!!

 

「ジョークは、時と場所を選ぶことだ…」

これ、本当に大丈夫か…笑

 

 

 


仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園にある堺市博物館に行く…後篇

2023-09-21 07:01:35 | 博物館・美術館

大仙公園内にある

たったの160円で楽しめるハコモノ

堺市博物館のレポの続き

をば早速…

 

「中世の堺」

ポルトガルから、この南蛮船がやってきて、火縄銃とかの製造技術が広まっていったんですね…

この舟がもし関東にやってきてたら

長篠の戦いは「武田軍」の勝利になってたかも…なんて、勝手に歴史に思いを馳せるのも面白くて

そんな…堺のまちのはじまり 平安時代後期~鎌倉時代

三好・織田政権と堺

豊臣政権と堺…戦国時代と解説パネルを追って

大阪湾に面した重要港となっていた堺は、環濠をめぐらした港町で、有力商人たちが自治の中心となり、貿易都市として繁栄…

 

商家が館内に作られていて

そこには

どどんと

堺緞通が敷かれていました…

 

さらに、戦国時代にはここで鉄砲も製作されていたそうな

その中でも目を見張る慶長大火縄銃は日本最長の火縄銃

もう、この鉄砲…持って歩くだけでもしんどそう…

 

 

ここでは足軽になれるよ!!…なりたいかどうかは置いといて

 

火縄銃が伝わる

 

火縄銃を作る

火縄銃を売る・買う

詳しくは桂紅雀さんが、教えてくれます…

鉄砲は庶民には買えない高価なものだということがよーく分かりました…

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」…お金がなくちゃ、下手な鉄砲も撃てないことがよーくわかりました…

私は、鉄砲を買うくらいなら、2年分の生活費に遣います…苦笑

 

ここで「サカイ・ヒナワ」くんと言った新・キャラクター発見!!

「サカイ・ヒナワ」くんもマスクは必須…鉄砲で撃たれること以上に、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を怖れているようで…

確かに…ウイルスは目に見えませんから、鉄砲が使えませんしね…

そう思うと…やっぱり、鉄砲を買うよりも2年分の生活費の方が…笑

 

堺の商業・文化

約400年前に描かれた屏風「住吉祭礼図屏風」

住吉大社から祭だけに多くの人で溢れていて、堺の街の活気が伝わってきます…

 

 

これが、ジオラマで??立体的に…

町並み模型展示…

密集して暮らしていた堺の人々の生活の場がよーくわかる…

 

ただ…人が誰もいなくて…ゴーストタウンであるかのよう…ここは、行き交う人の人形を足したジオラマにすると最高なんだけどな…

JAFを使った割引入場料を180円にしてもいいから???ここに当時の暮らしぶりを再現する人形をぜひここに作って飾っておいてくださいな…!!

元禄菱垣廻船模型

昔に作られた廻船の模型であるよう…

堺といえば、包丁は有名ですよね

そんな包丁の製作工程

 

そして堺の祭り

開口神社の「祭礼鉾」

 

さらに、三国ヶ丘駅の前の公衆電話の上に載っていました

百舌鳥八幡神社の「ふとん太鼓」

祭りで盛り上がって、心も開放的…ふっとんだ気分に違いない…

ちなみに、私は…ふっとんだ…ならぬ…ふとった…汗

 

それにしても、こんなに充実している博物館なのに…外が雨ということが影響してか…もしくは、ここもよくある地方の「○○博物館」でみかける光景なのか…ほとんど誰もいません!!

 

 

「よみがえる中世の堺-堺環濠都市遺跡の発掘調査-」

この解説パネルには、ちょいと興味が注がれる…というのは、今でも堺市街地を発掘調査すると、茶器を中心とする数多くの陶器類が出てくるらしい…別にとうき(陶器)とうき(投棄)されている訳ではないので、勘違いなさらないように

 

志野茶碗…これも割れた破片を組み合わせてあるのが、よくわかる…

堺緞通の織機!

「福助」は堺出身??だったんですね!知らんかった…いやあ、この知識が入っただけでも堺市博物館にきてよかった!!

 

堺の宗教文化…

 

 

行基菩薩坐像

 

これは、撮影禁止でございました!

みたかったら、ぜひ、堺市博物館へ…

(ググるとヒットすると思うけど…)

観音菩薩立像

こちらは撮影OK!!

