私の三丁目

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と共によみがえるあの頃、そして今

受験生の気持ち

2007-11-18 21:22:35 | 映画「三丁目の夕日」

昨夜は二十歳の一人息子と、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観てきました。

先月22日の東京国際映画祭先行上映以来、これで4度目。週に一回のペースで観ているのですが、毎回新しい感動を味わうことができます。もしかすると、これは私の記憶力が衰えてきたせいなのかも(^^;

二人並んで外を歩くことでさえ嫌がる年頃なのに、よくもまぁ、オヤジと二人で映画を観に行くことにしたものです。

もっとも、入場までの待ち時間には、一人でシネコンの隣にあるショッピングモールへ服を見に行ってしまい、私は「放置」されてしまいましたが....(^^;

上映中は隣に息子が座っているにもかかわらず、例によって「嗚咽」モードに。最近は、涙を流すことに「シャワーのような爽快感」を感じるようになってしまいました。

上映後すぐに映画の感想を聞きたかったのですが、まるで結果を聞く受験生のように緊張してしまい、ほぼ無言のまま駐車場へ。

クルマが動き出したところで「どうだった?」と尋ねると、「ちょっと長かったけど、よかった。よい映画だと思った」とのこと。

最近はお互いに「照れ」が先に立ってしまい、「いいものをいい」とストレートに口にできないようなところがあったため、彼の素直な一言には少し驚きました。

「何度かグッときた。それに、オレも『世の中には金よりももっと大切なものがある』って絶対に思うし、そう言いたいんだけど、大学に入って社会人に近づいてくると、そうも言っていられない現実があって、難しいなと思っていた。だから、茶川さんの苦労がよくわかったような気がする」

ただ、こだま号も日本橋も彼にとってはニュース映像と同じに見えるらしく、オープニング以外の VFX にはそれほどの驚きはなかったようです。きっと、私のように「原風景が再現された」という受け取り方ができないからだと思います。

その後、ラーメン屋さんで「夜11時過ぎの体に悪い夜食」を食べながら、「続・三」の話でしばし盛り上がりました。

彼が「続・三」のどこに反応したかをもっと知りたかったのですが、彼が何かひとこと言えば、興奮した私がそのシーンのうんちくをまくし立てる....という感じ。結局、「おしゃべりオヤジの独演会」になってしまいました(^^;

それでも、「バンプの『花の名』、最初に聞いた時にはあまりいいと思わなかったけど、帰ったら iPod に入れることにした」という彼の一言で、私は合格点をもらった受験生のような気持ちになったのでした。

今日の我が家の夕食は、息子のリクエストにより「豚肉のすきやき」となりました。