昨夜は二十歳の一人息子と、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観てきました。
先月22日の東京国際映画祭先行上映以来、これで4度目。週に一回のペースで観ているのですが、毎回新しい感動を味わうことができます。もしかすると、これは私の記憶力が衰えてきたせいなのかも(^^;
二人並んで外を歩くことでさえ嫌がる年頃なのに、よくもまぁ、オヤジと二人で映画を観に行くことにしたものです。
もっとも、入場までの待ち時間には、一人でシネコンの隣にあるショッピングモールへ服を見に行ってしまい、私は「放置」されてしまいましたが....(^^;
上映中は隣に息子が座っているにもかかわらず、例によって「嗚咽」モードに。最近は、涙を流すことに「シャワーのような爽快感」を感じるようになってしまいました。
上映後すぐに映画の感想を聞きたかったのですが、まるで結果を聞く受験生のように緊張してしまい、ほぼ無言のまま駐車場へ。
クルマが動き出したところで「どうだった?」と尋ねると、「ちょっと長かったけど、よかった。よい映画だと思った」とのこと。
最近はお互いに「照れ」が先に立ってしまい、「いいものをいい」とストレートに口にできないようなところがあったため、彼の素直な一言には少し驚きました。
「何度かグッときた。それに、オレも『世の中には金よりももっと大切なものがある』って絶対に思うし、そう言いたいんだけど、大学に入って社会人に近づいてくると、そうも言っていられない現実があって、難しいなと思っていた。だから、茶川さんの苦労がよくわかったような気がする」
ただ、こだま号も日本橋も彼にとってはニュース映像と同じに見えるらしく、オープニング以外の VFX にはそれほどの驚きはなかったようです。きっと、私のように「原風景が再現された」という受け取り方ができないからだと思います。
その後、ラーメン屋さんで「夜11時過ぎの体に悪い夜食」を食べながら、「続・三」の話でしばし盛り上がりました。
彼が「続・三」のどこに反応したかをもっと知りたかったのですが、彼が何かひとこと言えば、興奮した私がそのシーンのうんちくをまくし立てる....という感じ。結局、「おしゃべりオヤジの独演会」になってしまいました(^^;
それでも、「バンプの『花の名』、最初に聞いた時にはあまりいいと思わなかったけど、帰ったら iPod に入れることにした」という彼の一言で、私は合格点をもらった受験生のような気持ちになったのでした。
今日の我が家の夕食は、息子のリクエストにより「豚肉のすきやき」となりました。
息子さんは、前作はご覧になったんでしょうか。これはTVではなくて、やはり映画館のスクリーンで見る必要があります。年末から新年にかけて二本立てなんていう機会もあるかも知れませんね。さらに親子の理解は進むこと間違いなし!(笑)
> 前作はご覧になったんでしょうか
はい、本人が観るつもりがなくても、この二年間というもの我が家のテレビから垂れ流し状態でしたので(^^;
ただ、彼は劇場ではまだ観たことがありません。
委員長のおっしゃるように、ぜひ劇場で観たい作品ですよね。
親子の理解、大切ですよね。いろいろな世代がわかり合えるためには、まず親子がわかり合えないと。
でも、現実は厳しそう。
誰に頼まれたわけでもないのに、私は「50年後の夕日」のことが心配です。おせっかいですね(^^;