優しそうないいお顔をしてらっしゃいます

 

相撲游楽図

みなさん、今のお相撲さんのように、太ってはいませんなあ

海外との国際試合でしょうか…

まあ、こうして、オネーチャンをくどいているおっちゃんは、いつの時代にもいてますなあ…

「家はすもうる(スモール)だけど、俺といっしょに住もう(相撲)!」なんて言って口説いてたりして…

 

さてさて、ここからは

企画展「古墳が変わるー百舌鳥古墳群から新たな時代へー」

第1章 静まっていく百舌鳥の古墳づくりー巨大古墳築造の終焉

ジグゾーパズルのようにはりつけていくこの作業…本当に根気がいって大変そうだなって、もうこの作業こそ終焉したいなって思ってたに違いない…???…あの…それって、観る観点がずれているような…

 

第2章 新たな葬送のかたち―横穴式石室ー

副葬品の数々の図パネル

横穴式石室のマメ知識

自分にぴったりな横穴式石室にいってみよう!!

私にぴったりな横穴式石室は

高安千塚古墳群でした…

よーし、いつかはこの八尾市の高安千塚古墳群に行くぞー!!

なんせ、私にぴったりと言われれば、「コフン」だけに「コーフン」しちゃうじゃないか!!

こんなに横穴式石室の古墳があるらしい…

いやー、コーフンするねえ

 

湯山古墳の石棺…

その石棺復元図のように破片が並べられていました

第3章 須恵器の里にあらわれた個性ー横穴式木室ー

陶器千塚古墳群からの出土品

 

 

その陶器千塚古墳群は、棺が木材だったんですね

そんな横穴式木室のマメ知識

 

 

いやあ、ここで得た知識を…横穴式石室の後には横穴式木室が築かれていたことを、飲みながら熱く語りたい…

たぶん、聴いてる方は「こふん」ならぬ「ふうん…」だと思うけど…

 

リアルな復元模型

 

檜尾塚原5号墳

須恵器の甕がお棺…

まあ、骨壺と思えば…思えなくもない…

いやあ、甕にいれちゃうなんて…ヒデキ、カンゲキ!!ならぬ…スエキ、カンゲキ!!

 

須恵器の里のやきものを使ったお墓たち

だけに、須恵器でぼちぼち(墓地墓地)つくったのでしょう???

陶器千塚古墳の調査をつづった壁新聞

陶器千塚

刀剣もでて

頭骨もでて

男女二体の棺跡がみつかったようで

 

この展示室の最後に紹介したいのがこれ…

 

道田池4号墳からみつかった

金銅装圭頭太刀は、実に珍しい…

いや、太刀が珍しいんじゃなくて、この表示…

撮影はOK!!…だけどSNS投稿禁止!!…でございました…

 

なので、このブログでもアップは当然なし…

みんな、気になるよね???気になるよね??

 

こんど、そう、ほいと、立ち」よってみてはいかが???

こんどう そう けいとぅ たち金銅装圭頭太刀)」だけにね!!

 

さてさて、ラストに紹介するは

地下1Fの「体験学習コーナー」

「世界三大墳墓」である「クフ王のピラミッド」と「秦の始皇帝陵」とこの「仁徳天皇陵古墳」との大きさが比較できちゃう

単なる三角すいの透明な「クフ王のピラミッド」と

同じく透明な等脚台形の「秦の始皇帝陵」

 

比べてみると、さすが「世界三大墳墓」であるだけに、大きさは、ほぼ互角…そりゃそうだ…先程雨の中、ぐるっと「仁徳天皇陵古墳」の廻りを歩いたけど、歩きがいがあったもん!!

湯山古墳とその石棺…

 

さて、このコーナー、壁面には

古墳に関する質問が次々と…

 

答えは…

まあ、形は違えど、世界にもあるということで

 

 

続いての質問

もう一つ質問

 

さてさて、このフロアは、誰もいないけど…誰もいないけど…小学生向きかも…

 

記念フォトコーナー!!

平ぺったい「サカイタケル」くんと写真がとれるよ!

そして、「堺市」のことが時代別に並べられ、それもイラスト付きの

「堺のみちのり」

これ、小学生どころか、オジサン(私のことねっ)にもわかりやすい!!

旧石器時代

シカをイジメてるのではありません!生きるために、食べていくためにシカたなく…???

南花田遺跡

縄文時代…添えてある写真をみると「ドキドキ」しますなあ…土器だけに!

弥生時代

イネを収穫してる人そっくり…三つ子でしょうか??…実に微笑ましくてイイネ!!

四ツ池遺跡

添えてある写真をみると「ドキドキ」しますなあ…土器だけに!

 

堺の世界遺産が残る…古墳時代

いやー、この時には「仁徳天皇陵古墳」がまさか世界遺産(せかいいさん)になるとは思わず…この大規模な工事現場、この工事を「せかさないかん」と思っていたかも???

 

 

須恵器が焼かれた古墳時代後半

奈良時代

行基が大野寺(土塔)を建設…道路や池の整備にびっくりぎょうきてん??…もとい…ビックリぎょうてんの出来事だったに違いない

平安時代

熊野詣が盛んに…

あ、「くまのもうで」です「くまとのもうで(熊と呑もうで)」ではありません!!…って、誰がクマと呑むねん!!

 

鎌倉時代

河内鋳物師(かわちいもじ)が活躍したようで

絵文字などの「かわいい文字」が流行った訳ではありません!!

 

 

室町時代

千利休…博物館の前に雨にうたれて??座っていましたなあ

 

安土桃山時代

ビレラがやってきた…

徒競走で足が遅くて…それ、「ビリら」

東山動物園のイケメン「シャバーニ」…それ「ゴリラ」

河口慧海が生まれる…慧海(えかい)が堺出身だなんて、えがい…もとい意外(いがい)だった??

 

明治時代

与謝野晶子さんが生まれる

大正・昭和時代

さかい(諍い)の起きてた戦時中の「さかい」

そして、平成・令和時代!

世界遺産に、さぞ「コーフン」したことでしょう…

 

いやあ、さかい(堺)の勉強にもなって、しゃかい(社会)の勉強にもなって、もう堺市民並みにさかいのことを語れそう!!

 

 

さてさて、ここに博物館のスタッフの苦労が実感できる体験コーナーがありまして、ここでは破片からジグゾーパズルのように土器が組み立てれちゃう!!

 

どきの子供たちがこれを体験して、おおきくなったら博物館のスタッフになって、破片から土器を組み立てたい若者がウンと増えるといいですね!!

 

さらに、ここでは博物館のスタッフの体験ができるどころか

な、なんと仁徳天皇の気分が味わえちゃう!!!

「仁徳天皇陵古墳」の長持形石棺に入れちゃう!!!

はい、仁徳天皇気分を味わいました!!

感想は…この一言に尽きる…

コフンだけに…コフンだけに…コフンだけに……笑

「ヨブン」な一言はやっぱ、やめとこ!!

 

 


仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園にある堺市博物館に行く…前篇

2023-09-20 05:52:09 | 博物館・美術館

仁徳天皇陵古墳に隣接する

大仙公園

…に立つ像はおそらく仁徳天皇と鹿と百舌鳥

案内板はめちゃ読みにくいけど

「百舌鳥耳原由来の像」とある

仁徳天皇が陵墓の候補地として、この地を視察に訪れた際に、一頭の鹿が工夫の方へ突進したものの、その鹿は絶命し、その鹿の耳から一羽の百舌鳥が飛び立ったという逸話…鹿から仁徳天皇陵の工夫を助けた百舌鳥をたたえて、この地を『百舌鳥耳原』と呼ぶようになったそう

この仁徳天皇の掌にいる百舌鳥がハトのようにしかみえないけれど…ハトのようにしかみえないけれど…ハトのようにシカみえないけれど…

と、ついオヤジギャグを放り込みたくなる!!

 

さてさて、この日は生憎の雨…

公園ですので、歩いてて靴がびしょびしょになったらテンションもダダさがることは間違いない…

そんなときに…実にありがたい施設…雨に濡れないありがたいハコモノがありまして

それは

堺市博物館…

私、こういったハコモノ大好きなのよ!!

空調は効いてて暑くもなく寒くもなく快適な空間だし…おそらく…新型コロナウイルス感染拡大で、今、叫ばれているような「密」にもなりにくい場所だし…

財布にも優しくて…最高に楽しめる場所…

 

かといって、私、その地域の文化や歴史にそれほど興味があるかと言えば???…ですけど…

 

何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…

そういった目線で地方にいけば寄りたい!!と思っている〇〇博物館の類…

 

でも堺市博物館は、目の前に「仁徳天皇陵古墳」

ぐるっと一周、周遊路を歩いてみた「仁徳天皇陵古墳」

興味がない訳ではない…

おお、これは「兜」かと思えば「埴輪」のモニュメント…

「衝角付冑型埴輪」のレプリカがモニュメントとして…これは、「いたすけ古墳」から出土したもののレプリカで、市民運動により破壊の危機をまぬがれたことから堺市の文化財シンボルマークになったものだそうな

実物は博物館内部に展示されており、堺市指定有形文化財とのこと…

この方、千利休さんかと思って寄ってみたら

武野紹鷗さん…誰それ???知りませんでした…

戦国時代の堺の豪商、室町時代末期の茶人だそうで…

ここ、堺市博物館にきて、よかったなとしみじみと

だって、今後の人生で武野紹鷗さんの名前をみかけたら、「あ、堺市博物館の前に座ってる人だ!」て言えちゃいますからね!!??

そばに、ちゃんと千利休さんは座っておられました…

なんかこの憂いの表情…切腹直前の顔のよーに思えいますなあ…(思えちゃいますな)

そのそばには、堺市の茶室「伸庵・黄梅庵」がありました…時間があれば、ここでお茶でも飲んで、千利休、武野紹鷗気分を味わいたいものだけど…

もう、この雨に

 

この案内看板にも十分に目を通さないまま…

 

 

雨宿りするかのように逃げ込むように堺市博物館へと

 

 

「古墳が変わる」よりも「天気が変わって」雨がやんでほしいんだけど…苦笑

 

天気がよかったら、この看板をバックに写真を撮りたかったぞ…きっと、撮れたら、さぞ、「コーフン」したに違いない…笑

さてさて、入場料は、このハコモノ、展示物がめちゃ充実してるのに、たったの200円…200円で、こんなに楽しめるなんて…もう、ここは絶対寄った方がいい…

かつ、お得な情報を…

な、なんとJAFカードを提示したら、たったの160円になっちゃうのよ!!

いや、堺市博物館に行こうと思ってる読者のみなさん、このお得な情報を知ることができて、このブログに遊びにきてよかったですよね!!

なんたって、40円も…40円も…お得な情報ですから…

さてさて、入るなり

「百舌鳥古墳シアター」の上映時間がすぐだからと、シアターに案内される…

シアターに映し出されたのは、どことなく「奈良のセントくん」に似てる感じがする

堺市博物館公式キャラクターの「サカイタケル」くん!

さて、シアターは撮影禁止

「古代のタイムカプセル 仁徳天皇陵古墳と百舌鳥古墳群」

仁徳天皇陵古墳の石室内部に入って実際に見ているかのようなバーチャルリアリティー映像の作品でした…

まあ、この映像と同じものが館内の展示でありましたけどね…

映像エエゾー!!とお決まりのオヤジギャグを交えた後には

シアターの周囲にはパネルが掛けられていて、移り変わる仁徳天皇陵古墳の図が時代ごとに…

図で追う仁徳天皇陵古墳の移り変わり

仁徳天皇陵古墳ができた頃

江戸時代

 

明治時代

そして、昭和

もう今眺める光景と変わりませんなあ…

そして、休憩コーナー

全面ガラス張りの窓からは大仙公園の「どら池」を眺めることができて、奥には平和の塔もみえる!!

ここだけを利用するなら無料…クソ暑い日なんか、ここに本でももってきて、どら池を眺めながらぼーっと過ごすのもいいかも…

ああ、堺市民になりたい…

 

そんな堺のことを年代別にパネル展示

「百舌鳥古墳群と堺の歴史・文化」

古墳時代までの堺

古墳時代の5世紀の「堺」

 

この頃「仁徳天皇陵古墳」ができたようで

 

奈良時代…行基さんが、この辺をウロウロしてたんでしょうね

 

平安・鎌倉時代…

この頃「堺」が始まったようで

戦国・安土桃山時代の堺…

さかいのあった時代ですが…「さかい」は、裕福になったようで…

明治時代の堺

産業近代化がはじまったさかいに…と、ここだけ関西弁…笑

さて堺市博物館の展示室は、この中庭を囲むように…左回りにみていくようになっていて…

 

この窓ガラス越しに眺める中庭には

史跡旧酒井燈台旧燈部

1877年に建造され明治時代のの大阪湾を照らしたのが旧堺燈台…木造洋式燈台としては日本で最も古いものの一つだそうな

燈台の頭の部分だけ…でも「頭(とう)だい」じゃなくて「とうだい(燈台)

このスベリ気味のオヤジギャグ「どうだい??」

 

もう一つ、中庭には

家形石棺

この中で寝転がってみたいとは…全然思わない…苦笑

 

では展示室に戻って

まずは、「古墳の時代」

仁徳天皇陵古墳の廻りも小さな古墳だらけ

まさに「ゴフン(5分)」も歩けば「コフン」にあたる状態…

巨大古墳が集まる「百舌鳥古墳群」

 

さっそく先ほどの「百舌鳥古墳シアター」でみた石棺と石室内部の副葬品などが模型でみられちゃう!!

これは仁徳天皇陵古墳の中にあった長持形石棺の実物大模型…なんでも明治初期に仁徳天皇陵の前方部の竪穴式石室で確認された記録をもとに製作されたものだそうな

 

 

石棺の横に置かれていた甲冑、太刀、ガラスの器もなどの副葬品も復元されていて…

 

 

ガラス器の皿と壺

短甲

こういったものが、このように並べられて発見されたようで…きっと、これを見つけた時は、関係者はさぞ「コーフン」したに違いない!!

ここからは、古墳の紹介と、そこからでた出土品が展示されてる展示構成

百舌鳥最古級の前方後円墳

乳岡古墳と長山古墳

の時代を象徴する大塚山古墳

その副葬品の兜と

短甲

三角板革綴短甲

ふぇー!!と驚くばかり…そう、鉄(Fe)だけにね!!…

築造当時日本一、美しさも日本一の

履中天皇陵古墳

 

 

 

履中天皇陵古墳の廻りの小さな古墳

寺山南山古墳に七観山古墳

いたすけ古墳に善右ヱ山古墳

堺市博物館前にあった「衝角付冑型埴輪」のレプリカ

ホンモノはこれ!!

 

奥の院として守られた

御廟山古墳とカトンボ山古墳

 

古墳の横綱…仁徳天皇陵古墳と

その周囲にある塚廻古墳

二重濠の

反正天皇陵古墳

百舌鳥最後の巨大古墳

ニサンザイ古墳とこうじ山古墳

そこからでてきた埴輪の欠片

いやあ、「コフン」パネルの連続に「コーフン」しっぱなし!

そんな「コフン」のさまざまな儀礼のコーナー

湯の山古墳からの

鉄斧…なんだけど…全然、鉄斧にはみえなくて…ぱっとみ、犬のウ〇チ

さびさびの鉄剣と復元のピカピカの鉄剣

手前の鉄剣は、鉄+酸素=酸化鉄…といった酸化、化学反応を起こしてしまっているのですね!

仁徳天皇陵古墳の造出し

御廟山古墳の造出し

ニサンザイ古墳の造出し

大塚山古墳の造出し

から出土した「土製品」

これら造出しからは多くの出土品が発見されているようで

軽里4号墳からは

須恵器が

巨大古墳ができるまで、をイラストで綴った巨大パネル

前方後円墳の構造

「造出し」とか、ここ堺市博物館で初めて覚えた言葉もいくつか…

これで、「ゴフン(5分)」ほどは熱く前方後円墳…そう「コフン」について語れるぞー!!

 

埴輪の解説板

…とともに埴輪がずらっと…

円筒埴輪

これ見て、いつも思うのは博物館スタッフが、この欠片を集めて、答えのないジグゾーパズルのように円筒に貼り付けていく大変さ!!

もう、その努力を思うと、胸が熱くなります!!

 

いやあ、笑っているようで、実は憂いの気持ちを、秘めているような…

いやあ埴輪の人形の心は実に奥深い…

 

おそ松くんの「シェ―」のポーズをしながらも、実に寂しそう…まあ、元の模型が寂しそうな表情に作られているだけですが…

馬形埴輪

よーし、日本ダービーは当てるぞー!!…なんのこっちゃ!!

犬形埴輪

まあ、犬と言われれば、確かに「犬」…実にワンダフル!!

こちらは人面…髪の毛が実に雑!!葉っぱを載せてるだけのようにみえちゃうけど

葉」が似合ってる…だから「葉似わ(はにわ)」…笑

これぞ、「はにわ」の本来の姿かも知れないな???

「東アジアとの交流」のコーナー

伝わり広がる文化と技術

鉄器の普及

鋳造鉄斧…けして犬のウ〇チではありません!

新たな乗り物として「うま(馬)」…

いやあ、うまに乗るなんて「うまいこと」考えたなあ…ってこのオヤジギャグを、5世紀の人も言っていたかも??

 

台所革命…煮る+蒸す

若い女の娘が集まって「LOVEマシーン 」や「ハッピーサマーウェディング 」「恋愛レボリューション21 」などを踊りながら歌う??

それ「モー蒸す」???(モー娘。)やないか!!

須恵器(すえき)

 

♪素晴らしいYMCA~

それは「すえき」じゃなくて「ひでき(秀樹)!」

渡来人…は文明の扉を開くために挑戦し続ける!!

 

まさに、それこそ「TRY人」

再登場

「情熱の嵐」♪君が望むなら~

それは「すえき」じゃなくて「ひでき(秀樹)!」

 

陶邑窯跡群と最古級の須恵器窯

5世紀の陶邑1型式

大仙中町遺跡、南瓦町遺跡、百舌鳥陵南遺跡、土師遺跡などの集落遺跡の出土品の数々

6~7世紀前半の陶邑2型式…後期古墳

7世紀後半の陶邑3型式

8世紀の陶邑4型式

9世紀の陶邑5型式

だんだん、観てることに集中力が欠けてきてるのがおわかりだろうか…

 

おそらく、読んでいるみなさんも集中力を失ってきつつあると思うので…今回は、これにておしまい…

また、明日、お会いしましょう!!

 

それにしても、こんだけ楽しめて??「160円」は安すぎるー!!!


2021年オープンの新しいハコモノ…仁徳天皇陵古墳拝所のすぐ近くにある「百舌鳥古墳群ビジターセンター」に行く!

2023-09-19 05:39:59 | B級スポット

仁徳天皇陵古墳拝所のすぐ近くにある

「百舌鳥古墳群ビジターセンター」に行く

 

 

百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を受けて、新たに2021年にオープンした施設のようで

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の情報がいっぱい…

館内に入れば、新しいだけあって、自然光も差し込んで、もちろん、空調もばっちり…クソ暑くても…クソ寒くても…とても居心地のいい空間であることは間違いない…

いやー、古墳の展示だけに「コーフン」するねえ…

(もう、このオヤジギャグ、一体、何回、このブログで使ったことやら…)

ここ、嬉しいことに…嬉しいことに…私の…私の大好きな入場無料なのよ!!…

要は…タダ…タダで楽しめちゃう!!

 

ぜひ、世界遺産の「仁徳天皇陵古墳」に寄った後に、もしくは行く前に、この「百舌鳥古墳群ビジターセンター」で、古墳の知識を蓄えておくことをお勧めしちゃう…ここ、タダでいいの??入場料払ってもいいのに…と思える施設で…実に素晴らしいハコモノだったので

 

簡単に以下に紹介すると

展示コーナーでは

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の円状マップ…

 

こちらは「古市古墳群」

空から古墳を見下ろしているような気分もちょっとだけ…

 

こちらは、先ほどぐるっと一周した

「仁徳天皇陵古墳」のある「百舌鳥古墳群」

 

 

おお、この廻りをぐるっと一周してきた訳だけど、立ち寄らなかった古墳もいっぱいあって、ちょっと驚き…

まさに…犬も歩けば…「ゴフン(5分)」も歩けば、「コフン」にあたる状態なのが、よくわかる!!

こちらは、仁徳天皇陵古墳の立体前方後円墳模型

その廻りに解説板、そして

仁徳天皇陵古墳の陪塚の古墳の紹介がずらーっと!!

ちなみに陪塚とは仁徳天皇陵古墳の周囲に位置する、同時代の小形の古墳のこと

分かんないことがあったら、「もずふるポスト」に質問すれば答えてくれるのかな…

「仁徳天皇陵古墳って、本当に…本当に…仁徳天皇のお墓ですか???」ってもし尋ねたら、なんと返答がくるのかな…

 

なんでも「仁徳天皇陵古墳」は、円筒埴輪などの出土品の特徴から、5世紀前半〜中期に約20年をかけて築造されたものと考えられていて、宮内庁は、「仁徳天皇陵古墳」と仁徳天皇の陵墓に治定しているけど、実はその被葬者は明らかではないそうな…

日本書紀には「仁徳天皇のお墓」と記載されている…その仁徳天皇が亡くなった年は推定西暦399年…

しかし、仁徳天皇陵の築造は5世紀中頃が有力のため、50年以上のずれが生じてしまうそうな…

はい、これは私はググってみて得た知識で…もう、それだけで回答は十分なので、わざわざ質問しないけど、どんな質問が寄せられているかどうか気になる!気になる!!

「もずふるポスト」の対象は、小学生かな…

「仁徳天皇」って、何をした人ですか??どうして、古墳を作ったんですか??こういったオーソドックスな質問は寄せられていそう…笑

「コフンにコーフンする!と、ツマラナイオヤジギャグを言ってる人をどう思いますか??」

この質問は、さすがにないだろうな…笑

 

さてさて、この「百舌鳥古墳群ビジターセンター」で絶対みておきたいのが、これ!!

「Theater」

キャッチフレーズが

「時に、鳥の目になり、空を飛んで、時に、歴史の舞台に舞い降りる」

 

ここ世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」を鳥になった気持ちで…鳥は鳥でも、きっと百舌鳥に違いない…

百舌鳥になった気持ちで空中散歩ができちゃうのよ!!

 

アーチ状の巨大スクリーン(約14m×約3m)のシアタールームで、投影されるのは堺市上空からの映像

ほら、百舌鳥になった気持ちで…百舌鳥になった気持ちで…百舌鳥になった気持ちで…

8Kカメラで空撮された古墳や堺市の街並みが見下ろせちゃう!!

古市古墳群

御廟山古墳

いたすけ古墳

銭塚古墳

七観音古墳

丸保山古墳

おお、ここぐるっと廻りました

孫太夫古墳

履中天皇陵古墳

いやあ、古墳を見下ろしてる気分になって、「コーフン」しっぱなし!!

そして、古墳のラストは、日本最大級の…この廻りをぐるっと歩いてみました

「仁徳天皇陵古墳」

 

壁面に映し出されてた堺市の町並みの映像が足元にまで迫ってくる!!

いやあー素晴らしい!!ホント「コーフン」しっぱなし!!

 

続いては

「時に、歴史の舞台に舞い降りる」

堺市の歴史・文化をタイムトラベラーに乗っているような感覚で旅する内容

堺の鍛冶の技…刀、鉄砲…そして今では包丁は有名ですよね!!

実に幻想的でもあるさかいに…(あ、ここ、微妙に「堺」と掛けてみました…気づいてくれたかな)

 

千利休とゆかりのある堺市

自転車も歴史的にゆかりの深いものであるよう…

 

「百舌鳥古墳群ビジターセンター」の映像「エエゾー」

ぜひ立ち寄って、みておくと「エエゾー」

ホント、お金を払ってもみたいほどの、満足度を感じる映像だから…

 

ほんと百舌鳥になって、空を飛んでる気分がして「コフン」を見下ろした気分になって「コーフン」しちゃうから…!!

 

それにしても、5世紀なんて、こんなふうに鳥じゃなければ空からみれないのに…このバランスの良い形で造られた数々の古墳の墳丘の造形美に…ただただ驚くばかり!!

古代の人間の凄さに想いを馳せては、やはり「コーフン」せずにはいられない私なのです…

 


「ゴフン(5分)」も歩けば古墳にあたる…「仁徳天皇陵古墳」の廻りの陪塚をいくつか訪ねて…

2023-09-18 05:38:37 | 歴史史跡

大阪府初の世界遺産の「仁徳天皇陵古墳」の廻りを、ぐるっと一周ウォーキングしてたら…

やたら、あちこちに

「仁徳天皇陵古墳」以外の古墳にも出くわすのよ!!

 

まるで「犬も歩けば古墳にあたる」状態…

コフンだけに「ゴフン(5分)」も歩けば古墳にあたるのよ!!

 

このマップをみればお分かりのとおり、「仁徳天皇陵古墳」の廻りには、小さな古墳がいっぱい…

今回は、そんな古墳の中から、私が「ゴフン(5分)」も歩けば古墳にあたった、その古墳をいくつか紹介することに…

まずは、このマップのすぐそば…

大仙公園の片隅にある

収塚古墳

 

円墳のように見えるけど、前方部が削れられちゃっているようで、もともとは前方部を西に向けた帆立貝形古墳だったそうで

「仁徳天皇陵古墳」の模型には

このようにちゃんと帆立貝形古墳になってます

 

仁徳天皇陵古墳の陪塚

ちなみに陪塚とは大型古墳の周囲に位置する、同時代の小形の古墳のこと

築造時期は5世紀前半…墳丘長は59mに復元されており、後円部の高さは4.2m今ではわからなくなってるけど…濠もあったようで…

円墳のよーな帆立貝形古墳の廻りをぐるっと…

中には柵があって、入ってはいけない感じ…

感想はといえば、特になく「こふん…」…じゃなかった…「ふふん…」と思っただけ

続いて紹介するのは、「仁徳天皇陵古墳」の南、同じく大仙公園内の北側にあるにある

「孫太夫山古墳」

 

江戸時代の地権者・庄屋の南孫太夫という方が所有していたところから、この古墳の名前がついたらしい…

江戸時代から、古墳の廻りの濠水を一帯の灌漑用水とするために、代々の庄屋である南家が陵池の維持管理に尽力してきたようで

明治初期、後の堺市長・南治好が当古墳を国に寄贈したそうな…

 

廻りはお濠に囲まれている前方後円墳で

五世紀中頃の陪塚

幅10mほどの周濠があったようで、その周壕跡から出土した埴輪片が大仙陵のものと類似…
この結果により五世紀中頃築造の陪塚である可能性が高いよう…

今は、そのお濠が復元され、整備されてました…

後円部は宮内庁が管理し、前方と周濠は堺市が管理…とのことで、ここも墳丘に入ることはできません!

ぐるっと廻って眺めるだけ…

 

鳥がお濠にいました…当然、百舌鳥ではありません!!

 

最初、作り物、のオブジェかと思ってみていたら、突然、動き出したので、私、思わずトリ乱してしまいました…

 

 

 

木の生い茂る手前の丘が「前方」部……

葺石が綺麗に並べられ…整備されています…

 

感想はといえば、特になく「こふん…」…じゃなかった…「ふふん…」と思っただけ…

 

続いて紹介するのは、「いこいの広場」を挟んで「孫太夫山古墳」のすぐ横にある

 

「竜佐山古墳」

 

「仁徳天皇陵古墳」の南に接する西向きの帆立貝形古墳で、これまた五世紀後半頃築造の陪塚

 

 

 

幅10mほどの周濠があったようでその濠は「孫太夫山古墳」と同様、復元され、整備されたもの

 

この古墳も「孫太夫山古墳」と同様、墳丘は宮内庁が管理し、前方部の一部と周濠は堺市が管理してて、ここも墳丘に入ることはできません!

ぐるっと廻って眺めるだけ…

 

 

復元された緑の藻が、実に幻想的で、絵画みたいでありました…

 

遠くに見えるのが、平和塔

太平洋戦争での戦没者の慰霊のための塔で、登ることはできないよう…実は、「仁徳天皇陵古墳」が真上からみれるんじゃないか、見下ろせるんじゃないかと、ちょいと期待してしまったけど…

 

続いては

大仙公園西駐車場の横、大仙公園内の西の片隅にあるのが

「狐山古墳」

五世紀後半の円墳

陪塚で、この墳丘も宮内庁が管理、墳丘の中に足を踏み入れることはできません!

廻りにはお濠があったよう…ここは、濠の復元はなされていません!

なんでも、昔、大仙陵古墳の墓守が、猟師の流れ弾に当たった狐を助けたことがあったそうな…で、ある日、その墓守が墓を掘り返していた泥棒と取っ組み合いになり、濠へ投げ込まれてしまった…そのとき溺死しそうになった墓守を何者かが陸へ引き上げてくれたとのこと…次の日、濠の中を見てみると一匹の小さな狐が死んでしまっていたそうな…その話にちなんで狐山古墳と呼ばれているようで…

「コフン」ならぬ「コブン(古文)書」に、そう書かれていたのでしょうか…

 

さて、この後は大仙公園から離れて「仁徳天皇陵古墳」の周遊路を歩く…と…

 

また「ゴフン」も歩けば「コフン」にあたる!!

「銅亀山古墳」

仁徳天皇陵の西
一辺26メートル、高さ4.6メートル

の百舌鳥古墳群では数少ない「方墳」で

もちろん「仁徳天皇陵古墳」の陪塚

周濠の有無は不明

戦時中は古墳の上に高射砲の陣地があったらしい…

 

そして、最後に紹介するのは

「樋の谷古墳」

形状は不明…築造時も不明

古墳かどうかも疑問視する見方もあるとか…

この整備された場所も「樋の谷古墳」のあった場所でしょうか…

 

古墳のよーなオブジェ…

これは、古墳ではありません!!

 

他にも…マップをみたら、近くには「コフン」がいっぱい…

でも、私が立ち寄った「コフン」は以上…

立ち寄ったといっても、宮内庁の管轄の古墳なので

柵の中の墳丘に登ることが…どれもできなくて、

柵の中の、ここ踏んではいけないだろうし、そこ踏んでもいけないだろうし、あそこ踏んでもいけないだろうし…

こ踏んでも…そこふんでも…あそこふんでも…いけない…

もちろん、ネコふんでも…いけない…???

そう、「コフン」だけにね!!